皮膚疾患(1)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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皮膚疾患について、ご紹介します。

皮膚は加齢変化の激しい臓器のひとつです。皮脂の分泌低下のために皮膚が乾燥しがちになり、皮膚感染症にもかかりやすくなります。高齢者に多いものを以下に示します

1.疥癬(かいせん)
・ヒゼンダニが皮膚のうち一番外側にある垢の層(各層)に寄生して起こる感染症

特徴
→手や手首、陰嚢(いんのう)や指の間、わきの下など身体のやわらかいところや関節の内側など広範囲に赤い発疹(ほっしん)ができる
→病院や施設などで集団感染することがあるので、衣類や寝具の日光消毒を徹底する

症状
→特に夜間に激しいかゆみを伴う
→手や手首にできる疥癬トンネルと呼ばれる細長い発疹が特徴的

治療
→内服治療
→場合によっては外用治療

2.白癬(はくせん)
・角層がカビの一種である白癬菌に感染して起こる疾患

特徴
→足白癬(水虫)、爪白癬のほか、股や体幹にできることもある

症状
→かゆみ、腫れ、痛みなど
→糖尿病など基礎疾患があると重症化しやすいので注意が必要
→夏に症状が悪化しやすいが、冬の間も潜伏して感染していることがある

治療
→局所の清潔、乾燥を保つ
→スリッパやバスマットの共用を避ける


3.カンジダ症
・カビの一種であるカンジダに感染して起こる

症状
→菌は、オムツの中など湿った環境を好み、皮膚や粘膜に常在する
→免疫不全などが起こると菌は増殖して症状が現れる

治療
→薬を塗布する
→重症の場合、内服薬


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2015.04.07 07:22 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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