認知症介護と障がい者支援2015年03月

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

2015年02月 | 2015年03月の記事一覧 | 2015年04月
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引き続き、消化器系、腎臓、内分泌系の疾患について、ご紹介します。

5.脂質異常症
・血清中のLDLコレステロール値が140mg/dl以上、HDLコレステロール値が40mg/dl未満、中性脂肪知が150mg/dl以上のいずれの状態

症状
・一般に自覚症状はない

原因
・アルコール多飲、糖尿病、甲状腺機能低下症、腎疾患、薬剤の副作用など

治療
・原因疾患の治療で改善しない場合、薬物治療を行う

6.悪性腫瘍(がん)
・体の細胞が悪性化し、異常に増殖することによる疾患
・転移し生命にかかわるものを悪性腫瘍、生命に影響を与えない良性のものを良性腫瘍と呼ぶ
・加齢とともにがんの発症頻度は増す

臓器別の割合
・胃がん、肺がん、大腸がんの割合が多い
・胃がんは減少傾向、肺がん、大腸がんは増加傾向

症状
・臓器によって異なる

治療
・手術療法、化学療法、放射線療法
・がんの進行度、身体機能、本人の希望を考慮して治療方法を選択する

特徴
・若年者と高齢者では、がんの質に差はないとされているが、高齢者の方がターミナル期の痛みの訴えは少ないとされている
・末期には積極的治療はせず、緩和治療によって延命よりも苦痛を取り除く医療を中止とすることもある

7.早老症
・常染色体劣性の遺伝子疾患で、ウェルナー症候群が代表的

ウェルナー症候群
・20歳頃から白髪、脱毛、皮膚のしわなど老化に似た特徴が現れる
・若年性白内障、耐糖能異常、動脈硬化症、がんの発生も多く見られる

・平均死亡年齢は、40から50歳


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2015.03.31 08:55 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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引き続き、消化器系、腎臓、内分泌系の疾患について、ご紹介します。

4.糖尿病
・インスリンの分泌不全および作用不全により、体内の血糖値が上がり、全身にさまざまな障害が起こる疾患

1型糖尿病
→若年者に発症することが多い
→病気の進行が速く、体内のインスリンの量が絶対的に不足しており、インスリン注射が必要

2型糖尿病
→中年以降に発症することが多い
→病気の進行は遅く、体内のインスリンを作る能力は保たれており、生活習慣を改善することで予防できるものも多い

症状
・口渇、多飲、多尿
・高齢者は上記の典型的症状がはっきりと出ないことがある
・糖尿病の罹患年数が長く、血糖コントロールが悪いと合併症が起こる

糖尿病の主な合併症
・網膜症
→初期には無症状のことが多く、突然、視力が低下することがある
・腎症
→初期には尿蛋白因性だが、徐々に尿蛋白の程度が増加し、ネフローゼ症候群をきたすことがある
※ネフローゼ症候群とは、高度の蛋白尿と低蛋白血症を特徴とする疾患の総称
・神経障害
→自立神経症状として、起立性低血圧、排尿障害、インポテンス、便秘下痢などの胃腸症状
→抹消神経症状として、下肢末端の知覚障害

生活習慣の管理
・食事療法
→標準体重と身体活動度から1日の摂取カロリーを計算する
・運動療法
→医師のメディカルチェックを受け、適度な運動をする
・薬物療法
→食事療法、運動療法でもコントロールが出来ない場合、血糖投下薬を投与する


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2015.03.30 05:36 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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引き続き、消化器系、腎臓、内分泌系の疾患について、ご紹介します。

3.腎不全
・腎機能に障害を受けて体液の恒常性を保てなくなる状態
・急性腎不全と慢性腎不全とに分けられる
・高齢者は脱水から腎不全になることが多い

急性腎不全および慢性腎不全の急性憎悪
特徴
・脱水、心不全、薬剤の影響、骨盤部腫瘍による両側尿管閉塞などにより腎機能障害になって起こる
症状
・乏尿、悪心(おしん)、嘔吐、浮腫、体重増加、動悸、易疲労感(つかれやすい)
・けいれんを起こすこともある

