
浣腸
1.浣腸薬の働き
・浣腸薬は、便秘の場合に排便を促すことを目的として、直腸内に適用される医薬品
・剤形として、肛門から薬液を注入する注入剤のほか、坐剤がある
浣腸薬の使用上の注意
・繰り返し使用すると直腸の感受性の低下が生じて効果が弱くなり、使用に頼りがちになるため、連用してはならない
・便秘以外のときに直腸内容物の排除を目的として用いることは適当でない
・乳幼児への使用は避ける
・妊婦は、直腸の急激な動きに刺激されて流産、早産を誘発するため、使用する前に医師などに相談する
・腹痛が著しい場合、便秘に伴って吐き気や嘔吐が現れた場合、急性腹症の可能性があり、配合成分の刺激よってその症状が悪化する
・排便時に出血を生じる場合、痔出血のほか、直腸ポリープ、直腸がんの可能性がある
2.注入剤
・注入剤の浣腸成分は、浸透圧の差によって腸管壁から水分を取り込んで直腸を刺激する
成分名
・グリセリン、ソルビトール
注入剤の用法
・薬液を人肌に温めておくと、不快感を生じることが少ない
・薬液の注入後は、便意が強まるまでしばらく我慢してから排便する
・薬液を半量使用した場合、残った薬液を再使用すると感染するおそれがあるため、使用後は破棄する
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