
前回に引き続き、国民年金について、ご紹介します。
年金額の算出方法の変遷
・1973(昭和48)年 物価スライド・再評価
→消費者物価指数5パーセント以上の変動に対応、標準報酬月額の再評価
・1990(平成02)年 完全自動物価スライド
→前年の全国消費者物価指数に連動
・1994(平成06)年 可処分所得スライド
→可処分所得の伸びに対応
・2000(平成12)年 賃金スライドの凍結
→65歳以上の既裁定者対象
・2004(平成16)年 マクロ経済スライド
→被保険者数の減少と平均寿命の延びに応じて給付を自動調整
※2004(平成16)年の改正により、年金額は5年ごとに財政収支の現況と100年間の財政均衡の見通しを作成し、財政の均衡を保てない場合、給付額を政府が調整することとなった
年金財政の調整は、保険料水準固定方式とマクロ経済スライドによる
保険料水準固定方式
・将来の保険料を固定し、その収入の範囲内で給付水準を児童的に調整する仕組み
※この調整は、年金受給者を含めて行われる
マクロ経済スライド
・賃金の伸び率から被保険者数、年間受給期間の伸び率を考慮し給付水準を決める
年金の支給開始時期は、原則65歳
※本人の希望により、60~64歳の繰り上げ支給(減額)と66歳以降の繰り下げ支給(増額)を選択できる
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