
アルツハイマー型認知症と血管性認知症について、ご紹介します。
1.アルツハイマー型認知症
原因
→原因は不明
症状
→知能全般に障害が現れるが、血管性認知症に比べ、初期の段階から徐々に人格が変化する
※発病前の性格の特徴がみられなくなる
→進行は慢性的で緩慢だが、末期には重度の認知症となる
→血管性認知症よりも見当識などの能力が低いにもかかわらず行動範囲が広く、行動障害を伴いやすい
→身体疾患や徘徊などによる下肢の骨折から、寝たきりになることが多い
診断
→臨床症状の観察
→CTスキャン
→MRI
治療
→塩酸ドネぺジルやガランタミンなどによる薬物治療
→デイケア、作業療法、レクリエーション療法
2.血管性認知症
原因
→脳梗塞、脳出血などの脳血管障害により脳の神経細胞や組織が障害されたり、血液の循環が阻害されることによって起こる
症状
→記憶力や計算能力の障害が大きいわりには、判断力、理解力は保たれることが多い
→人格の変化は少なく、発病前の性格が比較的保たれる
→感情の起伏が激しく、ささいなことで怒ったり、涙もろくなったりする情動失禁が見られる
→脳血管障害の発作のたびに悪化することが多い
診断
→臨床症状の観察
→CTスキャン
→MRI
→MRA(核磁気血管撮影)
治療
→脳代謝賦活薬、脳循環改善薬が用いられる
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