治療
・血液透析といった血液浄化療法が必要かどうかが重要
・乏尿症の場合、血液浄化療法を行う

慢性腎不全
症状
・全身倦怠感、動悸、頭痛、浮腫などが現れる
・腎機能障害の程度によって、多尿、乏尿のどちらも現れる
治療
・自覚症状の改善が中心で、できる限り人工透析開始を遅らせるようにする
・食事療法
→高カロリー食で、蛋白質、水分、食塩、カリウムを制限する
・高血圧の管理
→塩分制限、降圧薬の投与
・高リン血症、低カルシウム血症の治療
→炭酸カルシウム、活性型ビタミンDの投与
・透析療法
→上記3つを行っても進行する場合に行う

慢性腎不全は治りにくく長期化するため、抑うつ状態になりがち
自己管理のために覚えなければならないことが多く、家族の協力が不可欠となる


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2015.03.29 00:30 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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引き続き、消化器系、腎臓、内分泌系の疾患について、ご紹介します。

2.肺疾患
・高齢者に多い肺疾患は、慢性肝炎、肝硬変で、急性肝炎は少ない

急性肝炎
症状
・食欲不振や全身の倦怠感だが、わかりにくい
・黄疸(おうだん)が現れることがある

特徴
・頻度は少ないが発症すると長引き重症化しやすい
・安静臥床が中心で、一般に予後は良好
・黄疸が見られる場合、入院治療が必要

慢性肝炎
症状
・自覚症状が少ないことが多い

特徴
・B型肝炎が年齢とともに減少し、C型肝炎が増加する傾向がある
※B型肝炎は、血液や体液を介して感染する
※C型肝炎は、主に血液を介して感染する


治療
・禁酒して経過観察

肝硬変
特徴
・輸血などでC型肝炎ウイルスに起因するものが増えている
・高齢者は進行遅く症状が強く現れない場合が多い
・肝不全、肝がんの合併に注意を要する

肝不全になった場合
・浮腫・腹水→塩分制限、アルブミンや利尿剤の投与
・食道静脈瘤
→予防的に内視鏡的静脈瘤結紮(けっさつ)術を行う
→出血時には輸血などの救急処置が必要
・肝性昏睡
→肝機能不全により血中芳香族アミノ酸が増加し、意識障害・精神神経症状をきたした場合は低蛋白食、ラクチュロース投与、分岐鎖アミノ酸製剤投与など


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2015.03.28 08:07 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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消化器系、腎臓、内分泌系の疾患について、ご紹介します。

消化器系とは
・口腔(食事摂取)から肛門(排泄)までにかかわる消化・吸収機能器官
・消化吸収を助ける肝臓や腎臓も含む

1.胃潰瘍
特徴
・高齢者は、十二指腸潰瘍より胃潰瘍が多く、潰瘍が大きいのが特徴
・ヘリコバクター・ピロリ菌による慢性胃炎が原因

・高齢者に多く見られる非ステロイド性消炎鎮痛剤により潰瘍が発生

症状
・高齢者では、症状が乏しい場合が多く、消化管出血で気づくことも多い
・食欲不振や体重減少など非特異的症状にも注意する
・潰瘍穿孔(せんこう)ができても腹痛のなどの症状がないことがある

治療
・薬剤治療による胃酸分泌の抑制
・ヘリコバクター・ピロリ菌の除菌
・生活習慣として禁煙する

ヘリコバクター・ピロリ菌
→感染すると胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんを起こす原因となる
→経口感染すると言われ、高齢者ではピロリ菌陽性の割合が高い

消化器官の加齢変化
→肝機能には大きな加齢変化はないが、感染や低栄養などにより高齢者の健康状態が悪くなるとすぐ低下する
→いったん肝機能が低下すると、薬物を代謝する能力も低下するため、薬物による副作用の一因となる場合がある


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2015.03.27 07:30 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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引き続き、呼吸器系の疾患について、ご紹介します。

