高齢者の特徴と高齢期に多い疾病(2)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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高齢者の特徴と高齢期に多い疾病
4.低栄養
→必要量のたんぱく質やエネルギーが摂れていないときに起こる身体の状態※血清アルブミン3.5g/dl以下
高齢者と低栄養
・消化吸収能力の低下により起こりやすい
・浮腫や貧血が生じやすく、免疫能の低下、感染が起こりやすい
主な原因と予防法
・咀嚼力の低下、唾液分泌量の低下:口腔ケア
・胃潰瘍などの病気:医療機関の受診
・食事準備が困難:訪問介護や配食サービスの利用
留意点
・血清アルブミン等も参考に、多職種協働により栄養状態の改善を図る

5.感覚器の病気
病気と症状
・白内障:水晶体白濁
・緑内障:眼圧上昇
・老人性難聴:観音性難聴(高音域から聞こえにくくなる)
・メニエール病:めまい、耳鳴り、難聴

6.循環器の病気
病気と症状
・心筋梗塞
→冠動脈の閉塞による心筋の壊死
→症状は激しい前胸部痛、しめつけ感、呼吸困難、左肩から頸部の放散痛、意識障害等
・狭心症
→冠動脈狭窄(きょうさく)による心筋に必要な酸素供給不足
→労作性狭心症:運動時の心拍数の増加
→異型狭心症:冠動脈の攣縮(れんしゅく)※安静時でも発生
→前胸部の圧迫感:ニトロ製剤の舌下投与
・心不全
→心臓のポンプ機能の低下により、臓器が必要とする血液を十分に送り出せない状態
→症状は呼吸困難など、呼吸困難時は、起座位により改善可能
・閉塞性動脈硬化症(ASO)
→自覚症状は、間欠性跛行(しばらく歩くと足に痛みやしびれが生じ、少し休むとまた歩けるようになる)
→進行すると、四肢末端部の壊死
(次回に続く)


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2015.09.02 05:42 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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