
催眠鎮静薬・眠気防止薬
眠気を防ぐ薬に用いられる成分:カフェイン
・脳に軽い興奮状態を引き起こし、眠気や倦怠感を一時的に抑える
・脳が過剰に興奮すると、ふるえ、めまい、不安、不眠、頭痛が生じる
・反復して摂取すると習慣になりやすい→短期間の服用にとどめ、適用しないようにする
・1回200mg、1日50mgが上限(眠気防止薬として)
・カフェインを含む他の医薬品、医薬部外品、食品(コーヒー等)との併用に注意する
・血流、胎盤関門を通過→胎児の心拍数を増加させる可能性あり
・乳汁中にも移行する→乳児はカフェインの代謝に時間がかかり、頻脈、不眠を起こす可能性あり
・小児用の眠気防止薬はない
カフェインのその他の作用
1)利尿作用
・腎臓での水分の再吸収を抑える
・膀胱括約筋を弛緩させる
2)胃液分泌亢進作用
・胃腸障害のおそれあり→胃酸過多、胃潰瘍の人は服用を避ける
3)心筋興奮作用
・動悸がみられることがある→心臓病の人は服用を避ける
催眠鎮静薬に用いられる成分
1.生薬成分
作用
・神経の興奮、緊張を和らげる
成分名
・チョウトウコウ、サンソウニン、カノコソウ、チャボトケソウ、ホップ等
注意すること
・生薬成分であっても、複数の鎮静薬の併用、鎮静作用のあるハーブとの併用は避ける
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アレルギー用薬・鼻炎用内服薬
アレルギー用薬・鼻炎用内服薬に用いられる成分
3.抗コリン成分
作用
・粘液の分泌を抑える、鼻腔内の市議の伝達を抑える→鼻汁、くしゃみを鎮める
成分名
・ヨウ化イソプロパミド、ベラドンナ総アルカロイド
注意すること
・散瞳→目のかすみ
・異常なまぶしさ→服用後、車の運転はしない
・排尿困難、口渇、便秘、頭痛、顏のほてり等がみられることもある
・排尿困難、心臓病、緑内障の人、高齢者は注意
4.抗炎症成分
作用
・皮膚や鼻の粘膜の炎症を和らげる
成分名
・グリチルリチン酸二カリウム、カンゾウ
注意すること
・偽アルデステロン症
成分名
・トラネキサム酸
注意すること
・血栓のある人、血栓を生じるおそれのある人は注意
成分名
・プロメライン、セミアルカリプロティナーゼ
注意すること
・血液凝固に関係するフィブリノゲンやフィブリンを分解する作用あり
・血液凝固異常(出血傾向)のある人は注意
#アドレナリン作動成分は、高血圧などの疾病に対して、成分によって添付文書の記載が異なり、「服用前に相談する」ようにとされているものと、「服用を避ける」とされるものがある
#一般用医薬品には、アトピー性皮膚炎による慢性湿疹等の治療に用いることを目的とするものはない
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アレルギー用薬・鼻炎用内服薬
アレルギー用薬・鼻炎用内服薬に用いられる成分
1.抗ヒスタミン成分
作用
・ヒスタミンが受容体と反応するのを妨げる→鼻汁、くしゃみ、かゆみを鎮める
成分名
・クロルフェニラミンマレイン酸塩、カルピノキサミンマレイン酸塩、クレマスチンフマル酸塩、ジフェンヒドラミン塩酸塩、ジフェニルピラリン塩酸塩、メキタジン、ケトチフェン、アゼラスチン、エメダスチン等
注意すること
・服用後の眠気、口渇、便秘→運転、機械の操作は避ける
・排尿困難、緑内障の人は服用前に相談する
・メキダジン:ショック、肝機能障害、血小板減少の副作用の報告あり
・ジフェンヒドラミン:乳児に昏睡のおそれ→授乳中は服用しないか服用した場合は授乳しない
2.アドレナリン作動成分
作用
・交感神経刺激作用により鼻の粘膜の血管を収縮→鼻づまりを緩和
成分名
・プソイドエフェドリン塩酸塩、フェニレフリン塩酸塩、メチルエフェドリン塩酸塩等、マオウ
注意すること
・プソイドエフェドリン塩酸塩:心臓病、高血圧、糖尿病、甲状腺機能障害の人、前立腺肥大による排尿困難の症状がある人は服用しない
・モノアミン酸化酵素阻害薬(パーキンソン病治療薬のセレギリン塩酸塩など)と併用しない
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アレルギー用薬・鼻炎用内服薬
アレルギーの症状が発現する仕組み
・アレルギーを引き起こす物質をアレルゲンという
主なアレルゲン
・食品:小麦、卵、乳、そば、落花生など
・ハウスダスト:室内塵
・化学物質
・金属
・花粉:スギ、ヒノキ、ブタクナなど
・複数のアレルゲンが関係することもある
アレルギー反応
・アレルギー反応を引き起こすのは、ヒスタミンなどの働きによる
1)アレルゲンが体に入る
2)アレルゲンを免疫グロブリン(抗体)が認識する
3)アレルゲンを認識した免疫グロブリンによって、肥満細胞が刺激され、ヒスタミンなどの物質が遊離する
・肥満細胞は、特に皮膚、皮下組織、肺、消化管、肝臓に存在し、免疫機能の一端を担う
4)ヒスタミンが周りの器官や組織の受容体に結合する
5)受容体からの刺激で、血管拡張、血管透過性が亢進し、アレルギー症状が現れる
アレルギー用薬
・アレルギー用薬は、蕁麻疹や湿疹、かぶれに伴うかゆみまたは鼻炎に用いられる内服薬の総称
・ヒスタミンの働きを抑える成分(抗ヒスタミン成分)を主体としている
・アレルギー症状が現れる前から予防的にアレルギー用薬を使用することは適当ではない
・一般用医薬品には、アトピー性皮膚炎による慢性湿疹などの治療に用いることを目的とするものはない
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鎮咳去痰薬・口腔咽頭薬
