心臓や血液に作用する薬(3)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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貧血用薬

1.貧血用薬の働き
・貧血の症状には、疲労、動悸、息切れ、血色不良、頭痛、耳鳴り、めまい、微熱、皮膚や粘膜が青白くなる、下半身のむくみがある
・貧血は、その原因により、ビタミン欠乏症貧血と鉄欠乏症貧血とに分類できる
1)貧血用薬とは
・鉄欠乏症に対して不足している鉄分を補充し、造血機能の回復を図る医薬品
2)鉄欠乏性貧血
・鉄分は、赤血球が酸素を運搬するうえで重要なヘモグロビンの産生に不可欠なミネラル
・鉄分の摂取不足を生じた初期には、貯蔵鉄や血清鉄が減少するだけで、直ちに貧血症状が現れることはない
・持続的に鉄分が不足すると、ヘモグロビンが減少して貧血症状が現れる
・鉄欠乏状態を生じる要因として、鉄分の摂取不足、消化管からの鉄の吸収障害、消化管出血などがある
・体の整腸が著しい年長乳児や幼児、月経血損失のある女性、鉄要求量の増加する妊婦や授乳婦は、鉄欠乏状態を生じやすい
2.貧血用薬の成分
1)鉄分
・不足した鉄分を補充する
成分名
・フマル酸第一鉄、溶性ピロリン酸第二鉄、可用性含糖酸化鉄、クエン酸鉄アンモニウム
鉄分を主成分とする貧血用薬の使用上の注意
・便が黒くなることがあるが、副作用などの異常ではない
・服用前から便が黒い場合は、消化管出血が原因とも考えられる

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2022.02.06 08:06 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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