
引き続き、相談面接における実践原則について、ご紹介します。
相談面接における実践原則
1.個別化の原則
→同じ要介護状態区分であっても、背景は異なる。ひとりひとりを個別的に考え、一般論で片付けない姿勢が重要
2.受容と共感の原則
→クライエントの訴えを受け止めること。クライエントの置かれている立場を理解し共感する姿勢が重要
3.意図的な感情表出の原則
→クライエントが自らの感情を表出できるように配慮すること。感情に目を向けることで、面接を実質化することができる
4.統制された情緒関与の原則
→クラエイントの感情に巻き込まれず、情緒的レベルで関与を続ける
5.非審判的態度の原則
→援助者側の価値観や社会通念から、クライエントを一方的に批判しない姿勢が必要
6.自己決定の原則
→自己決定は人生の統合の基本的条件。あらゆる手段を尽くして自己決定能力発揮の機会を拡大することが求められる
7.秘密保持の原則
→クライエントの家族であっても、クライエント本人の承諾の下で情報提供する必要がある
8.専門的援助関係の原則
→面接場面で起こることの最終責任は、相談援助者側にあることを自覚する
※意図的な感情表出を促すためには、面接の場面で、泣く怒るなどの感情を表してもいい雰囲気を作る
※自己決定は、たとえ認知症等により判断能力が低下しているクライエントでも、大きな文字を書いて見せたり、図を用いるなどの手段を使い、自己決定能力を発揮する機会を拡大させねばならない
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