
作業療法における評価について、ご紹介します。
作業療法では、
先ず、認知症の人の全体像を把握するための評価をする
次に、評価した結果から、現存している機能を生かし、取り組むべく目標を設定する
最後に、作業療法プログラムやケアプラン作成に生かし、効果判定の資料にする
作業内容
1.生きる(日常生活動作)
・食事、排泄、入浴、睡眠、静養など
2.働く(仕事、生産的活動)
・仕事関係、学業、家事、通勤・通学、社会参加
3.楽しむ(余暇活動)
・スポーツ、会話、交際、マスメディア(テレビ、新聞、本、ビデオなど)
評価方法
1.面接・情報収集
・対象者や家族から、本人の趣味、興味、仕事、役割から、日常生活のリズム、睡眠の質と量、交友関係、外出頻度、地域活動への参加状況などを尋ねる
2.検査・測定
・認知機能全般、記憶、行為、空間認知、注意、心理、社会面、ADLとIADL、生活環境、運動機能など、さまざまな手法を使って評価する
作業活動の選択
1.今を生きている対象者のQOLの維持と向上を目指すために必要なことは何か
2.上記を達成するために適切な作業活動を活用した介入を実践する
作業療法の留意点
1.成功体験に基づく喜びをもたらす
2.個別介入と集団介入を見極める
3.手本を見せるなど、視覚的な情報提示を心がける
4.肯定的なコミュニケーションを心がける
5.参加を無理強いしない
↓一日一回、あなたの応援クリックが更新のパワーとなります。↓

にほんブログ村

人気ブログランキングへ
↓この記事が役立ったという人は、ボタンをクリックしてください。↓
↓↓コメント欄に、ご意見、ご感想を、お気軽に書き込んで下さい。↓↓
- 関連記事
-
- 理学療法の種類と効果
- 理学療法の意義
- 作業療法評価の手法
- 作業療法における評価
- 認知症の作業療法