引き続き、筋・骨格系の疾患について、ご紹介します。
2.転倒
・高齢者は加齢により運動機能や反復能力、筋力が低下して転倒しやすい
・睡眠薬や精神安定剤を服用していると、薬の影響で転倒することもある
予防
→床や道路の段差をなくす
→手すりを設置する
→照明を明るくする
→滑りやすいものを床に置かない
→股関節を保護するヒップ・プロテクターを使用すると、転倒した場合でも骨折するリスクが軽減する
3.骨折
・高齢者の骨折は転倒によるものが非常に多い
・骨粗鬆症の場合、着替えや体位変換などの軽い動作で骨折することもある
骨折することの多い部位
→大腿骨頸部:太もものつけ根部分
→胸椎や腰椎:胸部分が胸椎、腰部分が腰椎
→橈骨遠位端:手首のあたり
→上腕骨近位端:腕のつけ根
→肋骨
大腿骨骨折
→座ることも困難なため、部位を固定して安静にしているうち、寝たきりになるリスクが高い
→可能な限りの早期手術と術前術後のリハビリテーションによる運動機能の低下防止が重要
4.脊椎損傷
・事故による脊椎(背骨)の骨折や脱臼、腫瘍などの疾患が原因で脊椎神経が損傷されるもの
・脊椎は運動神経や感覚神経を束ねているため、損傷されると運動や感覚の神経伝達路が切断され、麻痺や排尿排便障害などが起こる
特徴
→脊椎の損傷部位により障害の程度は異なり、損傷の位置が上部になるほど多くの機能が麻痺し障害が重くなる
↓一日一回、あなたの応援クリックが更新のパワーとなります。↓
にほんブログ村
人気ブログランキングへ
↓この記事が役立ったという人は、ボタンをクリックしてください。↓
↓↓コメント欄に、ご意見、ご感想を、お気軽に書き込んで下さい。↓↓
- 関連記事
-
- 筋・骨格系の疾患(4)
- 筋・骨格系の疾患(3)
- 筋・骨格系の疾患(2)
- 筋・骨格系の疾患(1)
- 消化器系、腎臓、内分泌系の疾患(5)