
総蛋白、アルブミン、血清脂質について、ご紹介します。
総蛋白とは
・血漿(けっしょう)中に含まれるアルブミン、グロブリンという蛋白(たんぱく)の総量
・高齢者は低下する傾向がある
・総蛋白の減少は、低栄養の目安となる
低蛋白血症
・低栄養、吸収障害、蛋白の漏出、蛋白の合成障害、水分貯留など
・ネフローゼ症候群、悪性腫瘍、糖尿病、悪性貧血、肝硬変など
高蛋白血症
・感染症、脱水、多発性骨髄腫、自己免疫性疾患など
アルブミンとは
・高齢者の栄養状態を調べるのに、最も有効や指標
・加齢により血清アルブミン濃度は低下する傾向がある
・2.5g/dl以下になると浮腫(むくみ)が現れやすくなる
血清脂質(血清コレステロール、中性脂肪)とは
・血清コレステロール、中性脂肪はいずれも加齢とともに上昇する
※血清コレステロール:HDLコレステロール、LDLコレステロール
・60から69歳でピークを迎え、やや下降傾向となる
・LDLコレステロールの増加は、動脈硬化の危険因子となる
HDLコレステロール(善玉コレステロール)
・余分なコレステロールを回収して肝臓に戻し、動脈硬化を防ぐ役割がある
・HDLコレステロールの低値は、虚血性心疾患の危険因子となる
・高齢者の正常下限値は、40ml/dl
LDLコレステロール(悪玉コレステロール)
・血管に沈着し、酸化すると動脈硬化の原因となる
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