高齢者の特徴と高齢期に多い疾病(1)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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高齢者の特徴と高齢期に多い疾病
1.脱水
→身体の中で水分が不足している状態
・失われる水分:発汗、尿、不感蒸泄
※不感蒸泄とは、呼吸や皮膚からの蒸発
・一日に必要な水分:1リットル以上(目安)
・背景:高齢者は若年者より水分貯蔵量が少ない、高齢者は口渇を感じにくい
・脱水の原因:下痢、発熱、高血糖、利尿剤、消化管出血等
・脱水の症状:口渇、立ちくらみ、頭痛、全身倦怠感、尿量減少、体重減少、低血圧、頻脈等
・対応:バイタルサインの確認、血液検査、尿検査、補液、入院
・予防法:こまめな水分補給、室内の温度調節等

2.廃用症候群(生活不活発病)
→日常生活の活動性の低下に伴って生じる身体的、精神的機能の全般的な低下
主な病態と予防法
・筋委縮:リハビリテーション
・関節拘縮:関節可動域訓練
・起立性低血圧:立位訓練等
・褥瘡:体位変換、皮膚の清潔保持等

3.便秘
→便の排泄が困難になっている消化器の状態
※高齢者によく見られるのは、慢性の機能性便秘
慢性便秘とその原因
・機能性便秘:腸のぜん動運動の低下、腹筋の低下、薬の副作用等
・器質性便秘:大腸がん等
予防法
・適度な運動
・水分や食物繊維の摂取
・腹部・腰部のマッサージ等
留意点
・緩下剤による便秘の調整失敗:下痢や便失禁を起こしやすい
(次回に続く)


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2015.09.01 05:38 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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