口腔咽頭薬・うがい薬に用いられる成分
1.抗炎症成分
成分名
1)リゾチーム塩酸塩
・鶏卵アレルギーの人は使用しない
・外用で使用した場合も、重篤な副作用を生じるおそれがある
2)グリチルリチン酸二カリウム
・偽アルデステロン症に注意
3)トラネキサム酸
・血栓がある人、血栓を起こすおそれのある人は注意
4)アズレンスルホン酸ナトリウム
・炎症を生じた粘膜組織の修復を促す作用
2.殺菌消毒成分
成分名
1)ヨウ素系砂金消毒成分(ポピドンヨード、ヨウ化カリウム、ヨウ素)
・ショック等、重篤な副作用のおそれあり
・ヨウ素の摂取→甲状腺ホルモンの産生に影響する→甲状腺疾患のある人は注意
・血液胎盤関門を通過→長期大量摂取で胎児に甲状腺機能障害のおそれあり→妊娠中の人、授乳中の人は注意
・副作用:口腔粘膜の荒れ、しみる、灼熱感、悪心、不快感
・鉄を含有する歯科材料が変色する
・ビタミンCと反応すると脱色を生じ、殺菌作用が低下する
2)クロルヘキシジングルコン酸塩
・ショック等、重篤な副作用のおそれあり
・口腔内に傷やただれがあると、強い刺激を感じる
3.局所保護成分
成分名
グリセリン
・福方ヨード・グリセリン:のどに塗布する(ルゴール)
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鎮咳去痰薬・口腔咽頭薬
マオウとエフェドリン
・マオウは、葛根湯をはじめとする多くの漢方薬に含まれる生薬
・マオウの有効成分が、エフェドリン
・メチルエフェドリン塩酸塩やプソイドエフェドリン塩酸塩等は、かぜ薬に交感神経刺激成分として配合されており、気管支を拡張して、呼吸を楽にしたり、鼻粘膜の充血を和らげたりする
・多のアドレナリン作動成分と同じ注意が必要
・高血圧、糖尿病、心臓病、甲状腺機能障害の症状を悪化させるおそれがある
口腔咽頭薬
・口腔内や咽頭部の炎症による痛み、腫れの緩和、殺菌、消毒に使用する
・鎮咳成分や気管支拡張成分、去痰成分は配合されない
・トローチ剤、ドロップ剤、外用液剤(スプレー)等がある
・トローチ剤やドロップ剤は、噛まずに、口の中でゆっくり溶かす
・スプレー剤は、軽く息を吐いたり、声を出したりしながら噴射する
うがい薬(含嗽薬)
・口腔や咽頭の殺菌、消毒、洗浄、口臭の除去等に使用する
・水で希釈したり、水で溶解したりして用いる
・指示された濃度で使用する
・うがい直後に食事を摂ると、殺菌効果は低下する
口腔咽頭薬・うがい薬に用いられる成分
1.抗炎症成分
成分名
1)リゾチーム塩酸塩
・鶏卵アレルギーの人は使用しない
・外用で使用した場合も、重篤な副作用を生じるおそれがある
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鎮咳去痰薬・口腔咽頭薬
鎮咳、去痰を目的とした成分
7.抗ヒスタミン成分
作用
・アレルギーに起因する咳、気道の炎症を緩和する
成分名
・クロフフェニラミンマレイン酸塩、クレマスチンフマル酸塩、カルビノキサミンマレイン酸塩等
注意すること
・痰が出にくくなることがある→痰が切れにくくて困っている人には注意
・口渇、眠気、眼圧上昇、排尿困難、便秘
8.生薬成分
作用
・主に鎮咳
成分名
・キョウニン、ナンテンジツ、ゴミシ、バクモンドウ
作用
・主に去痰
成分名
・シャゼンソウ、オウヒ、キキョウ、セネガ、オンジ
注意すること
・セネガ、オンジ→糖尿病の検査値に影響する
・バクモンドウは、鎮咳去痰作用、滋養強壮作用
カンゾウとグリチルリチン酸
・カンゾウは、グリチルリチン酸を含む生薬成分として多くの漢方薬に含まれている
・医薬品では、1日摂取量がグリチルリチン酸として200mgを超えないように用量が設定されているが、成分の重複による過剰摂取には注意を要する
・1日の最大服用量が、グリチルリチン酸として40mg以上、カンゾウとして1g以上となる製品については、高齢者、むくみのある人、心臓病、腎臓病または高血圧の診断を受けた人は、服用前に医師、薬剤師等に相談することとされている
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鎮咳去痰薬・口腔咽頭薬
鎮咳、去痰を目的とした成分
4.キサンチン系成分
作用
・気管支平滑筋に直接作用して、気管支を広げる
成分名
・ジプロフィン
注意すること
・中枢神経系を興奮させる作用→甲状腺機能障害、てんかんの人は注意
・心臓刺激作用→副作用として動悸
5.去痰成分
作用
・気道粘膜からの粘液の分泌を促進し、痰を出しやすくする
成分名
・グアイフェネシン、グアヤコールスルホン酸カリウム、クレゾールスルホン酸カリウム等
作用
・痰粘性タンパク質を溶解、低分子化して粘り気を減少
成分名
・エチルシステイン塩酸塩、メチルシステイン塩酸塩、カルボシステイン等
作用
・粘膜分泌促進、溶解低分子化、腺毛運動促進
成分名
・プロムヘキシン塩酸塩
6.抗炎症成分
作用
・気道の炎症を和らげる
成分名
・トラネキサム酸
注意すること
・凝固した血液の分解を抑える作用あり→血栓のある人、血栓を起こすおそれのある人は注意(脳血栓、心筋梗塞、血栓性静脈炎等)
作用
・気道の炎症を和らげる
成分名
・グリチルリチン酸二カリウム、カンゾウ(ステロイド系抗炎症成分と類似の構造をもつ)
注意すること
・大量摂取により、偽アルドステロン症(血圧上昇、尿量減少、むくみ等)→むくみ、心臓病、腎臓病、高血圧のある人、高齢者は注意
・多くの医薬品、漢方薬に配合され、甘味料としても使用されている→重複摂取の可能性あり、継続して大量に摂取しないように
