認知症介護と障がい者支援2019年01月

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

2018年12月 | 2019年01月の記事一覧 | 2019年02月
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廃用症候群

廃用症候群
→過度の安静や活動性の低下によって、体の一部、全身、精神や神経の働きが低下してしまった状態
体の一部:筋肉の萎縮、関節の拘縮、骨の萎縮、皮膚の萎縮、褥瘡、静脈血栓症など
全身:心肺機能低下、起立性低血圧、消化機能低下(食欲不振、便秘)、尿量の増加(血液量の減少、脱水)など
精神や神経:うつ状態、知的活動低下、周囲への無関心、自律神経の不安定、姿勢や運動の調節機能低下など
症状
・絶対安静の状態(筋収縮が行われない状態)でいると、1週間で筋力が10から15パーセント低下すると言われる
・高齢者の場合は、2週間のベッド上安静で下肢の筋肉が20パーセント萎縮すると言われる
治療法
リハビリ
・予防と改善の基本である「本人が選んだ、生きがいのある生活を送っていることで、自然に生活も活発であること」を目指した働きかけ(生活活動への意欲を回復できるような働きかけ)をする
・理学療法士、作業療法士、言語聴覚士によるリハビリテーションの実施
生活習慣の改善
・ベッド上安静の原因となる疾患やケガの治療を適切に行い、離床を促す
・座位時間を増やし、上肢や下肢を動かす運動を行う
・規則正しい生活、食事を習慣づける
日常生活の注意点
・ベッドで寝ている時間を減らす
・縟瘡や神経麻痺の発生に注意する

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2019.01.31 05:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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がん末期

がん末期
→がんが進行したことにより「現代医療において可能な集学的治療の効果が期待できず、積極的治療がむしろ不適切と考えられる状態で、生命予後が6ヶ月以内と考えられる」状態
※実際には、予後の予測は難しい
・がん細胞から炎症物質が分泌され、全身に慢性炎症が及ぶ
症状
・がんによる炎症、がん細胞から分泌される物質によって痩せていく
・呼吸や嚥下に必要な筋肉が萎縮し、呼吸困難や嚥下困難が起こる
・心臓や内臓の筋肉も衰えるため、内臓の機能や物質の代謝も低下する
・脳神経系にも影響が及び、抑うつやがん性疼痛を引き起こす
・造血機能が低下し、がん性貧血となる
・腹水や胸水、浮腫が現れる
治療法
対症療法(緩和ケア)
・がん性疼痛に対しては、WHOによる「除痛ラダー」に従い、痛みの程度に応じた段階的な疼痛治療を行う
・食欲不振や嚥下困難、発熱、吐き気や嘔吐、呼吸困難、喀痰困難、便秘、下痢、だるさや不眠などに対しては、対症療法で苦痛を和らげる
・腹水による強い腹満感、胸水による呼吸困難は、たまった水を抜く腹腔穿刺(せんし)、胸腔穿刺を行うことがある
・不安や恐怖心、悲しみなど、精神的な苦痛に対しては、精神安定薬、抗不安薬、抗うつ薬など薬物療法のほか、カウンセリングや、各種セラピーが行われることもある
・がんの苦痛は「全人的苦痛」と言われ、これらすべてを網羅するケアが行われる

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2019.01.30 07:15 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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浮腫(むくみ)

浮腫(むくみ)
→何らかの原因で、皮下組織に水分がたまった状態のこと
・高齢者の場合は、臓器の機能低下により下肢や足首に起こりやすい
原因
・原因として、加齢によるもの、疾患に関連しているもの、薬剤の影響によるものがある
・全身性浮腫の原因:心不全、腎炎や腎不全、肝硬変、栄養障害、薬剤など
・局所性浮腫の原因:皮膚感染症、アレルギー、下肢静脈瘤、深部静脈血栓症、リンパ節の切除、機能障害など
症状
・全身性浮腫は、通常重力の影響で下肢や足背に浮腫がみられ、左右差はないが、体位により変化する
・浮腫のある部分を圧迫すると、そのあとがなかなか戻らない
・体重増加やだるさ
・たまっている水分は体重の5から10パーセントに満たない場合は、目に見えない場合もあり、それを潜在浮腫という
治療法
リハビリなど
・加齢によるものに対しては、運動療法などでリンパ液や血流の改善を図る
・浮腫の原因疾患を治療する
・高度な浮腫やリンパ浮腫の場合は、圧迫療法、運動療法、リンパドレナージ、スキンケアをトータルで行う(複合的理学療法)
手術療法
・リンパ浮腫の場合、リンパ液が静脈に流れるようにする手術を行うことがある
日常生活の注意点
・できるだけ活動量を増やし、リンパ液の流れや血流が滞らないようにする
・長時間の同一体位や冷えを避ける
・複式呼吸や肩回しによって、リンパ管の動きが刺激されるので積極的に行うようにする

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2019.01.29 07:09 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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睡眠障害

睡眠障害
・体の痛みやかゆみ、咳、夜間頻尿などのほか、昼寝や運動不足が原因となることもある
・うつ病などの精神疾患、睡眠時無呼吸症候群などの疾患、薬剤の影響で起こることもある
・60歳以上で急増し、70歳代では3割に及ぶ
症状
・入眠困難:なかなか寝つけない
・中途覚醒:夜間に頻繁に目が覚める
・早期覚醒:朝早く目覚めて再入眠できない
・熟睡不全:熟睡感を得られない
・夜間十分な睡眠を得られないと、昼間の眠気や集中力低下、認知機能も低下することがある
・昼夜が逆転することもある
治療法
原因の治療
・睡眠時無呼吸症候群、むずむず脚症候群、過眠症など、睡眠障害に結び付く疾患の治療を行う
・概日リズム睡眠障害を改善する(体内時計のリセット)
・服用している薬剤に見直し
薬物療法
・睡眠障害のタイプに応じた睡眠薬
・抗うつ薬、抗不安薬、抗精神病薬などが使用されることもある
日常生活の注意点
・眠くなってから床につく
・同じ時刻に毎日起床
・寝る以外の目的で床の中で過ごさない
・昼寝は15分以内にする
・日中をできるだけ活動的に過ごす
・寝る前の飲酒は避ける
・早過ぎる時間に就寝しないよう、夜の過ごし方を工夫する
・睡眠不足や、睡眠薬の影響によるケガや転倒に注意する

