
高齢者の特徴と高齢期に多い疾病
9.消化器の病気
胃潰瘍・十二指腸潰瘍の特徴
・胃潰瘍
→高齢者に多い
→食後数十分の腹痛
・十二指腸潰瘍
→高齢者に少ない
→空腹時痛、夜間痛
肝炎・肝硬変の原因と治療
・急性肝炎
→A型、B型、nonABC型は、各約30%、C型は約10%(D型、E型はまれ)
→食欲不振、全身倦怠感、黄疸がみられる場合は入院
・慢性肝炎
→B型は年齢とともに減少、C型は相対的に増加、自覚症状はみられない
→原則経過観察、肝酵素の上昇がみられる場合、肝炎を抑える治療が必要
・肝硬変
→輸血歴によるC型肝炎ウイルス、高齢者は進行が遅く症状は強くみられない、肝がんの合併に注意
→肝不全の予防、肝がんに対する治療が重要
10.内分泌・代謝の病気
糖尿病
・1型糖尿病:インスリンが絶対的に欠乏
・2型糖尿病:インスリン作用が相対的に不足
→症状は、口渇、多飲、多尿
糖尿病の合併症
→患う年数が長く血糖コントロールがよくないと起きる
・神経障害:下肢末端の知覚障害
・網膜症:突然の視力低下
・腎症:ネフローゼ症候群(高蛋白尿による低蛋白血症)、貧血
糖尿病の治療
・食事療法、運動療法、薬物療法
・薬ブル療法に伴う高齢者の低血糖症状は非特異的で、認知症などの進行と間違うことがあるので注意が必要
(次回に続く)
↓一日一回、あなたの応援クリックが更新のパワーとなります。↓

にほんブログ村

人気ブログランキングへ
↓この記事が役立ったという人は、ボタンをクリックしてください。↓
↓↓コメント欄に、ご意見、ご感想を、お気軽に書き込んで下さい。↓↓
- 関連記事
-
- 高齢者の特徴と高齢期に多い疾病(7)
- 高齢者の特徴と高齢期に多い疾病(6)
- 高齢者の特徴と高齢期に多い疾病(5)
- 高齢者の特徴と高齢期に多い疾病(4)
- 高齢者の特徴と高齢期に多い疾病(3)