老年症候群について、ご紹介します。
高齢者は加齢に伴い、体に各種の機能低下が生じます。
老化が原因で起こる病態を老年症候群と言います。
老年症候群の症例
1.精神心理的障害
認知症、せん妄、抑うつ
2.移動能力障害
寝たきり、生活不活発病、転倒、骨折
3.排泄機能障害
排尿障害、便秘、尿・便失禁
4.感覚障害
視覚障害、味覚障害、聴覚障害
5.栄養摂取障害
脱水、低栄養
6.その他
褥瘡、不眠、めまいなど
脱水
体内の水分が不足している状態のこと
人が生きていくために必要な水分量
・排泄尿量
一日あたり、500ミリリットル以上
・不感蒸泄(ふかんじょうせつ)呼吸や皮膚からの蒸発で失う水分
一日あたり、1リットル以上
脱水の原因
・高齢者は、体内の水分量が若者に比べて少ない
・高齢者は、のどの渇きを感じにくい
脱水の症状
・自覚症状:口渇、頭痛、全身倦怠感
・他覚症状:尿量減少、起立性低血圧、脚気(かっけ)、頻脈
脱水への対応
先ず、バイタルサイン(体温、血圧、脈拍、呼吸、意識状態)をチェックする
・異常がある場合は、医療機関へ連絡
・異常がない場合は、水分を補給して、経過を観察する
脱水の予防
・日常生活において、水分摂取量や体重を把握しておく
・こまめに水分補給を勧める
・室内の温度や湿度を適切な値に調整する
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