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鎮咳去痰薬・口腔咽頭薬
鎮咳、去痰を目的とした成分
1.中枢性麻薬性鎮咳成分
作用
・延髄の咳嗽(がいそう)中枢に作用して咳を鎮める
成分名
・コデインリン酸塩、ジヒドロコデインリン酸塩(コデイン類)
注意すること
・モルヒネと同じ基本構造→依存性
・長期連用、大量摂取→倦怠感、虚脱感、多幸感→薬物依存の恐れ(特に、内服液剤は注意する)
・授乳中は服用しない服用した場合には、授乳しない→乳児がモルヒネ中毒化する恐れ
・日本では呼吸抑制のリスクは遺伝子学的に少ないと考えられるが、米国などで12歳未満の小児などへの使用を禁忌とされたことから、我が国でも予防的に12歳未満の小児などは使用しないこととされた
2.中枢性非麻薬性鎮咳成分
作用
・延髄の咳嗽中枢に作用して咳を鎮める
成分名
・ノスカピン塩酸塩、デキストロメトルファン臭化水素酸塩、チペピジンヒベンズ酸塩、ジメモルファンリン酸塩、クロペラスチン酸塩、クロペラスチンフェンジゾ酸塩等、デキストロメトルファンフェノールフタリン酸塩(主にトローチ剤、ドロップ剤に配合)
3.アドレナリン作動成分
作用
・交感神経系を刺激して、気管支を広げ、呼吸を楽にする
成分名
・メチルエフェドリン塩酸塩、メチルエフェドリンサッカリン塩、トリメトキノール塩酸塩、メトキシフェナミン塩酸塩、マオウ等
注意すること
・交感神経系を刺激→心悸亢進、血圧上昇、血糖値上昇→心臓病、高血圧、糖尿病、甲状腺機能障害のある人は注意
・メチルエフェドリン塩酸塩、メチルエフェドリンサッカリン塩、マオウ→依存性
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かぜ薬
かぜ薬に配合されている成分
4.アドレナリン作動成分
緩和する症状
1)鼻づまり(血管収縮作用により緩和)
成分名
・メチルエフェドリン塩酸塩(プソイドエフェドリン塩酸塩、フェニレフリン塩酸塩など)
2)咳(気管支拡張作用により緩和)
成分名
・メチルエフェドリン塩酸塩(マオウ、メチルエフェドリンサッカリン塩、トリメトキノール塩酸塩、メトキシフェナミン塩酸塩など)
5.中枢性麻薬性鎮咳成分
緩和する症状
・咳
成分名
・コデインリン酸塩、ジヒドロコデインリン酸塩
6.中枢性非麻薬性鎮咳成分
緩和する症状
・咳
成分名
・ノスカピン塩酸塩、デキストロメトルファン臭化水素酸塩、チペピジンヒベンズ酸塩、ジメモルファンリン酸塩、クロペラスチン塩酸塩、クロペラスチンフェンジゾ酸塩など
7.キサンチン系成分
緩和する症状
・咳(気管支拡張作用)
成分名
・ジフロフィリン(気管支平滑筋に直接作用して、気管支を広げる)
8.去痰成分
緩和する症状
・痰
成分名
・グアイフェネシン、グアヤコールスルホン酸カリウム、プロムヘキシン塩酸塩、エチルシステイン塩酸塩など
9.抗炎症成分
緩和する症状
・鼻やのどの粘膜のはれ、痛み
成分名
・セミアルカリプロティナーゼ
・プロメライン
・トラネキサム酸
・グリチルリチル酸二カリウム
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かぜ薬
かぜとインフルエンザの違い
かぜ
原因
・ライノウイルス、コロナウイルス等
症状
・鼻水、くしゃみ、のどの痛みなどの症状が先に現れる
・熱はないが、あっても高くならないことが多い
・咳は、かぜの中期から後期にみられる
対処
・休養、保湿、水分補給を心掛けるとともに、症状にあった一般用医薬品を使用する
インフルエンザ
原因
・インフルエンザウイルス
症状
・突然の高熱(38から40度)
・強い倦怠感、筋肉痛
・目の充血や涙目など
・目に症状が出るのも特徴
・一般に咳や鼻水は、発熱の後に現れる
対処
・症状発現後48時間以内であれば抗インフルエンザ等で対応するのが望ましい
・症状を確認し、医師の受診を勧める
かぜ薬に配合されている成分
1.解熱鎮痛成分
緩和する症状
・熱、痛み、のどの炎症
成分名
・サリチル酸系:アスピリン、サザピリン、サリチルアミド、エテンザミド
・イブプロフェン
・アセトアミノフェン
・イソプロピルアンチピリン(ピリン系)など
2.抗ヒスタミン成分
緩和する症状
・鼻汁、くしゃみ
成分名
・クロフフェニラミンマレイン酸塩
・カルピノキサミンマレイン酸塩
・メキダジン
・クレマスチンフマル酸塩
・ジフェンヒドラミン塩酸塩
3.抗コリン成分
緩和する症状
・鼻汁、くしゃみ
成分名
・ペラドンナ総アルカロイド
・ヨウ化イソプロアパミド
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かぜ薬
かぜとは
・医学的には、かぜ症候群という
・単一の疾患ではなく、ウイルス(原因となるウイルスは200種類以上)が上気道(鼻、のど)に感染して起こる上気道の急性炎症の創傷
・原因は、主にウイルスだが、冷気に当たることからくる反応やアレルギーなど、非感染症のものもある
・通常は、免疫機構によってウイルスが消滅すれば、自然に良くなる
全身症状
・発熱、頭痛、関節痛、全身倦怠感など
呼吸器症状
・くしゃみ、鼻汁、鼻づまり、咽頭通(のどの痛み)、咳、痰など
かぜと紛らわしい症状、疾患
・喘息、アレルギー性鼻炎、リウマチ熱、関節リウマチ、肺炎、肺結核、髄膜炎、急性肝炎、尿路感染症など多数ある
・急激な発熱、4日以上続く症状は、かぜではない可能性が高く、受診を勧める