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2019.01.28 07:17 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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味覚障害

味覚障害
→亜鉛の不足、加齢による味覚の減退、嗅覚の低下に伴う味覚の低下、舌苔など舌の表面の異常、薬剤などの副作用、ドライマウス、病気の影響などで起こる
・味覚障害の半数を占めるのは65歳以上の高齢者
・加齢による味覚の減退を感じ始めるのは60から70歳代
症状
・食べ物の味がしない
・甘いものが甘くない
・調理の味つけが濃くなる
・口の中に、酸っぱいなど、いつも味を感じる
・食事をすると薬臭い、食事がまずい
治療法
原因に応じた治療
・亜鉛不足には食事内容の改善や、亜鉛不足を引き起こす病気の治療など
・嗅覚障害を引き起こしている病気の治療
・舌苔の除去や舌炎の治療
・味覚障害を引き起こしている薬剤の特定と、薬剤の変更を検討する
生活習慣の改善
・亜鉛不足の場合、亜鉛を多く含んだ牡蠣、ゴマ、海藻、大豆などを積極的に摂取する
日常生活の注意点
・ミネラルやビタミン、タンパク質もバランスよく摂り、亜鉛が効果的に働くようにする
・添加物を摂り過ぎない
・口腔内の清潔を保つ
・ストレスをため込まない
・味覚障害によって食欲が低下し、栄養障害になるリスクもあるので注意する
・完全に回復することや、回復に時間がかかることもあるので、食感や香りなど、味以外の要素に変化をつける

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2019.01.27 07:34 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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筋委縮性側索硬化症(ALS)

筋委縮性側索硬化症(ALS)
→運動の指令を伝える運動ニューロンの障害で、呼吸に必要な筋肉も徐々に衰えていく疾患
・運動を司る運動神経細胞が障害されるために、脳からの運動指令が筋肉に届かなくなる
・視力や聴力などの五感や内臓機能、知的機能などはすべて保たれるのが特徴
・国の特定疾患治療研究事業疾患
症状
・初期症状は手指の使いにくさ、話しにくい、食べ物が飲み込みにくいなどから始まることがある
・進行性でやがて全身の筋肉が衰え、数年で四肢麻痺、構音障害、嚥下障害が起こり、呼吸も自力でできなくなる
・眼球運動障害や失禁はほとんどみられない
治療法
薬物療法
・神経細胞を保護してALSの進行を遅らせるリルゾールを投与することがある
対処療法
・運動訓練の実施
・呼吸困難に対しては、鼻マスクによる呼吸補助、気管切開による呼吸補助、人工呼吸器の使用など
・嚥下困難に対しては、嚥下しやすい食事の工夫、胃瘻や点滴による栄養補給
・意思の疎通に対しては、コミュニケーションボードやコンピュータ・マルチメディア(意思伝達装置)などを利用する
日常生活の注意点
・機能障害の程度に応じた介護が必要
・関節拘縮の予防が大切
・気管切開が行われる時期には、痰の吸引が必要となる
・人工呼吸器や吸引器を使用している場合は、災害時の停電に備える

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2019.01.26 07:53 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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肺がん

肺がん
・最も重要な危険因子は喫煙
・日本人の場合、喫煙者の肺がんリスクは、非喫煙者に比べ、男性4.8倍、女性3.9倍(2008年の研究)
・日本人のがんによる死亡原因1位(2013年)
症状
・早期は無症状のことも多いが、長引く咳、血痰、胸痛、喘鳴、息切れなど
・進行すると、息苦しさや疲れやすさ、体重減少なども現れる
治療法
手術療法
・がんのできている場所や広がり具合いによって、肺の一部または片肺全部を切除する
・多くの場合は、リンパ節郭清も行う
・開胸手術で行う場合と胸腔鏡下手術で行う場合があり、最近は後者が主流になりつつある
放射線治療
・根治を目的に行う根治的胸部放射線療法と転移によっておこる症状を緩和するための緩和的放射線療法がある
・根治的胸部放射線療法は、手術ができない場合などに行う
・一般的に、1日1回の照射を毎日(平日)、3から6週間続ける
がん薬物治療
・がんの種類や進行度により、手術療法や放射線療法と組み合わせて実施する
・肺がんの中でも、非小細胞がんに対しては、がん細胞の分子に作用する分子標的薬を用いることもある
・息苦しさや疲れやすさがある場合、ケア時の身体の動かし方なども工夫し、できるだけ負担をかけないようにする

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2019.01.25 07:54 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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胃がん

