循環器系の疾患(1)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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狭心症と心筋梗塞について、ご紹介します。

循環器系の疾患
循環器とは心臓や血管を指し、身体に血液を循環させて栄養素、酵素などを身体の各部に供給し、老廃物を回収して排泄器官に送り出す器官です

1.狭心症
・冠動脈の狭窄により血流が一時的に少なくなって起こる疾患
・典型的な症状は、前胸部の圧迫感
・発作時は、ニトロ製剤が有効

ニトロ製剤
→舌の下に入れて溶かす舌下型が一般的
→軟膏やテープ剤もある

・労作性狭心症
→運動の後などで心拍数が増加したり、血圧が上昇したりしたときに起こる

・異型狭心症
→労作の有無によらず、冠動脈の強い痙攣(けいれん)から生じ、夜間、未明、睡眠中の発作が典型的


治療法
・発作を起こりにくくする薬剤
・狭くなった冠動脈を広げる手術
・冠動脈の先に別の血管をつなげるバイパス手術

狭心症の種類
・初発型:初めて起こったもの
・増悪型:発作の頻度が増加してきたもの
・安静型:労作時の発作だけでなく、軽労作時や安静時にも起きるようになったもの

2.心筋梗塞
・冠動脈の一部が固まった血液によってふさがり、血液の供給が長時間阻害されるために心筋の一部が壊死するもの
・症状は、激しい前胸部の痛みとしめつけ感があり、呼吸困難、左肩から頸部(けいぶ)の鈍痛、意識障害などを自覚することもある

治療は、ADLが整備されている環境で発症後短時間であれば閉塞冠動脈の再疎通療法が有効
高齢者の場合、自覚症状だけでなく典型的な症状が現れないため、発見が遅れることがある

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2015.03.13 09:28 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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