抗がん剤の副作用対策について、ご紹介します。
脱毛
・現在、早く治す薬はなく、予防する方法もありません
・帽子をかぶったりやカツラを紹介する
・美容面で辛いので、心のケアを心がける
・投与を中止して1~2ヶ月で再び毛は生え始め、半年でほぼ回復する
・髪質は2年ほどで元に戻る
・これらのことを伝えるだけでもよい
吐き気、嘔吐
・初回の投与で吐き気を感じると、またなるのではという不安から繰り返すことがある。そのため、治療を始める前に嘔吐しにくくなる薬をあらかじめ投与しておく。
・嘔吐の原因が臭いや視覚など、ある種の刺激によることもあるので、何が原因かを考えてみる。
だるい
・はっきりとした原因は分かっていない
・睡眠をしっかりとり、休息をとるようにする
手足のしびれ
・抹消神経の障害は、マッサージをしたり、温めたり、動かしたりすることで軽減できる。
国立がん研究センターの「がん薬物治療の原則」
1.そのがんに対して標準的な治療である
2.患者の栄養状態など体力がある。全身状態が良い
3.臓器(腎臓、肝臓、心臓、肺、脊髄)が適切に機能している
4.インフォームドコンセントが得られている
最近は、肌をきれいにするカバーメイクの開発が活発になっています。患者さんがメイクをすることで前向きな気持ちになり、治療にもよい影響が生まれているからです。
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