胃がん
・ピロリ菌感染のほか、塩分の多い食事、飲酒、喫煙、肥満などが危険因子
・胃切除後は、栄養障害に注意が必要
症状
・早期は無症状のことが多い
・胃がんに合併して起こる胃炎や胃潰瘍によって、胃部の不快感やもたれ感、胸やけ、みぞおちの痛みや吐き気を感じることもある
・進行すると、食欲不振、胃部の重苦しさ、体重減少、疲れやすさなどが生じる
・がんの部分から出血がある場合、黒色便やタール便となり、嘔吐時には血が混じる
治療法
手術療法
・がんが早期で粘膜内にとどまっていれば、内視鏡的粘膜切除術s、内視鏡的粘膜下層剥離術が可能
・がんが粘膜下層に達している場合、胃切除を実施する
・胃切除術には、胃全摘術、幽門側胃切除術、胃部分切除などがある
・胃切除術は、開腹手術で行う場合と、腹に数ヶ所穴を開け、そこから手術器具を入れて操作する腹腔鏡下手術で行う場合とがある
薬物療法
・がんが粘膜下層を超えて筋層に達していて、かつリンパ節転移のある人に対しては、術後に抗がん薬を内服する術後補助化学療法が行われる
・すでに遠隔転移があり、手術ができない人に対しては、抗がん薬に加え、注射薬の抗がん薬を投与するのが標準
・術後はがん薬物療法中の栄養障害を予防、改善するために、栄養機能食品や栄養補助食品も利用した栄養療法が行われることも増えている
・進行性の胃がんの場合、いつまで抗がん剤を続けるかの判断が大切

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2019.01.24 07:15 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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口内炎

口内炎
→口の中や周辺の粘膜に生じる炎症の総称
・疲労やストレス、免疫力の低下、ウイルス感染、口腔粘膜の損傷などさまざまな原因により口腔粘膜に炎症が生じる
・最も多いアフタ性口内炎は、疲労や免疫力の低下が原因と考えられている
・歯肉、舌、唇、頬の内側などに径2から10ミリ程度の丸く白い潰瘍が発生する
・ウイルス性口内炎では炎症が多発する
症状
・潰瘍化した幹部に舌が触れたり、食物が触れたりしたときに痛む
・小さい潰瘍が2から3個群がってできることもある
・一時に多発した場合、強い痛みのために摂食が困難になることもある
・通常は放置しても10から2週間ほどで自然に消滅し、跡は残らない
治療法
薬物療法
1)外用薬
・潰瘍部分を物理的刺激から保護する意味もある
・ステロイド軟膏(ケナログ、アフタゾロンなど)
・ステロイド貼付錠(アフタッチ)、パッチ剤(アフタシール)
2)内用薬
・細菌性・ウイルス性口内炎の場合は、抗菌薬・抗ウイルス薬を内服する
その他
・長期にステロイド軟膏を使用しても改善がみられない場合は、使用を中止し、ウイルスなど他の原因を検索する
・その他、どのような治療にも反応せず、虫歯や義歯による物理的刺激などを除去しても改善しない場合は、口腔がんを疑い専門医を紹介する

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2019.01.23 06:58 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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歯周病

歯周病
→歯肉や歯槽骨などの歯周組織が冒される疾患の総称
・虫歯をしのいで、歯を失う原因疾患の1位を占めている
・残存歯数の増加などにより、高齢者の歯周病が増えていると言われている
・治療・予防は、歯ブラシで炎症の原因となる歯垢(プラーク)を除去すること
症状
・初期にはほとんど自覚症状がない
・進行すると歯肉が赤黒く腫れ(歯周炎)、次第に痩せ、歯の露出部分が多くなる
・さらに進行すると、炎症が歯肉にとどまらず、歯槽骨などの周囲の組織にも及び、歯がぐらつき始める
・歯周組織の破壊がさらに進むと、歯を支えられなくなり、最終的に歯が抜ける
治療法
歯の清潔を保つ
・歯ブラシで丁寧に歯をブラッシングし、歯垢を取り除く
・定期的に歯科を受診し、歯や歯肉の状態をチェックする
・歯石(歯垢が石灰化したもの)の沈着がはなはだしい場合、歯科受診時に歯石の除去を依頼する
・胃瘻などが長期化している場合や、認知症を発症している場合は、歯磨きを行う重要性を理解出来なくなり、歯周病のリスクが高まる
悪化要因
・呼吸器疾患、心疾患、糖尿病は歯周病との関連が指摘され、特に糖尿病は歯周病の悪化要因と言われている
・喫煙は歯周病の悪化原因と言われているので、たばこを吸う人は禁煙を検討する

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2019.01.22 05:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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白内障

白内障
→眼球の瞳の後ろにある水晶体が白く濁り、視野がかすんでくる病気
・先天性、外傷によるもの、他の病気によるものもあるが、老人性白内障が最も多い
・老人性白内障の原因は不明
・60歳以上の大部分の人に白内障がある
・初期には点眼薬や内服薬で進行を抑え、視力低下が進んだら手術で治療する
症状
・目が疲れる、人の顏がかすむ、老眼鏡をかけてもはっきり見えない、晴天の日にまぶしく感じるなどの症状から始まる
・進行すると、視力がさらに低下し、目の前の指の本数が分からず、明るいか暗いか程度しかわからなくなる
・比較的進行の早い人も、ほとんど進まない人もある
治療法
治療の原則
・初期には点眼薬を用いるが、進行を抑えることが目的で、水晶体の濁りを元に戻すことはできない
・薬により進行を抑えられず、視力低下から日常生活に支障をきたす場合、手術治療を行う
手術療法
・手術は、白く濁った水晶体を除去し、眼内にレンズを移植し、視力を取り戻す
・手術する時期は、患者の年齢や職業などにより異なるが、生活に支障をきたしたら早めに手術を行う
・長く放置すると、水晶体が硬くなり、手術が困難になる場合があるので注意する
・眼内レンズは、若いときの見え方に近くなるように設定されるが、職業上の必要などに応じた設定にすることも可能

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2019.01.21 09:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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緑内障