3.気管支喘息
・気管支がさまざまな刺激に反応して収縮し、呼吸困難の発作を起こすもの
・ラ音や、ぜいぜい、ひゅうひゅうという喘鳴(ぜいめい)を伴う

特徴
→若齢者はアトピー型の喘息が多いのに対し、高齢者は内因型(感染型)の喘息が多い
→アトピー型気管支喘息は遺伝的体質の上にアレルギーが関係して起こるので、多くは乳幼児期に発病する
→内因型気管支喘息は感染が原因で、多くは中年以降に発病する
→高齢者ほど気道分泌物の粘稠度(ねんちゅうど)が増す傾向がある

治療
→気管支拡張薬、ステロイド薬を用いる
→感染予防が第一

4.肺結核
・結核菌による肺の感染症

特徴
・高齢者では、以前感染した結核菌が残っている場合があり、加齢や薬剤の使用による免疫力の低下をきっかけに発症しやすくなる
・主な症状は、せき、痰、血痰、息切れ、食欲不振、微熱、体重減少、胸痛、喀血(かっけつ)
・高齢者の場合、症状が乏しいのが特徴

結核菌感染の診断
・ツベルクリン反応
※但し、ツベルクリン反応では、発病しているかどうかの判定はできない

排菌があるなど周囲の人に感染する恐れがある場合、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に従い、指定医療機関における入院治療が必要です。そこで、抗結核菌を用いた化学療法が行われます。


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2015.03.26 04:15 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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引き続き、呼吸器系の疾患について、ご紹介します。

2.慢性閉塞性肺疾患(COPD)
・肺の換気機能が低下する病気のうち、慢性気管支炎、肺気腫(急性・可逆性の気道閉塞を主な症状とする気管支炎喘息を除く)の総称
・高齢者で起こりやすいのは、主に慢性気管支炎、肺気腫、びまん性汎細気管支炎
・慢性閉塞性肺疾患の高齢者の場合、気道感染、肺炎、右心不全などを契機に急激に呼吸不全を起こすため、注意が必要

慢性気管支炎
特徴
→気道からの分泌物が増加し、慢性的に気道が閉塞する
→たんを伴う持続性のせきが2年以上にわたり、主として冬季に3ヶ月以上続く場合をいう
治療
→早期発見、感染予防が重要
→去痰薬、消炎薬、エリスロマイシンなど少量の抗生剤が有効


肺気腫
特徴
→肺胞が弾力を失って肺の傍聴をきたす病気
→喘鳴(ぜんめい)や労作時呼吸困難が見られる
治療
→禁煙、感染予防が重要
→栄養指導、食事指導、口腔ケアが有効


びまん性汎細気管支炎
特徴
→感染、薬剤、膠原病などが原因で終末細気管支から呼吸細気管支領域を中心とした気道に炎症や狭窄を起こす
→高頻度に副鼻腔炎を合併し、進行すると呼吸不全に陥る
→持続性のせきや喀痰(かくたん)、労作時の息切れが見られる
治療
→感染予防が第一
→内服薬の管理と確認が重要



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2015.03.25 05:25 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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呼吸器系の疾患について、ご紹介します。

高齢者のかかりやすい呼吸器系の疾患で、肺炎と慢性閉塞性肺疾患は非常に多く死亡原因となることもあります。

1.肺炎
・さまざまな病原菌の感染により、肺に炎症が起こった状態

肺炎の種類
・市中肺炎
→通常の社会生活を送っている人の肺炎で、細菌が原因であることが多い
・院内肺炎
→入院後48時間以降に発症した肺炎をいい、病原菌はさまざま
・誤嚥性肺炎
→飲食物の一部が気道から肺に入り、それにバクテリアが繁殖して肺炎を起こすもの。飲食物以外にも、嘔吐物、口腔内や咽頭の病原菌を含む分泌物を少しずつ繰り返し吸引し続けることが原因になることもある
※特に、意識障害のある場合や寝たきりの場合、夜間の睡眠中により起こりやすい

高齢者の肺炎の特徴
・高齢者の肺炎は、成壮年期に比べ、以下のような特徴が見られる
→典型的な肺炎の症状が出ないことがある。特に熱が出ないことも多い
→食欲不振、全身倦怠感など、非特異的な初発症状が多く、肺炎とは気づきにくい

