
高齢者の特徴と高齢期に多い疾病
11.骨、骨格の病気
関節リウマチ
※特定疾病
・特徴
→女性に多い。進行性。自己免疫が発症に関与
・症状
→起床時の手のこわばり(1時間以上続く)、全身倦怠感、関節の痛み・腫れ(左右対象に進行する)
→進行すると、骨や軟骨が破壊され、関節変形、貧血など全身症状。日内変動あり
骨粗鬆症
※「骨折を伴う骨粗鬆症」との診断で特定疾病
→骨密度が減少し、骨折しやすい状態
・特徴
→女性に多い
→骨密度は18歳頃をピークに減少するので、若年者でも発症する
・原因
→カルシウム摂取不足、運動不足、日光不足
→ステロイド剤の使用でも生じる
骨折
・種類
→高齢者に多い骨折は、大腿骨頸部骨折、脊椎圧迫骨折、橈骨(とうこつ)下端骨折
・特徴
→大腿骨頸部骨折は、寝たきりの主な原因
→転倒による受傷が多い
・予防法
→大腿骨頸部への衝撃緩和に、ヒッププロテクターが有効
変形性関節症
※「両側の膝関節または股関節に著しい変形を伴う変形性関節症」との診断で特定疾病
・症状
→痛み、歩行障害
・治療、リハビリ
→膝周囲筋の強化などリハビリテーションが有効
→必要に応じて人工関節置換術を検討
骨格の病気が女性に多いのは、閉経後のホルモンバランスの変化により、骨がもろくなるため
(次回に続く)
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