緑内障
→視神経が障害され、徐々に見える視野が狭くなる病気
・9割は原因不明で、予防は困難
・一度障害された視神経は、元に戻すことが出来ない
・進行すると、視力低下も進み、失明に至ることもある
症状
・初期には、ほとんど自覚症状がない
・最初に視野の一部が欠け、徐々に視野が狭くなる
・緑内障患者は、眼圧の変動が大きくなっている(自覚症状としては感じない)
・急性緑内障発作では、眼痛、頭痛、吐き気などの激しい自覚症状が伴う
治療法
治療の原則
・緑内障治療の目的は、進行を止める、または遅らせること
・眼圧(眼球内を循環している液体の圧)を下げることが治療の基本
・前眼部の構造の違いにより、主として開放隅角緑内障、閉塞隅角緑内障の2タイプに分かれ、治療法も異なる
・続発緑内障(他の病気が原因となって起こる緑内障)では、まず原疾患の治療をする
レーザー療法
・レーザー照射により、房水の流出路の目詰まりを解消し、眼圧の低下を図る
薬物療法
・眼圧を下げる効果のある薬を点眼する
・内服薬を用いることもある
手術療法
・薬物療法もレーザー療法も奏効しない場合、手術により房水の流出路を新設する
日常生活の注意点
・定期的に眼科を受診し、眼圧検査、視野検査などを受ける

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2019.01.20 05:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症
→腰部の脊柱管(せきちゅうかん)が狭くなり、神経を圧迫する疾患
・50歳代以上の人に多い
・馬尾型、神経根型、混合型があり、馬尾型は神経根型よりも症状が重く、排尿、排便、性機能障害が起こることもある
・閉塞性動脈硬化症との鑑別が必要となることがある
症状
・お尻から下肢にかけての痛みやしびれ、間欠跛行、長時間立っているのがつらい
・姿勢は、腰を反らせると痛み、少し前かがみが楽
・馬尾型や混合型が悪化すると、排尿や排便の機能が障害され、緊急手術が必要になることもある
治療法
保存療法
・腰椎を痛める姿勢や生活を見直す
・運動療法で腰を支える筋肉を鍛える
・物理療法による血流改善
・消炎鎮痛薬、筋緊張弛緩薬、循環障害改善薬、ビタミンB12製剤、末梢神経障害性疼痛治療薬、医療用麻酔
・ブロック療法(硬膜外ブロック、神経根ブロック)で痛みをとる
手術療法
1)神経除圧術
・脊椎の一部を切り取り、神経の圧迫を取り除く
2)脊椎固定術
・不安定になっている腰椎を安定させる
日常生活の注意点
・腰椎の負担を軽くする姿勢や動作を身につける
・杖やシルバーカーを活用する
・痛みやしびれのために活動量が減ると、筋力低下ばかりでなく、骨粗しょう症や心肺機能の低下を招くため、腰に負担をかけない活動や運動を続ける

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疥癬

疥癬
→ヒゼンダニが皮膚の角質層に寄生し、人から人へと感染する皮膚病
・高齢者施設での集団感染が増え、高齢者だけでなく介護者に感染する例も増えている
・通常疥癬と角化型疥癬の2つの病型があり、高齢者には角化型疥癬が多い
・角化型疥癬は高齢者、薬剤使用により免疫能が低下している人に発生しやすい
・角化型疥癬の治療は入院隔離が原則
症状
・通常疥癬では、腹部、胸部、腋の下、腕の内側、陰部、大腿の内側などに丘疹(半球状の小さい隆起)や結節(丘疹より大きい隆起)を生じ、かゆみを伴う
・角化型疥癬(ノルウェー疥癬)では、体の骨ばってこすれやすい場所や、手、顏などに大量のヒゼンダニが増殖し、亀裂も生じる
・角化型疥癬では、激しいかゆみを伴う場合と伴わない場合がある
治療法
薬物療法
1)殺ダニ治療
・ヒゼンダニを殺す内服駆虫剤(イベルメクチン)を1から2週間空けて2回服用する
・駆虫剤内服と並行して外用駆虫剤(イオウ剤、クロタミトンなど)を患部に塗ることもある
2)かゆみ治療
・駆虫剤にはかゆみを止める作用がないので、かゆみ止めとして抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤を服用する
3)治療の判定
・1から2週間で2回連続してヒゼンダニが検出されず、疥癬トンネル(ヒゼンダニ生息の痕跡)の新規発生がないとき、治癒と判定する
4)感染拡大防止
・角化型疥癬は感染力が非常に強いので、原則として入院・隔離の上で治療する

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2019.01.18 05:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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縟瘡

縟瘡
→ベッドのマットなどと接触していた皮膚が長時間圧迫されて血行不良を生じ、組織が壊死し、潰瘍化する
・骨が突出している部位、腰の仙骨、踵などに生じやすい
・背景に低栄養などの要因が関与している
・体力が低下していると、褥瘡の感染が全身に拡大する恐れがあるので注意が必要
症状
・最初の1から2週間(急性期)には、圧迫された部位に発赤やびらんを生じるが、傷害は表皮内のみ
・急性期に治癒せず慢性期に移行した褥瘡は、傷害が真皮(Ⅱ度)、皮下脂肪層(Ⅲ度)にまで達する
・Ⅱ度、Ⅲ度では皮膚潰瘍が生じ、細菌感染が起こりやすく、Ⅳ度まで進むと敗血症などを起こすこともある
治療法
急性期の治療
・ドレッシング材(被覆材)で傷を保護し、適度な湿り気を保つことが重要
・患部の状態に応じ、傷の保護、感染の制御、保湿などの作用をもつ塗り薬を使用する
慢性期の治療
・急性期と同様、傷の保護、湿潤の維持、感染の抑制などを図り、皮膚潰瘍内に壊死組織がある場合は取り除く
再発予防と早期発見
・定期的な体位変換により、同じ部位の皮膚の長時間圧迫を回復し、低栄養、皮膚の摩擦、乾燥、汚れ、ふやけなど、褥瘡の原因に注意し、取り除く
・入浴や着替えなどのときに皮膚をよく観察し、褥瘡再発の徴候を発見したら速やかに適切な処置を始め、悪化を防ぐ
・褥瘡のよく起こる場所に赤みや内出血があるときは再発を疑う

