ターミナルケアにおける症状緩和について、ご紹介します。
症状緩和の原則
・中心的な課題は、痛みのコントロール
在宅でのターミナルケア
・患者が家族とともに家で安心して安楽に過ごすことが目標
・不必要な医療処置は行わない
原則
1.患者・家族の生活を尊重し、できるだけ束縛しない
2.患者に苦痛を与えないことを第一とし、できるだけ自然な経過を見守る
3.患者・家族が常に安心していられるようにする
4.複雑な医療処置を行ったり、家族にまかせたりせず、安全な方法で症状緩和を行う
「痛み」のとらえかた
・症状の緩和で大切なことは、患者の痛みを単に身体的な要因からとらえるのではなく、精神的、社会的、霊的要因も含めた全人的な痛みとしてとらえること
・がんによる疼痛の緩和では、鎮痛薬はできるだけ簡便は方法で、時間を決めて規則正しく投与する
WHO方式の3段階除痛ラダー
・第一段階は、アスピリンやアセトアミノフェンなどの非オピオイド鎮痛薬
・第二段階は、コデインなどの弱オピオイド鎮痛薬
・第三段階は、モルヒネなど強オピオイド鎮痛薬
#モルヒネには、便秘、嘔気、嘔吐といった副作用があるので、十分な対策が必要
薬による痛みの緩和では、患者と家族に基本的な考え方を理解してもらうことと、家族に薬の確実な管理方法を覚えてもらうことが大切
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