→初期には、呼吸器の増加、呼吸パターンの変化がある
→せん妄、傾眠傾向など精神・神経症状が目立つことがある
→意識障害やショックなど症状の急変が見られる
→敗血症ショック、うっ血性心不全、腸閉塞など基礎疾患の憎悪や肺炎以外の臨床症状が主となる場合もある


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2015.03.24 05:45 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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引き続き、神経系の疾患について、ご紹介します。

13.ギラン・バレー症候群
症状
・全年齢層に発病する
・ウイルスや細菌感染から、運動神経や神経根の脱髄を生じる
・感冒や胃腸症状に続いて急激に運動麻痺が生じる運動神経炎。放置すると呼吸筋麻痺で死亡する

・主に四肢の筋力低下があり、完全麻痺では指先も動かせなくなる
・障害は、球麻痺による嚥下障害や言語障害、顔面麻痺、呼吸筋麻痺などを伴うこともある
・一般に感覚障害はないが、初期には足先にしびれを感じることがある
※現在は神経障害の症状から急性炎症性脱髄性多発神経根炎(AIDP)と呼ばれることがある

治療・介護
・症状の現れ方と内容、髄液検査で蛋白細胞解離を認めることで診断する
・発病後4週間程度をピークに、症状が固定し、次第に軽快する
・呼吸筋麻痺が著しい場合は人工呼吸器を装着するなど、症状に応じて対応する
・副腎皮質ステロイド薬、免疫吸着、免疫グロプリン大量療法が有効な場合がある
・予後は一般に良好。重症の場合は、筋委縮や筋力低下の後遺症を残す場合がある

14.ハンチントン病
症状
・原因は不明。大脳の線条体の神経細胞が変性消失する常染色体性優性遺伝疾患
・手足やくび、顔面筋が不規則に不随意に動く舞踏病運動、認知症や性格変化が起こる
・症状が進行し、10から20年で死亡する

治療・介護
・遺伝子検査により確定診断する
・進行を止める根本的な治療法はない
・不随意運動に対する薬物治療、生活指導、介護を行う


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2015.03.23 07:22 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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引き続き、神経系の疾患について、ご紹介します。

11.クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)
症状
・異常なプリオン蛋白が脳に蓄積し、神経細胞が変性して起こる
・50から70歳代に稀に起こる病気で感染性がある
・物忘れや異常行動などの精神症状から歩行障害
・手の震えなどの運動症状
・認知症の進行などを経て最終的には無動無言状態となる

特徴
・日本では自然発症や患者の組織を移植したことによる医原性が多い
・狂牛病の病牛を食べて発症する変異型CJDの例も報告されている

治療・介護
・有効な治療は見つかっていないため、病状に応じた介護を行う
・神経組織以外に感染の危険はないため、介護上の問題はない

12.多発性硬化症(MS)
症状
・自己免疫による脱髄が原因で脳や脊髄が冒される
※脱髄とは、神経線維を取り巻く髄鞘が破壊される状態のこと
・障害された部位によって発現する症状は異なる

特徴
・日本では視神経と脊髄が冒されるケースが多い
・視力低下、四肢の運動麻痺、歩行障害、排尿障害、感覚障害

治療・介護
・脱髄は治療により症状を回復できるが、再発リスクがある
・再発を繰り返すと後遺症が残るので注意を要する
・発症または再発期には、副腎皮質ステロイド療法
・慢性期には、対症的に薬物療法を行う


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2015.03.22 05:20 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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引き続き、神経系の疾患について、ご紹介します。

9.シャイ・ドレーガー症候群
・30から60歳代に発症し、初期から起立性低血圧、排尿障害、失禁、発汗低下など自律神経症状が目立つ
・進行すると動作が拙(つたな)くなったり、歩行時のふらつき、転倒といった小脳性の運動失調やパーキンソン様症状が現れる
・徐々に進行し、数年で自立困難となる
・睡眠時に舌根沈下が起きて激しいいびきや無呼吸を生じる