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帯状疱疹

帯状疱疹
→体内に潜伏していた水疱のウイルスが再活性化して発症する
・幼少時に水痘のかかった人は、誰でも帯状疱疹を発症する可能性がある
・疲労やストレス、加齢などによる免疫力低下がウイルス再活性化の原因となる
・診断・治療開始が遅れると後遺症が残る場合があり、早期発見・早期治療が大切
症状
・ピリピリした痛みや違和感から始まり、1週間ほどで赤い発疹や水疱が現れる
・身体の右または左半身のどちらか一方に、肋骨に沿って現れることが多く、強い痛みを伴う
・好発部位は、肋骨に沿ったところ(肋間神経)と顔面の眉毛の上
・水疱は7から10日ほどでつぶれ、赤くただれ、さらに数日でかさぶたとなる
・帯状疱疹後神経痛が残った場合、痛みが長く続き、日常生活に支障をきたす
治療法
薬物療法
・抗ウイルス薬(アシクロビル、バラシクロビルなど)をなるべく早く投与する
・薬剤投与と同時に安静を保ち、体力の回復を図る
・非ステロイド消炎鎮痛薬(NSAIDs)外用・内服
・痛みが強い場合は神経ブロックを併用することもある
・帯状疱疹後神経痛に対してはノイロトロピンR、NSAIDsなどを投与する
・神経性疼痛緩和薬(プレガバリン)も後遺症治療薬に使用されている
リハビリ
・顔面神経に帯状疱疹が起き、後遺症として顔面神経麻痺が残った場合、まぶたの開閉、口の開閉など顔面筋の動きを取り戻すリハビリが必要となる

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2019.01.16 05:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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関節リウマチ

関節リウマチ
→原因不明の免疫異常から、全身の関節に炎症が起こる疾患
・自己免疫疾患とも呼ばれ、体質的なものになんらかの原因が加わり発症すると考えられている
・関節の骨を覆う滑液の炎症により、軟骨が破壊されて関節が変形する
・関節破壊により身体機能が低下すると、日常生活にさまざまな困難が生じ、介護が必要となる
症状
・関節の痛みやこわばり
・痛み、腫れが、徐々にあちこちの関節に拡がっていく
・貧血、疲れやすさ、食欲不振、微熱、体重減少などが起こる
・そのほか血管や神経、皮膚など全身の症状がみられることがある
治療法
・関節リウマチの治療は、患者の生活の質を高めることが目標となる
薬物療法
・薬物療法で骨や軟骨の破壊を防止し、痛みや炎症を軽くする
1)抗炎症薬
・炎症を抑え、痛みを軽くする
・非ステロイド性抗炎症薬、ステロイド薬
2)抗リウマチ薬
・進行を遅らせる
3)生物学的製剤
・新しい治療薬で、関節リウマチの炎症を抑える
・生物学的製剤は、効果が優れているが、免疫力が低下するので、結核や肺炎などの感染症に注意する
手術療法
・手術療法として、人工関節置換術、関節固定術、滑膜切除術が行われる
その他
・そのほか、運動療法、物理療法、作業療法などが行われる

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2019.01.15 05:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
021_convert_20130514234031_20130605100456.jpg

骨粗しょう症

骨粗しょう症
→骨量が減少し、骨の構造が悪化し、骨折のリスクが高まった状態と定義される
・骨代謝(骨吸収と骨形成)のバランスが崩れ、骨の量が減少する
・加齢、閉経、喫煙、過度のアルコール摂取は骨粗しょう症の危険因子
・糖尿病、関節リウマチ、ステロイド薬などが原因の場合もある
症状
・骨折がない場合、自覚症状はない
・脊椎骨折により、背中が曲がる、身長低下などの変化が起こる
・腰痛や背中の痛みの原因となる
・転倒をきっかけに手足の骨折を生じる
治療法
薬物療法
・カルシウム薬(乳酸カルシウムなど)
・活性化ビタミンD2(アルファカルシドール、カルシトリアールなど)
・ビスホスホネート剤(エチドロン酸ニナトリウムなど)
・飲み方に制約のある薬剤が多いので、服薬管理、医師や薬剤師との連携が重要
生活習慣の改善
・運動、カルシウム、ビタミンKの多い食事
・薬物療法により、骨の健康を保ち骨折を予防する
・運動や筋力を強化し、バランスをよくし、体の柔軟性を高める
・1日600から800mgのカルシウムを摂る
・骨粗しょう症の原因疾患を治療する
・骨粗しょう症治療の目的は、骨折を予防し、骨の健康を維持することにある
日常生活の注意点
・転倒しないようにする
・運動を毎日続ける

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2019.01.14 07:07 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
115_convert_20130626045657.jpg

敗血症

敗血症
→感染によって発症した全身性炎症反応症候群のこと
・日常的な感染症が原因となって起こる重篤な病態
・尿路感染や肺炎、褥瘡の化膿などを発端に起こる
・免疫力の低下、糖尿病など特定の慢性疾患、人工関節や人工心臓弁の使用などがあるとリスクが高い
・敗血症によって引き起こされる敗血症ショックになることもあり、脂肪率は先進国でも3割前後と高い
症状
・38度以上の発熱、または36度以下の低体温
・心拍数や呼吸数の増加
・悪化すると内臓の機能不全が起こり、血圧が下がる
・集中的な治療によっても血圧が戻らない場合、生命維持に関わる臓器の血流が低下し、浮腫や呼吸困難などが生じる
治療法
薬物治療
・抗菌薬の投与を早急に行う
・2から3種類の抗菌薬を同時に投与することもある
・敗血症ショックの場合は大量の輸液を必要とする場合がある
その他の治療法
・褥瘡がある場合は排膿し、壊死した部分を取り除く
・感染原因の可能性があるカテーテルや医療機器は全て取り除く
・酸素吸入や人工呼吸器を使用する
日常生活の注意点
・医療機関で集中的な治療を受ける必要がある
必要な福祉・医療機器
・在宅で治療する場合は、血圧計、パルスオキシメーター、酸素吸入器、自動点滴装置など