・発熱、頭痛などと消化器症状(悪心、嘔吐、下痢など)がある場合、ウイルス性胃腸炎
・インフルエンザはインフルエンザウイルスが原因で感染力が強く、重症化しやすいため、かぜとは区別する
かぜ薬(総合感冒薬)
・かぜの諸症状の緩和を目的としたもの
・ウイルスの増殖を抑えたり、体内から排除したりするものではない
・安静(休養)、栄養、水分を十分にとることが基本
・そのときのかぜの症状に合った成分を含む風邪薬を選択する
・かぜ薬の服用期間中は、酒類の摂取は控える
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症状からみた主な副作用
8.イレウス様症状(腸閉塞様症状)
特徴
・イレウスとは腸内容物の通過が阻害された状態で、激しい腹痛、ガス排出の停止、著しい便秘等がみられる
・小児、高齢者、便秘傾向の人でみられやすい
原因となる薬剤
・ロペラミド塩酸塩等
9.喘息
特徴
・原因医薬品の使用後1時間以内に鼻水、鼻づまりが起こり、咳、喘鳴、呼吸困難などを生じる
・腹痛や下痢などを伴うこともある
原因となる薬剤
・解熱鎮痛薬(坐薬、外用薬も含む)
10.間質性肺炎
特徴
・肺の間質に炎症を生じたもの
・細菌感染による通常の肺炎とは異なる
・息切れ、息苦しさ、空咳などがみられる
・医薬品の使用から1~2週間程度の間に起こることが多い
・かぜや気管支炎との区別が難しい
・症状が一過性に現れ、自然と回復することもあるが、悪化すると肺繊維症に移行することもある
原因となる薬剤
・かぜ薬、小柴胡湯等の漢方薬
11.接触皮膚炎
特徴
・医薬品や化学物質、金属等に皮膚が敏感に反応して生じる
・アレルギー性のものと刺激性のものとに大別される
・正常な皮膚との境目がはっきりしている(医薬品が触れた皮膚の部分にのみ生じる)
・「肌に合わない」「かぶれ」と言われるもの
原因となる薬剤
・外用薬
・プフェキサマク
・ケトプロフェンなど
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症状からみた主な副作用
4.肝機能障害
特徴
・医薬品の成分、代謝物の肝毒性による中毒性のものと、アレルギー性のもの(遅延型過剰反応)とに大別される
・全身の倦怠感、黄疸(おうだん)等がみられるが、自覚症状がないことも多い
・黄疸:ビリルビン(黄色色素)が胆汁中へ排出されず、血液中に滞留することにより生じる皮膚や白眼が黄色くなる病態
5.偽アルドステロン症
特徴
・体内にナトリウムと水分が貯蔵され、カリウムの排泄が促進される
・低カリウム血症を伴う高血圧症を示すことから低カリウム血症ミオパチーによる四肢の脱力、血圧上昇、頭重等が主な症状
・小柄な人、高齢者、高血圧、心臓病、腎臓病の人、むくみのある人で生じやすい
原因となる薬剤
・カンゾウ、グリチルリチン酸を含むもの
6.無菌性髄膜炎
特徴
・発症は急性
・首筋のつっぱりを伴う激しい頭痛、発熱、吐き気など
・早期に原因医薬品の使用を中止すれば、予後は比較的良好
・まれに重篤な中枢神経系の後遺症が残ることもある
・全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病、関節リウマチのある人で生じやすい
原因となる薬剤
・イブプロフェン
7.消化性潰瘍
特徴
・胃や十二指腸の粘膜組織が傷害されて、その一部が粘膜筋板を超えて欠損する状態
・胃もたれ、食欲低下、胃痛、消化管出血に伴う便の黒色化、貧血など
・自覚症状に乏しい場合もある
原因となる薬剤
・解熱鎮痛薬の連用、アルコールの併用など
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症状からみた主な副作用
1.ショック(アナフィラキシー)
特徴
・生体異物に対する即時型の過敏反応(アレルギー)
・発症してからの進行が非常に速い
・チアノーゼや呼吸困難を生じ、致命的な転帰をたどることもあるため、すぐに医療機関を受診する
原因となる薬剤
・あらゆる医薬品
・過去にアレルギーを起こしたことがある薬品には注意
2.皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群:SJS)
特徴
・高熱、全身の皮膚や眼、口等の粘膜に発疹、発赤、火傷のような水疱等
・発症機序は不明
原因となる医薬品
・あらゆる医薬品
・発症の予後は困難
・服用後2週間以内に発症することがあるが、1ヶ月以上経ってから起こることもある
・いったん発症すると、致命的な転帰をたどることもある
・肺や呼吸器に障害が残ることもある
3.中毒性表皮壊死融解症(ライエル症候群:TEN)
特徴
・全身の10パーセント以上に火傷様の水疱、びらん、高熱等
・SJSの進展型と考えられるが、発症機序は不明
原因となる医薬品
・あらゆる医薬品
・発症の予後は困難
・服用後2週間以内に発症することがあるが、1ヶ月以上経ってから起こることもある
・いったん発症すると、致命的な転帰をたどることもある
・肺や呼吸器に障害が残ることもある
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人体の構造と働き
脳や神経の働き
中枢神経系
・中枢神経系は、脳と脊髄から構成される
・脳は、記憶、情動、意思決定等の働きを行う
・脳の下部には、自律神経系、ホルモン分泌等の調節機能を担う部位(視床下部など)がある
・脳において、血液循環量は心拍出量の約15パーセント、酸素消費量は全身の約20パーセント、ブドウ糖の消費量は全身の約25パーセント
