家族による介護の問題について、ご紹介します。
日本では、昔から家族で高齢者の介護を担当するのが基本でした。
第2次世界大戦後、多世代同居家族から核家族へとシフトしていきました。
核家族とは
・夫婦と未婚の子からなる家族
・夫婦のみ、父子のみ、母子のみの家族も含む
現在の日本の介護の問題
1.家族による介護機能の低下
→65歳以上がいる家族は、単独世帯や高齢者夫婦のみの世帯が増加している
2.介護者の7割は女性
→要介護者と同居している主な介護者の男女比は、女性が約7割
3.介護者の高齢化
→要介護者と同居している主な介護者の年齢は、60歳以上が6割以上
4.介護による社会的損失
→家族の介護のため仕事をやめる(介護離職)が増えている
5.介護者の心身の負担
→要介護者と同居している主な介護者の介護時間は、介護度が高いほど介護に費やす時間が増える
要介護者を抱えて困っていること(調査結果)
1.介護者の精神的負担が大きい:64.4%
2.いつまで介護が続くか分からない:52.0%
3.介護者の肉体的負担が大きい:40.9%
老後への不安
→高齢者の7割が、将来の日常生活に不安を感じている
介護費用の問題
→社会保障給付費だけでなく、家族の介護にかかる費用、介護に従事することで、本来、得られたであろう収入を失うなど、高齢者介護の社会的費用も増加している
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