
駆虫薬
2.駆虫薬の成分
1)サントニン
・回虫の自発運動を抑える
サントニンの使用上の注意
・消化管から吸収されたサントニンは、主に肝臓で代謝されるが、肝臓病の診断を受けた人はでは肝機能障害が悪化するため、使用する前に医師などに相談する
・服用後、一時的に物が黄色く見えたり、耳鳴り、口渇が現れたりする
2)カイニン酸
・回虫に痙攣を起こさせる
・カイニン酸を含む生薬成分として、マクリが配合されている場合がある
3)ピペラジンリン酸塩
・アセリルコリン伝達を妨げることにより、回虫、蟯虫の運動金を麻痺させる
ピペラジンリン酸塩の使用上の注意
・副作用として、痙攣、倦怠感、眠気、食欲不振、下痢、便秘を生じる
・痙攣の症状がある人は、痙攣発作を誘発するため使用する前に医師などに相談する
・貧血、著しい栄養障害の診断を受けた人は、その症状が悪化するため、使用する前に医師などに相談する
・肝臓病、腎臓病の診断を受けた人は、代謝や排せつが円滑に行われず、副作用が現れやすくなるため、使用する前に医師などに相談する
4)パモ酸ピルビニウム
・蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑える
パモ酸ピルビニウムの使用上の注意
・赤、赤褐色の成分で、尿や糞便を赤く着色する
・水に溶けにくいため消化管からの吸収は少ないとされているが、ヒマシ油との併用は避ける
・腸管内で駆虫成分が吸収されやすくなるため、脂質分の多い食事やアルコールの摂取は避ける
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