
引き続き、障害・疾患別の食事への配慮について、ご紹介します。
8.糖尿病
→合併症予防のため、低エネルギーでバランスのよい食事をとる
・摂取エネルギーの制限:生活活動強度が軽い場合は、摂取エネルギーを標準体重×20~25kcal、中程度の場合は、標準体重×25~30kcalで算定する
・三大栄養素のバランスをとる
・低エネルギーである食物繊維を十分にとる
・食後に血糖値が上昇しにくい食品をとる
・合併症に注意する:高血圧、脂質異常症、肝炎・代償性肝硬変、腎炎・腎不全、通風、高尿酸血症など
9.エネルギー欠乏症
→食欲を増進させ、摂取エネルギーを増やす工夫をする
・ストレスをなくし、リラックスできる環境をつくる
・油をとる:脂ののった肉や魚を選び、さっぱりと食べられるよう調理法を工夫する
・少し濃いめのはっきりした味付けにする
・アルコール類やスープなどを食前にとる
・香辛料やレモンなどの酸味、香りの強い野菜などを利用する
・おやつやデザートをとる
10.高血圧
→血圧の上昇を抑える
・減塩
・摂取エネルギーの制限
・タンパク質を十分にとる
・カリウム・マグネシウムを十分にとる
・食物繊維をとる:特に果物や海藻に含まれる水溶性の食物繊維がよい
・特定保健用食品を活用する
(次回に続く)
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