高齢者の特徴と高齢期に多い疾病(4)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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高齢者の特徴と高齢期に多い疾病
7.脳神経の病気
その他の神経系の病気
・てんかん
→高齢者の場合、脳血管障害や頭部外傷の後遺症によるものが多い
→けいれん、意識障害、しびれ、発汗などが生じる
・硬膜下血腫
→高齢者は転倒での頭部打撲によることが多く、1~2ヶ月後の発症もある
→血腫を手術で除去することで後遺症なく治療
・高次脳機能障害
→脳血管障害、脳外傷など大脳の一部を障害
→失語、失行、失認、見当識障害、半側空間無視等が起きる
・筋委縮性側索硬化症(ALS)
→全身の骨格筋の委縮が進行し、四肢の筋力低下による運動機能低下、嚥下障害、言語障害等
→呼吸麻痺に至ると人工呼吸器導入
→眼球運動、膀胱直腸機能、認知機能は末期まで保持される
・シャイ・ドレーガー症候群
→起立性低血圧、排尿困難、発汗低下などの自律神経症状
・脊髄小脳変性症
→主な症状は、運動失調で、ゆっくりと進行する

8.呼吸器の病気
呼吸器の病気の種類、症状と治療
・肺気腫
→喘鳴(ぜいめい)、栄養障害、労作時呼吸困難、呼気延長、口すぼめ呼吸
※呼気延長とは、ゆっくりしか吐けないこと
→禁煙指導、感染予防、在宅酸素療法、抗コリン薬、β刺激薬、気管支拡張薬
・慢性気管支炎
→咳を伴った痰が長期間毎日続く
→内服薬の服用、感染予防、去痰薬、消炎薬、少量の抗生剤(エリスロマイシン)
※慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、肺気腫と慢性気管支炎
・気管支喘息
→喘鳴を伴う発作性の呼吸困難
→気管支拡張薬、ステロイド薬
(次回に続く)


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2015.09.04 07:10 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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