グループワークの展開過程

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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グループワークの展開過程について、ご紹介します。

グループワークでは、集団を意図的に形成し、そこで生じるグループダイナミクス(集団力学)を活用しながら、ひとりひとりのメンバーへ援助を行っていく。

グループワークの展開過程
1.準備期
・グループワークの必要性が生じたとき、メンバーが初めて顔を合わせる前に準備をする段階
・援助者がグループワークを始めるにあたり、グループの計画立案、波長合わせ、予備的接触を行う
※波長合わせ
・援助者がメンバーの生活状況、感情、ニーズなどを先ず理解する
・援助者が援助を通じ、どのような反応をするかを予測し、心理的準備をするなど援助者自身の波長を合わせる

2.開始期
・最初の集まりから、グループとして動き出すまでの契約の段階
・初期段階では、メンバーは緊張していることが多いので、受容的な雰囲気をつくる
・契約作業では、グループ活動上における基本的な約束事を確認する

3.作業期
・課題に取り組み、目標達成のために明確な成果が出るように進める媒介の段階
・個々のメンバーの問題解決という目的に向かって援助する
・援助者は、グループ内にできるサブグループを適切に取り扱うことが必要がある

4.終結期
・グループ援助を終結する段階であり、次の段階に移る移行期でもある
・突然終結するのではなく、終結と移行のための準備期間を設ける
・援助者は、グループで経験したことを次にどう生かしていくかメンバー自身が考えることができるようにする

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2014.05.19 11:50 | ソーシャルワーク | トラックバック(-) | コメント(0) |
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