・脳には多くの血管が通っているが、脳の血管は抹消に比べて物質の透過に関する選択性が高い
・タンパク質などの大分子や小分子でもイオン化した物質は血液中から脳の組織へ移行しにくくなる
・脳には、門番ともいえる血液脳関門を通過した物質だけが移行することができる
・小児は、この血液脳関門が未発達であるため、循環血液中に移行した医薬品の成分が脳の組織に達しやすいため注意が必要
・後頭部と頸部の境目付近にある延髄では、呼吸や心拍数など、さまざまな生体の機能が制御されている
・脊髄は脊椎の中にあり、脳と抹消の間で刺激を伝えている
・末梢からの刺激に一部に対しては、脳を介さずに刺激を返す場合があり、これを脊髄反射という
自律神経系
・自律神経系は、呼吸や血液の循環等のように生命や身体機能の維持のために無意識に働いている機能を担う
・効果を及ぼす臓器、気管にたいして、交感神経と副交感神経は拮抗して働き、効果器を制御している
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人体の構造と働き
皮膚、骨、関節、筋肉等の運動器官
骨格系
・骨は骨質、骨膜、骨髄、関節軟骨の4組織からなり、以下のような機能がある
1)身体各部の支持機能
・頭部や内臓を支える
2)臓器保護機能
・骨格内に臓器を納め、保護する
3)運動機能
・骨格筋の収縮を効果的に体躯の運動に転換する
4)造血機能
・骨髄で産生される造血幹細胞から赤血球、白血球、血小板が分化する
・但し、造血はすべての骨の骨髄で行われるわけではなく、主として胸骨、肋骨、脊髄、骨盤、大腿骨などが造血機能を担う
5)貯蔵機能
・カルシウムやリン等の無機質を蓄える
・無機質は骨に硬さを与え、有機質(タンパク質及び多糖体)は骨の強靭さを保つ
筋組織
・筋組織は、筋細胞とそれらをつなぐ結合組織からなり、機能や形態によって骨格筋、平滑筋、心筋に分類される
・骨格筋は、関節の骨に腱でつながっている
・腱は結合組織のみでできており、伸縮性はない
骨格筋、平滑筋、心筋の分類
1)骨格筋
存在:運動期間
随意/不随意:随意筋
横紋:あり
特徴など
・収縮力が強い
・疲労しやすい
・体性神経系(運動神経)
2)平滑筋
存在:内臓(血管壁、消化管壁、膀胱等)
随意/不随意:不随意
横紋:なし
特徴など
・比較的弱い力で持続的に収縮する
・自律神経系支配
3)心筋
存在:心臓壁
随意/不随意:不随意筋
横紋:あり
特徴など
・強い収縮力と持続力
・自律神経系支配
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人体の構造と働き
皮膚、骨、関節、筋肉等の運動器官
外皮系
皮膚の機能
1)身体の維持と保護
・体表面を包み、保護し、細菌等の異物の侵入を防ぐ
2)体水分の保持
・体の水分が対外に蒸発しないよう、また水分が体内に浸透しないよう遮断する
3)熱交換
・体温が上がると毛細血管開き、対外へ多くの熱を排出する
・汗腺から汗を分泌して気化熱で体温を下げる
4)外界情報の感知
・触覚、圧覚、痛覚、温度感覚等の感覚器としての機能
・皮膚は外側から表皮、真皮、皮下組織の3層構造となっている
・表皮は、角質層と生きた表皮細胞に分けられ、角質層は、ケラチンでできた角質細胞とセラミドを主成分とする細胞間脂質から構成されている
・皮膚の色は、表皮や真皮に沈着したメラニン色素によるもの
・メラニン色素は、表皮最下層にあるメラニン産生細胞で産生される
汗腺
1)アポクリン腺
・腋窩(わきのした)などの毛根部に分布(体臭腺)
2)エクリン腺
・手のひらなど毛根がないところも含め、全身に分布
・体温調整のための発汗は全身の皮膚に生じるが、精神的緊張による発汗は手のひらや足底、腋の下の皮膚だけに起こる
骨格系
・骨格系では、骨と骨が関節で結合して体を支えている
・成長が停止した後も、一生を通じて破壊(骨吸収)と修復(骨形成)が行われている
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人体の構造と働き
目、鼻、耳の感覚器官
鼻
・鼻は嗅覚情報の受容器官である
・空気中を漂う物質を鼻腔内に吸い込み、その科学的刺激を感じ取る
・鼻腔は薄い板状の軟骨と骨でできた鼻中隔で仕切られている
・鼻中隔の前部の粘膜は毛細血管が密集しているため、出血しやすくなっている
・鼻の周囲の骨には空洞(副鼻腔)がある
・鼻腔と副鼻腔をつなぐ管は非常に狭いため、鼻腔粘膜が腫れると副鼻腔の開口部がふさがりやすくなり、炎症を生じることがある
耳
・耳は聴覚情報と平衡感覚を感知する器官である
・外耳、中耳、内耳からなる
・中耳は外耳と内耳をつなぐ部分で、鼓膜、鼓室、耳小骨、耳管からなる
・外耳は、側頭部から突出した耳介と耳介で集められた音を鼓膜まで伝導する外耳道からなる
・外耳道にある耳垢腺や皮脂腺からの分泌物に、埃や外耳道上皮の老廃物などが混じって耳垢となる
・外耳道を伝わった音は、鼓膜を振動させ、中耳にある鼓室内部で耳小骨が鼓膜の振動を増幅し、内耳へ伝道する
・小さい子供では、耳管が太くて短く、走行が水平に近いため、鼻腔からウイルスや細菌が侵入しやすくなっている
・内耳は聴覚器官の蝸牛(かぎゅう)と、平衡器官である前庭からなり、これらの内部はリンパ液で満たされている
・前庭は、体の回転や傾きを感知する半規管と、水平垂直方向の加速度を感知する耳石器官に分けられる
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人体の構造と働き
