グループワークの展開過程について、ご紹介します。
グループワークでは、集団を意図的に形成し、そこで生じるグループダイナミクス(集団力学)を活用しながら、ひとりひとりのメンバーへ援助を行っていく。
グループワークの展開過程
1.準備期
・グループワークの必要性が生じたとき、メンバーが初めて顔を合わせる前に準備をする段階
・援助者がグループワークを始めるにあたり、グループの計画立案、波長合わせ、予備的接触を行う
※波長合わせ
・援助者がメンバーの生活状況、感情、ニーズなどを先ず理解する
・援助者が援助を通じ、どのような反応をするかを予測し、心理的準備をするなど援助者自身の波長を合わせる
2.開始期
・最初の集まりから、グループとして動き出すまでの契約の段階
・初期段階では、メンバーは緊張していることが多いので、受容的な雰囲気をつくる
・契約作業では、グループ活動上における基本的な約束事を確認する
3.作業期
・課題に取り組み、目標達成のために明確な成果が出るように進める媒介の段階
・個々のメンバーの問題解決という目的に向かって援助する
・援助者は、グループ内にできるサブグループを適切に取り扱うことが必要がある
4.終結期
・グループ援助を終結する段階であり、次の段階に移る移行期でもある
・突然終結するのではなく、終結と移行のための準備期間を設ける
・援助者は、グループで経験したことを次にどう生かしていくかメンバー自身が考えることができるようにする
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