治療は対峙的な薬物治療にあわせて訓練や生活指導を行う
→起立性低血圧では、急に立ち上がらないよう生活指導する
→排尿困難に対しては、初期には薬物治療を行いますが、カテーテルによる自己導尿が必要になる場合もある
→発汗低下には、体温調節障害を伴い、感染症や気温の上昇などにより体温が高くなることに注意し、高体温になった場合は氷のうなどで体温を下げる
→小脳性の運動失調やパーキンソン様症状には、転倒時の危険防止のためヘルメットを着用するよう指導したり、歩行訓練を行う

10.脊髄小脳変性症
・ろれつがまわらない、動作時に上肢が震える、歩行がふらつくなど小脳性の運動失調が主な症状
・発病時には小脳の委縮が認められる
・原因は不明

治療は運動療法を主体とする
→ゆっくり話し、歩くときは両足を左右に開くよう指導する
→症状にあわせて、薬物治療も行う


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2015.03.21 00:50 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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引き続き、神経系の疾患について、ご紹介します。

7.ピック病
・認知症を主な症状とする大脳皮質の変性疾患
・40代から60第に発病する
・原因は不明

ピック病の診断
→CTスキャン、MRI、脳血流SPECTなど

ピック病の特徴
→アルツハイマー型認知症と同様、脳は委縮するが、異なるのは、前頭葉と側頭葉が集中的に委縮していく点
※ピック病を含む広い概念として、前頭側頭葉変性症と呼ぶ

ピック病の症状
・人格障害や反社会的な行動
・なぎやりな態度や人を馬鹿にした態度
・無頓着、無関心、自発性欠如、失語といった前頭葉、側頭葉の障害症状
・次第に生活態度が単調になる
・滞続言語(会話の中にそのときの話題と無関係な文章を繰り返す)という独特の症状が現れる

ピック病の治療
・興奮や徘徊に対しては鎮静剤を用いる
・人格変化や異常行動には、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)を用いる

介護する上での注意点
・不潔を防止する
・患者固有の行動パターンを把握し、本人が落ち着いて生活できるよう支援する

8.筋委縮性側索硬化症(ALS)
・全身の骨格筋が徐々に委縮する疾患
・原因は不明

ALSの症状
・四肢の筋力低下による生活機能低下・嚥下障害
・言語障害
・進行性のため、数年で四肢麻痺、摂食障害、呼吸麻痺により自立困難となる
・眼球運動、膀胱直腸機能、知能や意識は末期までよく保たれる

ALSの治療
・初期から中期には、グルタミン酸拮抗薬(リルゾール)を用いる
・進行すると発語ができなくなるので、特殊なワープロを用いる
・人工呼吸器や胃瘻の造設が必要な場合もある


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2015.03.20 04:40 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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引き続き、神経系の疾患について、ご紹介します。

5.本態性震戦
・主に手指にふるえが出るもので、特に字を書くときはっきり現れる
・他の臓器障害などはみられない

本態性震戦の特徴
・症状が重いと頭部のふるえや声のふるえが生じることもある
・成人以降いつでも発症し、高齢者に多い傾向がある
・多くは、骨格筋中のβ-アドレナリン受容体の活動が亢進して起こる
・β受容体遮断薬が有効だが、副作用として徐脈に注意を要し、気管支喘息のある人には禁忌

6.てんかん
・大脳に異常な電気的興奮が生じて急に意識を失い、身体が痙攣する発作が数十秒から1、2分続くもの
・身体の一部がピクピク動く部分発作(局所性てんかん)と全身が硬く緊張してがくがく震える全般発作とがある
・高齢者では、脳血管障害で大脳皮質が障害されると、そこにてんかんの病床ができやすくなるため、特に脳血管障害の後遺症としてよく見られる

てんかんの治療
・抗てんかん薬を投与する
・発作焼失後は薬の量を減らし、時折、てんかん薬の血中濃度を測り、適切な服薬量を決める
・高齢者の場合、副作用が起こりやすいので注意を要する

介護する上での注意点
・毎日決められた量を服用できるよう援助する(服薬管理)
・車の運転や単独で行動する場合(危険防止)