目、鼻、耳の感覚器官
目
・目は視覚情報の受容器官で、眼球とまぶた、結膜、涙器、眼筋等からなる
・角膜と水晶体の間は房水で満たされ、角膜に一定の圧(眼圧)を生じさせている
・房水の排出が滞り、眼球内の眼圧が増した状態が緑内障である
・水晶体の前には虹彩があり、瞳孔を広げたり縮めたりさせて、眼球内に入る光の量を調節している
・角膜に差し込んだ光は、角膜、房水、水晶体、硝子体を透過しながら屈折して網膜に焦点を結ぶ
・遠近の焦点調節は、毛様体が水晶体の厚みを変化させることにより行われる
・近くを見るときは水晶体が厚みを増し、遠くを見るときは扁平になる
・網膜には光を受容する視細胞が密集し、個々の細胞は神経線維につながって束になり、視神経となる
・視細胞には、色を識別する細胞と薄暗いところで働く細胞の2種類がある
・薄暗いところでは、形はわかっても色がわからないのは、色を識別する細胞が働いていないためである
・目の充血とは、血管が拡張して赤く見える状態
・結膜の充血では、白目の部分だけでなくまぶたの裏側も赤くなる
・強膜(白目の部分で、乳白色の比較的丈夫な結合組織)が充血したときは、まぶたの裏側は赤くならず、強膜自体が乳白色であるため、白目の部分がピンク味を帯びる
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人体の構造と働き
泌尿器系
・血液中の老廃物を尿として対外へ排出するための器官系
腎臓
1)ネフロン
・腎臓の基本的な機能単位
・腎小体(糸球体+ボウマン膿)+尿細管
腎小体
・血液中の老廃物が濾過され、原尿として尿細管へ送られる
尿細管
・水分や電解質が再吸収される
・老廃物が濃縮され、尿となる
2)血液中の老廃物の除去
・心臓から拍出される血液の1/5から1/4が流れている
3)水分・電解質の排出を調整する
・血液の量と組成、血圧を一定に維持する
4)赤血球の産生を促進するホルモンを分泌する
5)ビタミンDを活性型に転換する
副腎
1)副腎皮質
・副腎皮質ホルモン(アルドステロンなど)を分泌する
・アルデストロン:体内に塩分と水を貯留し、カリウムの排泄を促す作用がある
2)副腎髄質
・自律神経系に作用するアドレナリン、ノルアドレナリンを産生、分泌する
尿路
1)尿管
・腎臓と膀胱をつなぐ管
2)膀胱
・尿を一時的にためておく袋状の器官
3)尿道
・膀胱に溜まった尿が対外に排泄されるときに通る管
・女性:尿道が短く、細菌などが感染しやすい
・男性:尿道の周りに前立腺があり、加齢とともに肥大し、排尿困難を生じやすい
尿
・血液でろ過されて作られるため、健康な状態であれば、尿中に細菌などの微生物は存在しない
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人体の構造と働き
循環器系
血液
1)血漿
グロブリン
・その多くが、免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割を担う
脂質
・中性脂肪、コレステロールなど
・水に溶けないので、タンパク質と結合してリポタンバク質として血漿中に存在する
2)血球
赤血球
・血液全体の薬40パーセントを占める
・赤い血色素(ヘモグロビン)を含み、酸素を全身に運ぶ
・ヘモグロビンの生合成には鉄が不可欠で、不足すると貧血になる
・古くなった赤血球は、脾臓で処理される
白血球
好中球
・白血球の約60パーセントを占める
・感染が起きた組織に集まり、細菌、ウイルスを分解する(食作用)
リンパ球
・白血球の約3分の1を占める
・T細胞リンパ球:異物を認識する
・B細胞リンパ球:抗体(免疫グロブリン)を産生する
単球
・白血球の約5パーセント程度だが、最も大きく、強い食作用を持つ
血小板
・血液凝固、止血に関与している
リンパ系
・血管系とは半ば独立した循環系として存在する
・心臓のようにポンブの働きをする器官が無い
・リンパ液の流れは、主に骨格筋の収縮によるもので、流速は血流に比べて緩やか
・リンパ液は、血漿とほとんど同じ成分からなるが、タンパク質が少なく、リンパ球を含む
・リンパ管には、逆流防止のための弁があり、リンパ液は一定の方向に流れている
・リンパ節の内部にはリンパ球やマクロファージが密集している
・リンパ液で運ばれてきた細菌やウイルス等は、ここで免疫反応によって排除される
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人体の構造と働き
循環器系
血液の流れ
・右心房→右心室→肺(ガス交換)→左心房→左心室→全身→右心房
・右心房と右心室は全身から集まった血液を肺に送り出す
・肺でガス交換が行われた血液は、左心房と左心室に入り、そこから全身に送り出される
動脈と静脈
1)動脈
・血液の流れ:心臓から全身へ送られる
・血管壁にかかる圧力:強い→血管壁は弾力性に富む
・その他:血圧は動脈の血管壁にかかる圧力を測定する
2)静脈
・血液の流れ:全身から心臓へ戻る
・血管壁にかかる圧力:比較的弱い→血管壁は薄い
・その他:逆流を防ぐため、一定の間隔に弁がある
血圧
・心臓は収縮したときの血圧が最大血圧
・心臓が弛緩したときの血圧が最小血圧
心臓
・心臓は心筋でできた握りこぶし大の臓器
・肋骨の後方に位置する
・心臓内部は上部左右の心房と、下部左右の心室に分かれており、拍動により血液を拍出する
血液
・血液は、血漿と血球からなる
・酸素や栄養分の組織への供給
