腸薬(1)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

IMG_0453_convert_20150602053634.jpg

腸薬

1.腸薬の働き
・水分の吸収の大半は小腸で行われ、大腸では適切な水分量に調整がなされる
・腸の働きは、自律神経系により制御されており、腸以外の病気などが自律神経系を介して腸の働きに異常を生じさせる場合もある
下痢が起こる主な原因
急性
・体の冷え、消化不良、細菌はウイルスなどによる消化器感染(食中毒など)、緊張などの精神的なストレス
慢性
・腸自体に病変を生じている可能性がある場合
便秘が起こる主な原因
一過性
・環境変化などのストレス、医薬品の副作用
慢性
・加齢や病期による腸の働きの低下、便意を繰り返し我慢し続けることなどによる腸管の感受性の低下
腸の薬の種類と働き
整腸薬
・腸の調子や便通を整える(整腸)、腹部膨満感、軟便、便秘に用いられることを目的とする医薬品
止瀉薬
・下痢、食あたり、吐き下し、水あたり、下り腹、軟便などに用いられることを目的とする医薬品
瀉下薬(しゃげやく)
・便秘症状および便秘に伴う肌荒れ、頭重、のぼせ、吹き出物、食欲不振、腹部膨満、腸内異常発酵、痔の症状の緩和、または腸内容物の排除に用いられることを目的とする医薬品
1)医薬部外品と医薬品
・医薬部外品で整腸、瀉下の目的を持つ薬は、人体に対する作用が緩和なものとして、配合できる成分やその上限量が定められており、また、効能効果の範囲も限られる
・瀉下の目的を持つ医薬部外品では、糞便のかさや水分量を増すことに作用する成分に限られる
・下痢と便秘を繰り返す場合の整腸作用は、医薬品においてのみ認められている

↓一日一回、あなたの応援クリックが更新のパワーとなります。↓

介護職員ランキング
↓この記事が役立ったという人は、ボタンをクリックしてください。↓
↓↓コメント欄に、ご意見、ご感想を、お気軽に書き込んで下さい。↓↓
関連記事
2022.01.22 08:39 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
トップページ医薬品腸薬(1)












管理者にだけ表示