心臓や血液に作用する薬(4)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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貧血用薬

2.貧血用薬の成分
2)鉄以外の金属成分

・ヘモグロビンの産生過程において、鉄の代謝や輸送に働く
・硫酸銅は、ヘモグロビンの産生を助ける
コバルト
・赤血球の産生過程で不可欠なビタミンB12の構成成分
・硫酸コバルトは、骨髄での造血機能を高める
マンガン
・糖質、脂質、タンパク質の代謝の際に働く酵素の構成物質
・硫酸マンガンは、エネルギー合成を促す
3)ビタミン成分
ビタミンB6
・ヘモグロビンの産生に必要
ビタミンB12、葉酸
・正常な赤血球の形成に働く
ビタミンC
・消化管内で鉄が吸収されやすい状態に保つ
3.副作用、相互作用、受診勧奨
1)貧血用薬の副作用
・副作用として、吐き気、嘔吐、食欲不振、胃部不快感、腹痛、便秘、下痢などの胃腸障害を生じる
・鉄分の吸収は空腹時のほうが高いとされているが、消化器系への副作用を軽減するため、食後に服用することが望ましい
・胃への負担を軽減するため、腸溶性製剤もある
2)貧血用薬の相互作用
・複数の貧血用薬と併用すると、胃腸障害の副作用が現れやすくなる
・服用の前後30分にタンニン酸を含む飲食物(緑茶、コーヒーなど)を摂取すると、鉄の吸収が悪くなる
3)貧血用薬の受診勧奨
・鉄製剤で改善できる貧血は、鉄欠乏症貧血のみ
・貧血用薬を予防的に使用することは適当ではない

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2022.02.07 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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