
老人性認知症の特徴と病態
1.認知症とは
→慢性あるいは進行性の脳疾患により生じ、記憶、思考、見当識、理解、計算、学習、言語、判断など、多数の高次大脳機能の障害からなる症候群
2.認知症の主な原因
・脳血管障害→血管性認知症(脳出血、脳梗塞)
・脳変性疾患→アルツハイマー病、ピック病、レビー小体病
・外傷性疾患→頭部外傷、慢性硬膜下血腫
・脳腫性疾患→脳腫瘍
・その他→正常性水頭症、てんかん、多発性硬化症
※慢性硬膜下血腫と正常圧水頭症は、「治る認知症」を言われている
3.アルツハイマー病の特徴
・発病年齢→70歳以上で多発
・性別→女性に多い
・人格→徐々に崩れる
・感情→平板化
・症状→全般的
・経過→ゆっくりと進行
・脳の状態→脳萎縮
4.血管性認知症の特徴
・発病年齢→50歳以降、加齢とともに増加
・性別→男性に多い
・人格→比較的保たれる
・感情→情動失禁
・症状→まだら
・経過→段階的に悪化
・脳の状態→脳梗塞、脳出血の病変の存在
※情動失禁とは、些細なことで涙を流したり怒ったりすること
※まだらとは、記憶障害が重い一方で判断力は保たれているなど症状にムラがあること
5.ピック病の特徴と症状
・特徴→若年性認知症の原因となることが多い
・症状→人格変化、感情変化、反社会的行動、衝動行動
6.レビー小体型認知症の症状
・幻覚、幻視、パーキンソン症状
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