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2019.01.13 05:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
062_convert_20130503114704_20130611164328.jpg

白癬

白癬(水虫)
→白癬菌というカビによって生じる皮膚の感染症
・感染する部位によって、頭部白癬、顏白癬、体部白癬、股部白癬、足白癬、爪白癬がある
・足ふきマットやスリッパなどを長く共用して足白癬がうつることが最も多い
・直接接触して感染することもある
症状
・足白癬は、足の裏に小さな水疱ができ、それが破れて皮がむける小水疱型、足の裏全体が固くなる角質増殖型に分類される
・爪白癬は、爪が白濁してもろくなる
・体部白癬は赤い小発疹ができ、やがて赤い輪となって広がり、かゆみが強い
・頭部白癬で頭部の炎症と脱毛が生じる 
治療法
薬物治療
・ブテナフィン塩酸塩など、抗真菌薬を塗布する
・体部白癬や股部白癬は2週間程度、足白癬は足全体に最低4週間継続して塗布する
・足白癬の角質増殖型、爪白癬、頭部白癬は内服薬による治療が必要
生活習慣の改善
・足白癬の場合は、強くこすらないようにして足の指の間まで洗う
・靴下は5本指タイプにして、足の指の間を乾燥させる
・他の白癬でも、患部をこまめに洗浄し、乾燥させる事が大切
日常生活の注意点
・家族に感染者がいれば、その家族の白癬治療も行う
・足ふきマットやスリッパの共用は避ける
・白癬菌を含んだ角質は洗い流されるため、洗濯物を分ける必要はない

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2019.01.12 10:36 | 未分類 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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O157感染症

O157感染症
→O157は家畜の大腸に生息し、家畜の糞便から水や食物を介して人に感染する感染症
・感染力が非常に強く、気温の比較的低い時期にも食中毒を起こす
・潜伏期間は、3から5日
・溶血性尿毒症症候群(HUS)、脳症を合併することもある
症状
・激しい腹痛を伴う頻回の水様便と血便
・一過性の発熱(高熱ではない)
・無症状のことや軽症のこともある
・溶血性尿毒症症候群では、蒼白、倦怠感、乏尿(尿量が少ない)、浮腫などのほか、傾眠や幻覚、けいれんもみられる
・脳症では、頭痛、傾眠、不穏、多弁、幻覚などがみられたのち、数時間から12時間後に、けいれん、昏睡がみられる
治療法
薬物療法
・症状が進行している場合は、静菌性抗菌剤(マクロライド系)が望ましい
・溶血性尿毒症症候群や脳症の早期発見、早期治療
・経口摂取ができないときや脱水症状があるときは、腎機能低下に注意しながら輸液を行う
・強い腹痛に対しては鎮静剤を使用する
生活習慣の改善
・安静と水分補給
・経口摂取が可能であれば、消化の良いものを摂る
日常生活の注意点
・一次感染予防として、手洗いを励行し、患者が使用したあとのトイレは消毒する
・寝具や下着、リネン類は、家庭用漂白剤に浸してから選択する
・治癒するまで、食品はすべて十分に加熱する(75度以上1分間)

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2019.01.11 05:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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MRSA感染症

MRSA(メシチリン耐性黄色ブドウ球菌)感染症
→一般的によく使われている抗菌薬が効きにくくなった黄色ブドウ球菌をMRSAという
・抵抗力が低下した人に感染しやすく、一般的な抗菌薬が効かず治りにくい
・抵抗力が極度に低下した人、大きな手術のあと、重症のやけど、中心静脈栄養中の場合は重症化しやすい
・保菌しているだけなら問題はない
症状
・咳、くしゃみ、発熱、下痢など
・体力が極度に低下した人では、髄膜炎、肺炎、感染性心内膜炎、腹膜炎、腸炎、敗血症など
治療法
薬物療法
・抗MRSA薬の投与(バンコマイシン、テイコプラニン、アルベカシン、リネゾイド、ダフトマイシン)
・高齢者の場合、抗菌薬の副作用で、腎障害や肝障害が起こりやすい
・バンコマイシンには聴力低下の副作用もある
日常生活の注意点
・病院では原則として、MRSAに感染している患者は隔離する
・施設介護や在宅介護の場合、手洗い、手指消毒、褥瘡処置や排泄物および体液に触れる時はフラスチック手袋とマスクを着用し、手荒れを防ぐ
・健康な人ならMRSAに感染しても免疫機能によって菌は駆除される
服薬
・抗菌薬などが処方されている場合、指示通り服薬し、副作用に注意する

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2019.01.10 05:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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インフルエンザ