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2015.03.19 04:50 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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引き続き、神経系の疾患について、ご紹介します。

4.パーキンソン病
・脳の黒質の神経細胞が編成、消失してドーパミンが減少することで起こる
・主として、50から60歳台に発病する

パーキンソン病の4大症状
安静時の震戦
→初発症状として、安静時震戦が身体の片側に現れることが多く、動作をするとふるえが止まる
筋肉の硬直(固縮)
→筋を収縮すると、がくがくとした抵抗の歯車現象が起こる
姿勢・歩行障害
→前屈姿勢で小刻みに歩く
無動
→あらゆる動作が乏しくなる。仮面のように表情のない顔つき(仮面性顔貌)が特徴

症状は徐々に進行し、起立性低血圧、排尿障害などの自律神経症状や、うつ状態、認知症などの精神症状に幻覚、妄想など薬物の副作用が加わり、15から20年で自立が困難となる

パーキンソン病の治療
・薬物療法を基本にリハビリテーション、生活療法を行う

薬物療法
→L-ドパ:欠乏するドーパミンを体外から補う
→ドーパミン受容体刺激薬:ドーパミンを受け取る受容体の活動を高める
→抗コリン薬・ノルアドレナリン前駆物質:ドーパミン以外の伝達物質を動かす
※最も有効なのはL-ドパだが、その有効期間は次第に短くなり、不随意運動や精神症状の副作用が出やすくなる
※L-ドパやドーパミン受容体刺激薬などを長期間使用している場合、突然中止すると高熱、意識障害、著しい筋固縮などを生じることがある(悪性症候群)


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2015.03.18 07:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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引き続き、神経系の疾患について、ご紹介します。

くも膜下出血
→脳動脈の壁が膨らんで破れ、脳のくも膜の下に出血するもの
・原因は不明で、血圧が高まる活動時に多く発症する

脳血管障害の治療法
急性期の治療
→手術療法、薬物療法を行う

・脳血栓、脳梗塞では、血栓溶解療法
・くも膜下出血では、動脈瘤手術
・脳内出血では血腫が大きい場合や小脳にある場合は、血腫除去手術
慢性期の治療
→運動や言語訓練など継続的なリハビリテーションを行う

・脳血管障害は再発しやすく、再発を繰り返すたび障害は重くなる
・年齢や社会的活動度、他臓器の疾患などを考慮した再発予防を行う
・血圧管理、薬物治療を行う場合、副作用に注意する

2.硬膜下血腫
・転倒による頭蓋骨外傷などが原因で、硬膜の下に徐々に血腫ができ、脳を圧迫して起こる疾患
・男性に多い
・些細な打撲でも生じることがある
・特に、重傷後1ヶ月ほど経ってから症状が現れる慢性硬膜下血腫が重要

硬膜下血腫の症状
・頭痛や意識障害などの頭蓋内圧亢進症状、運動症状
・記憶や判断力の低下などの認知障害

・高齢者では、脳萎縮により頭蓋との間の空間が大きいため、頭蓋内圧亢進症状は目立たない

3.高次脳機能障害
・言語、記憶、認知、判断、行動、情緒、人格など大脳が司る機能の障害
・失語、失行、失認などが現れ、病変の範囲が広がると認知症を生じる


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2015.03.17 07:30 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
DSC_0132_convert_20150316072950.jpg


神経系の疾患について、ご紹介します。

神経とは
・脳からの命令を身体の各部に送る器官
・中枢神経系と末梢神経系から成る
※脳、脊髄からなる中枢神経系
※中枢神経系と各器官とを結ぶ抹消神経系


神経系疾患の特徴
・神経系疾患から他の疾患を誘発することも多い
・心疾患といった他の疾患と関連して起こること多い

1.脳血管障害(脳卒中)
・脳の血管に障害が起きる疾患の総称で、通称、脳卒中と呼ぶ
・高齢者の発症頻度が高い疾患

脳内出血
→脳の動脈硬化によって起こり、脳内の細い血管が切れて出血し、脳内に血腫ができるもの
脳内出血の症状
・頭痛、意識障害、嘔吐などの頭蓋骨内圧亢進症状・血腫で圧迫された部分の脳の働きに障害が出る

