
引き続き、消化器系、腎臓、内分泌系の疾患について、ご紹介します。
4.糖尿病
・インスリンの分泌不全および作用不全により、体内の血糖値が上がり、全身にさまざまな障害が起こる疾患
1型糖尿病
→若年者に発症することが多い
→病気の進行が速く、体内のインスリンの量が絶対的に不足しており、インスリン注射が必要
2型糖尿病
→中年以降に発症することが多い
→病気の進行は遅く、体内のインスリンを作る能力は保たれており、生活習慣を改善することで予防できるものも多い
症状
・口渇、多飲、多尿
・高齢者は上記の典型的症状がはっきりと出ないことがある
・糖尿病の罹患年数が長く、血糖コントロールが悪いと合併症が起こる
糖尿病の主な合併症
・網膜症
→初期には無症状のことが多く、突然、視力が低下することがある
・腎症
→初期には尿蛋白因性だが、徐々に尿蛋白の程度が増加し、ネフローゼ症候群をきたすことがある
※ネフローゼ症候群とは、高度の蛋白尿と低蛋白血症を特徴とする疾患の総称
・神経障害
→自立神経症状として、起立性低血圧、排尿障害、インポテンス、便秘下痢などの胃腸症状
→抹消神経症状として、下肢末端の知覚障害
生活習慣の管理
・食事療法
→標準体重と身体活動度から1日の摂取カロリーを計算する
・運動療法
→医師のメディカルチェックを受け、適度な運動をする
・薬物療法
→食事療法、運動療法でもコントロールが出来ない場合、血糖投下薬を投与する
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