インフルエンザ
→インフルエンザウイルスの感染によって起こる
・A型、B型、C型の3種類がある
・感染経路は主に飛沫感染で、強い感染力を持つ
・体力の低下した人は重症化しやすい
・子どもは急性脳症に注意する
・潜伏期間は1から3日
症状
・38度以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身症状のほか、のどの痛みや咳、痰、鼻水なども見られる
・気管支炎や肺炎、心不全などが併発することもある
・高齢者では脱水症状にも注意を要する
治療法
薬物療法
・発症後48時間以内に抗インフルエンザ薬を投与する
・発熱や関節痛などには解熱鎮痛薬(アセトアミノフェン)を投与する
・脱水症状がある場合には輸液する
生活習慣の改善
・十分な栄養と睡眠をとり、体力の消耗を避ける
・しっかりと水分を補給する
・部屋の温度と湿度を保つ
・ウイルスは舞い上がり、空気中を漂うため、換気することが大切
日常生活の注意点
・発症後3から7日は鼻やのどからウイルスを排出するので、マスクを着用することが望ましい
・部屋の湿度を50から60%に保ち、ウイルスの活動や感染を抑える
・症状が軽快するまでは安静にするが、過度の安静は筋力低下につながるので、症状に応じて離床を勧める
服薬管理
・抗ウイルス薬が処方された場合、指示通り、確実に服用する

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2019.01.09 06:51 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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ノロウイルスによる感染性胃腸炎

ノロウイルスによる感染性胃腸炎
→ノロウイルスが主に手指や食品などを介して経口で感染し、腸管で増殖する
・感染者のノロウイルスが大量に含まれる糞便や嘔吐物から、人の手などを介して二次感染するほか、人同士が接触して飛沫感染したり、汚染された二枚貝、井戸水などから感染することもある
・潜伏期間は1から2日
症状
・腰痛、下痢、吐き気、37度台の発熱で、風邪のような症状で終わることもある
・症状が続く期間は、1から2日
・下痢、嘔吐、発熱による出す症状にも注意が必要
治療法
対処療法
・ノロウイルスの抗ウイルス薬はないので、対処療法を行う
・脱水症状が強い場合は輸液で水分と電解質を補う
・下痢止めは、回復を遅らせることがあるので使用しない
・食事は消化のよいものを少しずつとる
日常生活の注意点
・水分と栄養の補給を十分に行う
・高齢者は、脱水症状や体力の消耗が進みやすいので、症状の変化に注意する
・嘔吐によるのどの痛みや出血、下痢による肛門周囲のかぶれなどのケアも心がける
・症状が治っても、発症後1週間程度は二次感染期間なので、本人の排泄後の手洗い、介護者の感染予防に気を付ける
・汚物や下痢を処理するときは、次亜塩素酸が有効

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2019.01.08 10:50 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(2) |
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薬疹

薬疹
→薬を内服したり注射したりしたことによる生じる発疹
・すべての薬は、薬疹の原因となり得る
・アレルギー性の場合と非アレルギー性の場合とがあるが、多くはアレルギー性
・一度薬疹を起こした薬は、同じ人に次回投与した時も薬疹を起こす
症状
・紅斑丘疹(こうはんきゅうしん)型、蕁麻疹(じんましん)型などさまざまな症状の現れ方があり、薬により異なる
・初めて使用する薬では、1から2週間の投与後に症状が現れるが、次回使用したときは、投与開始後すぐに症状が現れる
治療法
治療の原則
・症状が現れたら、すぐに使用中の薬剤を中止し、処方した医師に相談する
・軽症の場合は薬剤の中止のみで軽快するが、重症の場合は入院を要することもある
再発予防
・一度、薬疹を起こした薬は、次回以降は処方を避けてもらう
・複数の薬を使用して薬疹が起こった場合は、原因薬を特定し、次回以降は避ける
・薬疹の既往がある場合、その原因薬を家族や介護者にも知ってもらい、医療機関で処方を受けるときに注意する
日常生活の注意点
・市販薬を購入する場合、過去に薬疹を起こしたものと同じ薬効成分が含まれていないか確認する
・薬疹を起こした薬の代替薬がなく、また薬に代わる他の有効な治療法もない場合は、その病気を再発または悪化させないよう特に注意する

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2019.01.07 09:48 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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慢性腎臓病(CKD)

慢性腎臓病(CKD)
→心臓の異常が続く状態で慢性に経過するすべての腎臓病を指し、新たな国民病とも言われている
・タンパク尿、血尿などの尿異常、腎形態異常または、腎機能が健康な人の6割以下に低下した状態が3ヶ月以上維持すること
・脳卒中や心筋梗塞などの血管疾患の危険因子となる
症状
・初期には自覚症状がほとんどない
・急に尿意を催し、我慢できずに漏れてしまうことがある
・進行するにつれて夜間尿、むくみ、貧血、息切れなどの症状が現れる
・症状が現れたときは、病気がかなり進行している可能性がある
・70歳以上では3割以上の人にみられると言われている
治療法
治療の原則
・可能な限り原疾患の治療を行う
薬物治療
・降圧薬や利尿薬で腎臓の血圧を調整する
・カリム吸着薬やリン吸着薬で腎臓の体液量、イオンバランスを調整する
・エリスロポエチン製剤や鉄剤で貧血を防ぐ
日常生活の注意点
・定期的に尿検査、血液検査を受ける
・十分な血糖と血圧のコントロール
・生活習慣を改善し、腎臓への負担をかけない食生活を心がける
生活習慣の改善例
1)タンパク質を制限する
2)塩分を制限する
3)十分なエネルギー量を摂取する
4)カリウム、リン、水分は、症状に合わせて制限する

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2019.01.06 08:25 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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神経因性膀胱

