前回に引き続き、「ノーマライゼーション」について、ご紹介します。
「ノーマライゼーション」の基本理念は、
たとえ障がいがあっても、同じ人間であり、普通の暮らしができるように
という願いを理論化したものと言えます。
この考え方は、世界中の障がい者福祉政策や社会福祉政策に多大な影響を与えました。
そして、今では、社会福祉の最も重要な理念となりました。
「ノーマライゼーション」の意義と影響ですが、まず第一に、
障がい者に、健常者同様、市民としての基本的人権の保障をするべきという考えが国際的に認められたことです。
かつて、障がい者は、自力で生活することが困難なため、社会には適応できなく、保護主義、隔離主義から施設へ入所させるべきと考えられていました。
具体的には、知的障がい者の親が、自分が亡くなった後も、子供たちが生きていけるようにとの願いから、施設を増やし続けた時期がありました。
施設内でのプライバシーのない非人道的な集団生活でも、障がい者が生きていくためには、やむを得ない、仕方がない、とされていたのです。
しかし、ノーマライゼーションの考え方が、その認識を一変してしまいました。
国連では、昭和46年(1971)の、「知的障がい者の権利宣言」、昭和50年(1975)の、「障がい者の権利宣言」において、ノーマライゼーションの理念が盛り込まれました。
この権利宣言を国連の加盟国に普及させるため、昭和56年(1981)を「国際障がい者年」とし、さらに、昭和58年から平成4年(1983~1992)を、「国連・障がい者の十年」としました。
この間、ノーマライゼーションの理念は、世界中に普及しました。
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具体的には、知的障がい者の親が、自分が亡くなった後も、子供たちが生きていけるようにとの願いから、施設を増やし続けた時期がありました。
施設内でのプライバシーのない非人道的な集団生活でも、障がい者が生きていくためには、やむを得ない、仕方がない、とされていたのです。
しかし、ノーマライゼーションの考え方が、その認識を一変してしまいました。
国連では、昭和46年(1971)の、「知的障がい者の権利宣言」、昭和50年(1975)の、「障がい者の権利宣言」において、ノーマライゼーションの理念が盛り込まれました。
この権利宣言を国連の加盟国に普及させるため、昭和56年(1981)を「国際障がい者年」とし、さらに、昭和58年から平成4年(1983~1992)を、「国連・障がい者の十年」としました。
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