
認知症高齢者の症状、治療と介護
1.認知症の症状
中核症状:必ず出現する症状
→記憶障害、見当識障害、判断力の低下、問題解決能力の障害、失行、失認、失語等
周辺症状(BPSD):中核症状に伴い二次的に発症
→幻覚、妄想、せん妄、抑うつ、睡眠障害、徘徊、不潔行為等
※BPSDに対しては、医療を優先する前に、先ずは受容的な適切な介護が大切
2.認知症の簡易検査
長谷川式認知症スケール(HDS-R)
→最高得点30点。20点以下は認知症を疑う
Mini-Mental State Examination (MMSE)
→満点が30点。概ね23点以下は認知症を疑う
※認知症は、簡易知能評価スケールと臨床症状、CTやMRIによる脳の状態から診断する
3.認知症の治療
・現在、日本ではドネペジルなど4剤の使用が認められている
・早期の投薬で進行をある程度遅らせることが可能
・組み合わせによっては2剤併用が可能
・錠剤以外に、経皮吸収型製剤や内服ゼリー薬もある
・回想法は、思い出話を積極的な意味をもつものとしてとらえた援助方法
4.認知症の介護
・表情、動作など非言語的メッセージを大切にする
・非薬物療法を行う場合は、精神的安定を図る
・判断力の低下や、昼夜逆転に伴う夜間の排尿行動や不穏状態による転倒、骨折に留意
・認知症でも、治療や介護の説明には本人の関与が必要
↓一日一回、あなたの応援クリックが更新のパワーとなります。↓

にほんブログ村

人気ブログランキングへ
↓この記事が役立ったという人は、ボタンをクリックしてください。↓
↓↓コメント欄に、ご意見、ご感想を、お気軽に書き込んで下さい。↓↓
- 関連記事
-
- 高齢者の精神障害
- 認知症をめぐる動向
- 認知症高齢者の症状、治療と介護
- 認知症高齢者の介護
- リハビリテーション(2)