
浣腸
2.注入剤
注入剤の使用上の注意
・直腸内の浸透圧の変化に伴って、体調によっては肛門部に熱感を生じる
・グリセリンが配合された浣腸薬では、排便時に血圧低下を生じて、立ちくらみの症状が現れるとの報告がある
・高齢者、心臓病の診断を受けた人は、排便時に血圧低下を生じやすいため、グリセリンの浣腸薬を使用する前に医師などに相談する
・痔出血の症状がある人は、グリセリンが傷口から血管内に入ると溶血や腎不全を引き起こすため、グリセリンの浣腸薬を使用する前に医師などに相談する
3.坐剤
・坐剤の浣腸成分の炭酸水素ナトリウムは、直腸内で徐々に分解して炭酸ガスを発生させ、その微細な気泡が直腸を刺激する
・ビサコジルは、直腸を刺激して排便を促す
成分名
・炭酸水素ナトリウム、ビサコジル
坐剤の用法
・薬が柔らかい場合は、しばらく冷やした後に使用するようにする
・肛門に挿入後は、便意が強まるまでしばらく我慢してから排便する
・坐剤が硬すぎる場合、無理に挿入すると直腸粘膜を傷つけるおそれがあるため、柔らかくなってから使用するようにする
坐剤の使用上の注意
・炭酸水素ナトリウムの坐剤は、まれに重篤な副作用としてショックアナフィラキシーを生じる
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