神経因性膀胱
→排尿をコントロールしている神経の働きが障害され、排尿の異常が起こる
・脳卒中後遺症、パーキンソン病、脊髄損傷などが原因で起こる
・糖尿病が進行して起こることもある(糖尿病による神経の障害により尿意が起こりにくくなる)
症状
・頻尿
・尿が漏れる(尿失禁、膀胱に尿がたまり過ぎてあふれてしまう)
・尿が出にくい、尿閉(排尿をコントロールする神経の麻痺)
治療法
薬物療法
・原因となっている病気や症状により治療法が異なる
・頻尿、尿失禁には、抗コリン薬が使われる
・残尿がある場合はα1遮断薬が使われる
・α1遮断薬は尿道の筋肉をゆるめて尿を出す働きがある
排尿訓練
・排尿障害に対しては、尿の勢いを強くする目的で、排尿時に手で下腹部をぎゅっと圧迫して腹圧も利用する排尿訓練を行う
日常生活の注意点
・水分を十分に摂る
・膀胱留置カテーテルを使用しているときは感染症に注意する
・症状に合わせて機能障害の軽減法を考慮する
・感染症、前立腺肥大症などの合併がないかを確認する
・基礎にある疾患の治療薬が排尿障害の原因になっていないか、処方内容を確認する
・尿閉、残尿量が多い場合は、専門医に紹介する
服薬管理
・薬剤の効果や副作用を知っておく

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2019.01.05 05:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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尿路感染症

尿路感染症
→細菌が尿路(尿道口からさかのぼって腎臓までの尿の通り道)に感染して起こる
・尿道側から順に、尿道炎、膀胱炎、腎盂腎炎(じんうじんえん)などがある
・急性と慢性がある
・免疫力の低下した高齢者がかかりやすい
・尿量が少ないと膀胱炎になりやすい
・他の泌尿器系の病気があると治りにくい
症状
・少ししか尿が溜まっていないのに排尿したくなる(頻尿)のは、膀胱炎に多い
・排尿時の痛みは、尿道炎と膀胱炎に多い
・排尿後も尿が残っている感じがする(残尿感)
・尿が出なくなる(尿閉)
・急性腎盂腎炎では、高熱や腰痛を伴うことがある
治療法
薬物療法
・セフェム系抗菌薬、ペニシリン系抗菌薬、ニューキノリロン系抗菌薬を3日から1週間内服する
・症状がなくなったと自分で薬をやめてしまわず、指示通りに服薬することが大切
・他の泌尿器系の病気を合併している場合(複雑性尿路感染症)、薬剤耐性菌が原因の場合もあるため、薬の変更を検討する
・抗菌薬で治らない場合は、前立腺肥大症や膀胱がんなどの合併の有無を検査する
その他の治療法
・食事を十分に摂り、安静にする
・水分摂取が少ない場合、多く取るようにし、排尿を促す
・口から飲めない場合は、点滴する
日常生活の注意点
・水分を多くとって尿量を増やす(細菌を洗い流す)
・排尿を我慢しない
・陰部を清潔にする
・体を冷やさない
・睡眠不足、過労、ストレスを避ける

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2019.01.04 05:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
DSC_0035_convert_20150110170848.jpg

前立腺肥大症

前立腺肥大症
→前立腺は50歳前後から肥大し、進行すると尿道を圧迫して排尿障害が起こる
・80歳男性では、9割に前立腺肥大症がみ認められるとされる
症状
・尿が出にくい、尿が漏れる
・尿が全くでなくなることもある(尿閉)
・頻尿、尿意切迫感、夜間頻尿などの刺激症状もみられる
・排尿障害の症状では、前立腺がんなどでも起こるので注意が必要
・仕事、旅行などが制限され、夜間の頻尿による睡眠不足などに悩まされる
治療法
薬物療法
・α1遮断薬:膀胱や前立腺の筋肉をゆるめて尿が出やすいようにする
・5α還元酵素阻害薬:男性ホルモンの働きを抑えて前立腺が肥大しないようにする
・抗アンドロゲン薬:肥大した前立腺を小さくする効果があるが、性欲減退などの副作用がある
・植物製剤や漢方薬も用いられる
手術療法
・手術には内視鏡手術(TUR-P)、レーザー手術(HoLEP)などがある
・症状が軽い場合は、そのまま様子をみる(経過観察)
・症状に応じて薬物療法、手術などの治療が行われる
・薬剤で良くならない場合、重症の場合、尿閉の場合などは手術を考慮する
日常生活の注意点
・食事は刺激物、高脂肪、高タンパクのものを避ける
・飲酒は控えめに
・水分補給はしっかり行う
・排尿は我慢しない
・ウォーキングなど、適度な運動を行う

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2019.01.03 08:43 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
DSC_0057_convert_20150120072412.jpg

腎不全

腎不全
→腎臓の働きが低下した状態
・高齢者では、脱水、感染、非ステロイド性抗炎症薬の服用などにより、急性腎不全に陥りやすい
・急性腎不全は、心不全や重症感染症を起こしやすいので、早期診断・治療が必要
・慢性腎不全は、糖尿病、高血圧、糸球体腎炎が原因になる
・急性腎不全が慢性化することもある
症状
・疲労感、食欲不振、吐き気、嘔吐、呼吸困難感、むくみ、不眠、せん妄など
・慢性腎不全では、多尿、高血圧、貧血などの症状が出る
・腎機能の低下がかなり進行するまで自覚症状が出ないことも多い
・高齢者では、腎不全でなくてもこのような症状がみられるので、注意が必要
治療法
薬物療法
・降圧薬、利尿薬などのほか、腎不全の進行を抑える薬、貧血の治療薬などが用いられる
1)急性腎不全の治療
・専門的な治療が必要な場合が多く、人工透析が必要な場合もある
・脱水が原因の場合、点滴で輸液を行う
・薬剤が原因の場合、その薬剤を中止する
2)慢性腎不全の治療
・高血圧に注意する
・低たんぱく、高カロリーの食事
・塩分、カリウムを摂りすぎないようにする
・慢性腎不全が進行した場合、透析を行う
透析による治療
・腎機能が10%以下になったら、尿毒症を回避するため透析を行う
・血液透析は、血液を体外の人工腎臓に導き毒素を除去する方法
・腹膜透析は、腹腔内に透析液を注入し腹膜を通して血液を浄化する方法

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2019.01.02 07:27 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |