
高齢者の特徴と高齢期に多い疾病
7.脳神経の病気
脳血管障害の仕組み、症状、治療法
・脳内出血
→血腫(血のかたまり)が脳内にできる
→頭蓋内圧亢進症状、運動麻痺、感覚障害などの脳の局所症状
→血腫除去手術
・脳血栓
→脳内の動脈などに血栓ができる
→大脳半球と反対側の片麻痺や半側性の感覚障害(血圧低下時、安静時に数時間以上かけて起こる)
→血栓溶解療法
・脳塞栓
→心臓につくられた血栓が脳に飛ぶ
→脳の局所症状、頭蓋内圧亢進症状(数分以内に起こる)
→血栓溶解療法
・くも膜下出血
→脳動脈瘤が破裂して脳表面とくも膜の間に血液が広がる
→突発性の激しい頭痛、意識障害(患者の約半数)、眼瞼下垂、複視
→動脈瘤手術
※脳梗塞は、脳血栓と脳塞栓の総称
パーキンソン病
原因
・脳の黒質の神経細胞の変性・消失(神経伝達物質ドーパミンが減少)
主な症状
・四大運動症状
→安静時震戦:初発症状の6割~7割
→筋固縮(こわばり):歯車現象
→無動:仮面様顔貌、動作の緩徐、拙劣(せつれつ)
→姿勢・歩行障害:上半身の前屈、小刻みな歩調
治療法
・薬物療法が基本
・改善薬は、L-ドバ、抗コリン薬、ノルアドレナリン前駆物質等
・不随意運動(ジスキネジア)や精神症状の副作用
・運動療法、音楽療法などの非薬物も大切
(次回に続く)
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