血糖、腎機能、肝機能について、ご紹介します。
血糖
→空腹時血糖、75g経口糖負荷試験、糖化ヘモグロビン検査によって糖尿病の診断を行う
糖化ヘモグロビン検査(HbA1c)は、測定日以前1ヵ月から2ヶ月の平均的な血糖状態を反映する
高齢者は耐糖能(糖を処理する能力)が低下しているため、経口糖負荷試験を行うと血糖値が高くなる傾向がある
年齢にかかわらず、男性よりも女性の方が血糖値は高くなる傾向がある
腎機能
→尿素窒素(BUN)、クレアチニンは、腎機能の指標となる
尿素窒素、クレアチニンの値が正常でもクレアチニンクリアランスが半分から3分の1に低下していることがある
肝機能
→AST(GOT)、ALT(GPT)は、肝障害の指標となる
AST(GOT)、ALT(GPT)は肝臓などに含まれる酵素で、いずれも加齢による変動はない
ASTの上昇
→慢性肝炎、肝硬変、肝がんなどの肝胆道疾患、心筋梗塞、筋疾患、溶血性疾患
ALT
→肝炎、肝硬変、肝がん、閉塞性黄疸(おうだん)などの肝疾患の診断に用いる
γ(ガンマ)-GTP
→肝臓の解毒作用に関係する酵素で、アルコール性肝炎や肝脂肪の診断に用いる
加齢による変化があり、男性は40歳くらい、女性は50歳くらいをピークとして、それ以降はゆるやかに減少する
ALP(アルカリ性ホスファターゼ)
→骨や肝臓、胆嚢(たんのう)、腎臓などに多く含まれ、これらの臓器に異変が起きると数値が上昇する
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