高齢者に多い感染症

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

IMG_0442_convert_20150428082005.jpg


高齢者に多い感染症について、ご紹介します。

1.呼吸器感染症
・高齢者に多い呼吸器感染症は、肺炎、気管支炎、膿胸、肺結核
・主な症状は、せき、たん、呼吸困難、チアノーゼ、発熱、頻脈、食欲不振、せん妄
・呼吸器感染症は、たんを出し、せきの苦痛を取り除く対策とともに、呼吸困難に対する処置が必要
・窒息のリスクを避けるため、口腔内遺物や義歯を取り、呼吸困難を起こした場合は、たんの吸引、酸素吸入をする
・感染予防には、口腔ケアが必要

2.尿路感染症
・膀胱炎など高齢者に最も多い感染症
・主な症状は、頻尿、排尿時痛、発熱、尿閉
・高齢者は発熱しないことがある
・尿閉では、膀胱が尿で充満してくると苦しくなる
・尿閉が重症になると、腎不全、敗血症、ショックを起こすこともある
・女性は尿路が短いため、外から細菌が侵入しやすく、尿路感染症に感染しやすい
・尿路感染症が疑われる場合の検査は、血液検査(CRP、白血球数)と尿検査(尿の外観、尿沈渣、膿尿・細菌尿・血尿の有無)
・原因菌が判明したら、それに合った抗生物質を投与する

3.褥瘡感染症
・褥瘡から感染する感染症
・特に、仙骨部、大転子部(太ももの最上部)、かかとは重症化しやすい
・壊死した組織は感染症の温床となることがあるので、取り除く必要がある
・褥瘡予防は、体位変換、離床、栄養摂取が必要

4.敗血症
・緑膿菌や大腸菌などさまざまな細菌に感染することで起こる重い疾患
・体内にできた病巣から病原菌が血流に流れるため、ショック、呼吸困難、乏尿、高熱、悪寒などの全身症状が突然現れ死に至ることもある
・治療は、血液検査により原因菌を特定し、抗生物質を投与する


↓一日一回、あなたの応援クリックが更新のパワーとなります。↓
にほんブログ村 介護ブログ 介護福祉士へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
↓この記事が役立ったという人は、ボタンをクリックしてください。↓
↓↓コメント欄に、ご意見、ご感想を、お気軽に書き込んで下さい。↓↓
関連記事
2015.04.28 08:33 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
トップページ医療高齢者に多い感染症












管理者にだけ表示