認知症の人の心理状態

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

認知症の人の心理状態についてご紹介します。

認知症の人は、健常者に比べ認知機能は低下しますが、健常者と同様の感情や心の動きを持っています。豊かな情緒、他者への気遣い、思いやりなどを示すこともできます。 ただし、これらは、認知症が進行していくと段々少なくなっていきます。

認知症の人の特徴的な心理状態は以下の6つです。

1.不安
認知症になると、記憶に障害が生じ、判断力も低下します。 そのため、状況判断が難しくなり、
「ここは、どこだろう」
「この先、どうなるのだろう」
「家族に迷惑をかけていないだろうか」
といった不安な気持ちがより一層、強くなります。 しかも、どうすればよいかが分からないため、ますます不安になります。

2.うつ状態
認知機能の低下により、自分でできていたことが、できなくなります。 その結果、気持ちが落ち込み、うつ状態になってしまいます。 これは、特に、アルツハイマー型認知症の初期に見受けられます。

3.無関心
自分や周囲のことへの関心がなくなっていきます。 服装が乱れていたり、失禁していても気にならないこともあります。

4.執着
判断力が低下し、周囲の状況変化についていけなくなるため、同じ状態を望むようになります。 つまり、物事に対する執着が強くなります。

5.取りつくろい
認知症の人は、自分に不利なことや、自分を否定されることを認めたがりません。 自己を正当し、取りつくろうことがあります。

6.怒り
自分に不利なことへ、上手く反論できなかったり、大声をあげて、怒りを表現します。 これは、認知症の人ならではの、自己防衛的言動と考えられます。

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2013.03.27 16:27 | 認知症 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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