脳血栓
→脳の動脈硬化によって起こり、脳内の血管壁に血液成分が付着して血栓ができ、その部分に虚血性の壊死病変が生じるもの
・壊死しない場合は、一過性脳虚血発作として数分から数時間で症状が消えることもある
・一過性脳虚血発作を生じた場合、MRアンギオグラフィーや頸動脈エコーの検査を行う

脳塞栓(のうそくせん)
→心臓などで生じた血栓が、血流に乗って脳血管へ至り、脳梗塞を起こすもの
・危険因子は、不整脈、弁膜症などの心疾患
・症状は、数分以内に完成する


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2015.03.16 08:06 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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引き続き、循環器系の疾患について、ご紹介します。

5.不整脈
・脈拍が乱れて不規則になること
・心臓の拍動が不規則であることの現れ

不整脈の種類
・徐脈性:脈が遅くなる
・頻脈性:脈が早くなる

不整脈の原因
・加齢により不整脈の頻度が増減する
・動脈硬化や高血圧症
・低血圧となる夜間に一時的に不整脈となる

・短時間の心電図検査や観察では診断に至らないこともあるため、動悸がある場合や不整脈が新たに現れた場合、また徐脈がある場合は精査する必要がある

・日常の測定では、脈拍数、脈のリズム、結滞の有無、不整脈が新たに出現したものかをチェックする

心房細動
・加齢とともに起こりやすくなる不整脈
・特に高齢者の場合、心原性脳梗塞が起こりやすくなる

心原性脳梗塞
→心臓でできた血栓がはがれて脳血管をふさぐ

・血圧低下、意識障害、心不全を伴う不整脈は、速やかな診断と治療が必要
・徐脈性不整脈は、ペースメーカーの植え込み術が年齢を問わず検討される

6.閉塞性動脈硬化症(ASO)
・動脈硬化をお越し、血管が狭窄または閉塞して、十分な血液が抹消まで運べなくなる病態
・下肢への血流悪化が多く見られ、間欠性跛行が現れる
・進行すると、安静時でも疼痛があり、悪化すると壊死する

ASOの治療
・抗血小板剤や血管拡張剤の服用
・カテーテルを用いた血管拡張術
・人工血管によるバイパス手術



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2015.03.15 04:37 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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引き続き、循環器系の疾患について、ご紹介します。

3.心不全
・心臓の機能が低下し臓器に必要な血液を十分に送り出せない状態
・心筋梗塞、弁膜症、不整脈、高血圧性の心肥大などが原因疾患
・症状は、呼吸困難、尿量低下、浮腫、食欲不振
・夜間に急激に増悪して呼吸困難に陥ることがある(発作性夜間呼吸困難)
・呼吸困難時は、上半身を起こして座る(起座位)ことで改善できる

高齢者の場合、活動性の低下、失見当識、認知症症状などの精神症状が現れ、心臓の異常が見逃されやすいことが多い

心不全の治療
・運動制限、塩分制限、薬剤内服などが中心となる

4.高血圧症
・高齢者は、加齢により動脈の血管が硬くなるため、血流への抵抗が大きくなり、高血圧症になりやすく、特に収縮期血圧が高くなる
・高血圧症は、脳血管障害や冠動脈疾患の原因となりやすい

高血圧症の種類
・本態性高血圧症:原因がはっきりしない
・二次性高血圧症:原因がはっきりしている
※高血圧症の大半は、本態性高血圧症

高血圧の自覚症状は、動悸、頭痛、頭重感、ほてりなど
※一般に、自覚症状のないことが多い

高血圧症の治療
・本態性高血圧症は、塩分摂取の制限、肥満の改善など生活習慣の見直し
・二次性高血圧症は、原因疾患に対する治療


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2015.03.14 08:49 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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狭心症と心筋梗塞について、ご紹介します。

