
認知症の作業療法について、ご紹介します。
作業療法
・身体または精神に障害のある人、それが予測される人に対し、主体的な生活の獲得を図るため、諸機能の回復や維持を促す作業活動を用いて、治療、訓練、指導、援助を行うこと
作業活動には、生きる、働く、楽しむ、という3つの内容を含む
作業活動は、生活のあらゆる場面において、以下の5つの要素の組み合わせにより、実践されている。
1.運動機能
・筋力と関節の可動性、全身の耐久性、手の巧緻性など
2.感覚機能
・視覚、聴覚、触覚、痛覚、深部覚(運動覚、位置覚)など
3.知的機能
・理解力、判断力、思考力など
4.社会的機能
・対人関係の構築、役割の遂行など
5.心理的機能
・情緒安定、意慾など
※巧緻性(こうちせい)とは、手先の器用さなどを指す表現
作業療法士の役割
作業療法士(OT:Occupational Therapist)
・診療の補助として、作業療法を行う専門職。
作業療法士による作業療法は、対象者の残存しているプラス機能を生かすことを基本に、作業活動や人と人との交流を通じ、日常生活を送る上で現れる様々な症状の軽減を図る。
作業療法士の5つの役割
1.ADLおよび応用動作能力の自立を図る
2.QOLの向上を図る
3.廃用症候群の予防
4.社会的機能の向上を図る
5.心理面の安定を図る
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