
腸薬
2.腸薬の成分
1)整腸成分
生薬成分
・腸内細菌のバランスを整える
成分名
・ビフィズス菌、アシドフィルス菌、ラクトミン、乳酸菌、酪酸菌
同じ作用の生薬成分
・ケツメイシ(決明子)、ゲンノショウコ(現の証拠)、アセンヤク(阿仙薬)
トリメブチンマレイン酸塩
・胃および腸の平滑筋に直接作用して、消化管運動が低下しているときは亢進的に、運動が亢進しているときは抑制的に働き、消化管の運動を調整する
トリメブチンマレイン酸塩の使用上の注意
・重篤な副作用として肝機能障害を生じる
・肝臓病の診断を受けた人は、使用する前に医師などに相談する
2)止瀉成分
収斂(しゅうれん)成分
・腸粘膜のタンパク質と結合して不溶性の膜を形成し、腸粘膜をひきしめる(収斂)ことにより、腸粘膜を保護する
・ビスマスを含む成分は、腸内で発生した有毒物質を分解する作用も期待できる
・オウバク、オウレンは、抗菌作用および抗炎症作用も期待できる
成分名
・次没食子酸ビスマス、次硝酸ビスマス、タンニン酸アルブミン
同じ作用の生薬成分
・ゴバイシ(五倍子)、オウバク(黄柏)、オウレン(黄連)
収斂成分の使用上の注意
・細菌性の下痢、食中毒のときに収斂成分を使用して腸の運動を鎮めると、かえって状態が悪化する
↓一日一回、あなたの応援クリックが更新のパワーとなります。↓

介護職員ランキング
↓この記事が役立ったという人は、ボタンをクリックしてください。↓
↓↓コメント欄に、ご意見、ご感想を、お気軽に書き込んで下さい。↓↓