・二酸化炭素や老廃物の排泄器官への運搬を行う
1)血漿
・90パーセント以上が水分
・タンパク質(アルブミン、グロブリン等)、脂質、糖質、電解質を含む
アルブミン
・血液の浸透圧を保持する(血漿成分が血管から組織中に漏れ出るのを防ぐ)
・ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それらが血液によって運ばれるときに代謝や秘説を受けにくくする
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人体の構造と働き
呼吸器系
・呼吸器系は、呼吸を行うための器官系で、常に外気と接触しているため、いくつもの防御機構が備わっている
上気道
1)鼻腔
・鼻汁:粘液分泌腺から分泌、常に少しずつ分泌されている
・リゾチームが含まれ、気道の防御機構のひとつになっている
2)咽頭
・口腔から食道に通じる食物路と呼吸器の気道とが交わるところ
・消化管と気道の両方に属する
・後壁には、リンパ組織が集まってできた扁桃があり、免疫反応が行われる
3)喉頭
・咽頭と気管の間にある軟骨に囲まれた円錐状の器官で、発生器の役割もしている
下気道
4)気管
・気道が左右の肺に分岐するまでの部分
5)気管支
・肺の中で、複数に枝分かれしている部分
・末端は球状:肺胞→この壁を介して、血液中の二酸化炭素と吸気中の酸素とのガス交感が行われる
6)肺
・筋組織はなく、自力で膨らんだり縮んだりすることができない
・横隔膜や肋間筋によって拡張、収縮して呼吸運動が行われる
循環器系
・循環器系は、体液(血液やリンパ液)を体内に循環させ、酸素、栄養分等を全身の組織へ送り、老廃物を排泄器官へ運ぶための器官系である
・心臓、血管系、血液、脾臓、リンパ系からなる
・血管系は、心臓を中心とした閉じた管(閉鎖循環系)で、リンパ系はリンパ毛細管が組織の中に開いている(開放循環系)
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人体の構造と働き
消化腺
1)膵臓
・炭水化物、タンパク質、脂質を消化する酵素を供給する
・弱アルカリ性の膵液を十二指腸へ分泌する(胃で酸性になった内容物を中和する)
・血糖値を調節するホルモンを分泌する(インスリン、グルカゴン)
2)胆嚢
・胆汁を凝縮して蓄える(胆汁は肝臓で作られる)
・古くなった赤血球、過剰なこれステロールを排出する
・ビリルビンを含む
3)脾臓
・握りこぶし大のスポンジ状の臓器
・胃の後方の左上腹部に位置する
・脾臓内を流れる血液から古くなった赤血球を漉しとって処理する
4)肝臓
・横隔膜の直下にある大きな臓器
・胆汁を産生する
・必須アミノ酸以外のアミノ酸を生合成する
・必須アミノ酸:体内で作られないため、食品などから摂取する必要があるアミノ酸
・グリコーゲンを貯蔵する(血糖値が下がるとブドウ糖に分解され、血中へ)
・脂溶性ビタミン、水溶性ビタミン(ビタミンB6、B12等)を貯蔵する
・有害物質(医薬品、アルコール等)を代謝して無毒化し、排出されやすい形にする
・アミノ酸が分解されて生じるアンモニア→肝臓で尿素に代謝される
・アルコール(お酒)→肝臓でアセトアルデヒドに代謝され、最終的には酢酸まで分解されて排出する
・ヘモグロビンが分解されて生じたビリルビン→肝臓で代謝されるが、肝機能障害や胆管閉塞があるとビリルビンが排出されず、黄疸を生じる
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人体の構造と働き
消化管
4)胃
・胃粘液:胃酸から胃壁を保護する
・胃粘液に含まれる成分は、ビタミンB12の吸収にも関与する
・胃粘液が減ると、消化性潰瘍になる
・胃の内容物の滞留時間は、脂質分の多い食品は長く、炭水化物主体の食品は短い
5)小腸
・長さは6から7メートル
・十二指腸、空腸(上部40パーセント)、回腸(残り60パーセント)
・十二指腸:脾臓からの脾管と、胆のうからの胆管の開口部がある
・十二指腸の粘膜表面は、絨毛で覆われ、栄養分の消化、吸収が行われる
6)大腸
・長さは約1.5メートル
・盲腸、虫垂、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸からなる
・絨毛はない
・腸の内容物は、大腸に入ってきたときはかゆ状
・水分、ナトリウム、カリウム、リン酸等が吸収され、糞便を形成する
・腸内細菌が多数存在し、食物繊維を発酵分解したり、血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要なビタミンKも産生する
・糞便の大半は水分、腸壁の残骸15から20パーセント、腸内細菌の死骸10から15パーセント、食物のかす5パーセント
・S状結腸から直腸に便が送られると、便意が起こる(通常、直腸は空っぽ)
消化腺
1)膵臓
・炭水化物、タンパク質、脂質を消化する酵素を供給する
・弱アルカリ性の膵液を十二指腸へ分泌する(胃で酸性になった内容物を中和する)
・血糖値を調節するホルモンを分泌する(インスリン、グルカゴン)
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人体の構造と働き
消化器系
・消化器系は、食べ物を消化して生体を維持する栄養分を吸収し、残ったものを身体の外に出す働きをする
・消化には、消化腺から分泌される消化液による化学的消化と咀嚼や消化管等による機械的消化がある
消化管
・口腔から肛門まで続く管で、長さは成人で約9メートル
