
介護の受容過程と援助及び家族の介護力について、ご紹介します。
認知症高齢者の介護を家族が行うことになった場合、さまざまな葛藤が現れます。特に、初期の段階では、現状を受け入れることができず、ショックや混乱が次第に、怒りや抑うつに変わっていきます。家族が高齢者の認知症の状態や現状をありのままに受容するになるまでには、いくつかの過程があります。
介護の受容過程
「ショック、混乱」
↓
「怒り、否認、抑うつ」
↓
「依存、回復への期待」
↓
「再適応の努力」
↓
「受容、再適応」
必ずしも同じ受容過程をたどるわけではないが、それぞれの受容過程に沿った適切な相談、助言などの援助をすることが大切
家族には、家族の普遍性と連続性とを維持しようとする消極的な面と新しい経験を受容し変化に適応しようとする積極的な面とがあり、両面の長所をうまく調和させられるような援助をすることが重要
家族の介護力・対応能力の見極め
・介護支援サービスを進めていく際には、介護をする家族に以下の能力がどのくらいあるか把握する必要がある
1.知的能力・自立能力
2.介護をする時間的余裕
3.年齢、健康状態
4.人間関係の対応能力
5.経済力・実践力
6.介護環境・条件の改善能力
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