1)口腔
・歯(歯肉、歯根、歯冠)、舌(味蕾で味を感じる)
・歯冠の表面は、エナメル質で覆われ、その下には、象牙質があり、歯髄を取り囲んでいる
・エナメル質は、体で最も硬い部分
・唾液腺から唾液を分泌する
・唾液は、プチアリン(唾液アミラーゼ:でんぷんを分解する)、リゾチーム(殺菌物質)を含み、口腔内を中性に保つ
2)咽頭
・食物路と気道が交わるところ
・飲食物を飲み込むときには、咽頭の入り口の弁(喉頭蓋)が反射的に閉じることにより、飲食物が咽頭や気管に流入せずに食道へと送られる
3)食道
・上端と下端に括約筋があり、胃の内容物の逆流を防ぐ
・消化液の分泌腺はない
4)胃
・胃酸、ペプシノーゲン、胃粘液を分泌
・胃酸:胃内を強酸性に保つ、内容物の腐敗、発酵を防ぐ
・ペプシノーゲン:胃酸によってペプシンとなり、タンパク質を分解して、ペプトン(タンパク質が半消化された状態)にする
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「次の診断を受けた人は相談すること」
緑内障
主な成分・薬効群
・鼻炎用内服薬、鼻炎用点鼻薬
・ペントキシペリンクエン酸塩
・スコポラミン臭化水素酸塩水和物、メチルオクタトロピン臭化物、イソプロパミドヨウ化物等の抗コリン成分
・ロートエキス
・ジフェニドール塩酸塩
・ジフェンヒドラミン塩酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩等の抗ヒスタミン成分
理由
・抗コリン作用によって房水流出路が狭くなり、眼圧が上昇し、緑内症を悪化させるおそれがあるため
血液凝固異常
主な成分・薬効群
・セミアルカリプロティナーゼ、ブロメライン
理由
・フィブリノゲン、フィブリンを分解するタンパク質分解酵素であり、出血傾向を増悪させるおそれがあるため
血栓のある人(脳血栓、心筋梗塞、血栓静脈炎など)、血栓症を起こすおそれがある人
主な成分・薬効群
・トラネキサム酸(内服)、セトラキサート塩酸塩
理由
・生じた血栓が分解されにくくなるため
貧血
主な成分・薬効群
・ピペラジンリン塩酸塩のピペラジンを含む成分
理由
・貧血の症状を悪化させるおそれがあるため
全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病
主な成分・薬効群
・イブプロフェン
理由
・無菌性髄膜炎の副作用を起こしやすいため
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「次の診断を受けた人は相談すること」
腎臓病
主な成分・薬効群
・制酸成分を主体とする胃腸薬
・酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、硫酸マグネシウム等のマグネシウムを含む成分、硫酸ナトリウムが配合された瀉下薬
理由
・ナトリウム、カルシウム、マグネシウム等の無機塩類の排泄が遅れたり、体内貯留が現れやすかったりするため
主な成分・薬効群
・ピペラジンリン酸塩等のピペラジンを含む成分、プソイドエフェドリン塩酸塩
理由
・腎臓における排泄が円滑に行われず、副作用が現れやすかったりするため
糖尿病
主な成分・薬効群
・鼻炎用点鼻薬
・メチルエフェドリン塩酸塩、トリメトキノール塩酸塩、フェニレフリン塩酸塩、メトキシフェナミン塩酸塩等のアドレナリン作動成分
・マオウ
理由
・肝臓でグリコーゲンを分解して血糖値を上昇させる作用があり、糖尿病の症状を悪化させるおそれがあるため
緑内障
主な成分・薬効群
・眼科用薬
理由
・緑内障による目のかすみには効果が期待できず、また、充血除去作用成分が配合されている場合には、眼圧が上昇し、緑内障を悪化させるおそれがあるため
主な成分・薬効群
・パパペリン塩酸塩
理由
・眼圧が上昇し、緑内障を悪化させるおそれがあるため
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「次の診断を受けた人は相談すること」
心臓病
主な成分・薬効群
・硫酸ナトリウム
理由
・血液中の電解質バランスが損なわれ、心臓の負担が増加し、心臓病を悪化させるおそれがあるため
主な成分・薬効群
・グリセリンが配合された浣腸薬
理由
・排便直後に、急激な血圧低下等が現れることがあり、心臓病を悪化させるおそれがあるため
腎臓病
主な成分・薬効群
・アスピリン、アスピリンアルミニウム、エテンザミド、イブプロフェン、アセトアミノフェン
理由
・むくみ、循環体液量の増加が起こり、腎臓病を悪化させるおそれがあるため
主な成分・薬効群
・グリチルリチン酸二カリウム、グリチルレチン酸、カンゾウ
理由
・大量に使用するとナトリウム貯留、カリウム排泄促進が起こり、むくみ等の症状が現れ、腎臓病を悪化させるおそれがあるため
主な成分・薬効群
・スクラルファート、水酸化アルミニウムゲル、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、合成ヒドロタルサイト、アルジオキサ等の
アルミニウムを含む成分が配合された胃腸薬、胃腸鎮痛鎮痙薬
理由
・過剰のアルミニウムイオンが体内に貯留し、アルミニウム脳症、アルミニウム骨症を生じるおそれがあるため
・使用する場合には、医療機関において定期的に血中アルミニウム、リン、カルシウム、アルカリフォスファターゼ等の測定を行う必要があるため
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