循環器系の疾患
循環器とは心臓や血管を指し、身体に血液を循環させて栄養素、酵素などを身体の各部に供給し、老廃物を回収して排泄器官に送り出す器官です

1.狭心症
・冠動脈の狭窄により血流が一時的に少なくなって起こる疾患
・典型的な症状は、前胸部の圧迫感
・発作時は、ニトロ製剤が有効

ニトロ製剤
→舌の下に入れて溶かす舌下型が一般的
→軟膏やテープ剤もある

・労作性狭心症
→運動の後などで心拍数が増加したり、血圧が上昇したりしたときに起こる

・異型狭心症
→労作の有無によらず、冠動脈の強い痙攣(けいれん)から生じ、夜間、未明、睡眠中の発作が典型的


治療法
・発作を起こりにくくする薬剤
・狭くなった冠動脈を広げる手術
・冠動脈の先に別の血管をつなげるバイパス手術

狭心症の種類
・初発型:初めて起こったもの
・増悪型:発作の頻度が増加してきたもの
・安静型:労作時の発作だけでなく、軽労作時や安静時にも起きるようになったもの

2.心筋梗塞
・冠動脈の一部が固まった血液によってふさがり、血液の供給が長時間阻害されるために心筋の一部が壊死するもの
・症状は、激しい前胸部の痛みとしめつけ感があり、呼吸困難、左肩から頸部(けいぶ)の鈍痛、意識障害などを自覚することもある

治療は、ADLが整備されている環境で発症後短時間であれば閉塞冠動脈の再疎通療法が有効
高齢者の場合、自覚症状だけでなく典型的な症状が現れないため、発見が遅れることがある

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2015.03.13 09:28 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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主な検査について、ご紹介します。

1.胸部レントゲン(X線)検査
・映し出された陰影の判読によって疾患の診察をするもの
・肺炎、肺気腫、肺結核、肺がん、心疾患の有無を調べるのに有用
・さらに詳しい検査として、断層検査、CTスキャン、アイトソープがある

2.心電図検査
・狭心症、心筋梗塞など循環器系疾患の診断に用いられる
・生化学検査や超音波検査(エコー検査)と併用するとさらに精度が増す
・呼吸器疾患からくる循環器への影響をみるにも有用
・24時間測定するホルター心電図は不整脈を詳しく調べることができる
超音波検査
→超音波の反射を利用して臓器などを調べる検査

3.呼吸器機能検査
・呼吸器の機能を検査する
・肺活量、努力性肺活量は加齢により減少傾向があり、残気量は増加する

努力性肺活量
→息を最大に吸って、できるだけ一気に呼出したときの肺活量
・1秒量は、努力性肺活量のうち、最初の1秒間に吐き出された空気の量
・1秒率は、1秒量を努力性肺活量で割りパーセント表示にしたもの
※80歳以下の高齢者の場合、1秒率が70パーセント以下で異常と判断する
※喫煙は、1秒率を低下させる


4.頭部CT、MRI
・いずれも脳などの状態を断層写真で見る検査方法
・脳梗塞や認知症の発見に有用


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2015.03.12 08:01 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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血液学的検査について、ご紹介します。

血液学的検査の主なものには、赤血球数(RBC)と白血球数(WBC)、血小板数がある

1.赤血球数
・赤血球のうち貧血の程度を図るヘモグロビン(Hb)濃度、赤血球数、ヘマトクリット(Ht)値のいずれも、60歳以上では低下する
・加齢とともに低下傾向が強くなり、赤血球の1個の大きさが大きくなる
・男女間の差は少なくなる

老人性貧血の原因
・高齢者の場合、造血機能が低下することで起こりやすくなる
・悪性腫瘍、慢性感染症、消化管出血、慢性腎疾患、血液疾患など

2.白血球
・白血球数は、加齢による変化はない
・白血病や各種の炎症で増加する
・再生不良性貧血や薬剤で骨髄の造血機能が抑制される場合、減少する
・急性白血病では、白血球数が減少することがある

3.血小板数
・血小板数は加齢による変化はあまりない
・高齢男性は減少傾向が見られる
・血小板減少症や血液疾患があると低下し、出血しやすくなる
・血小板増多発症では、脳梗塞を発症しやすくなる

4.血沈
・血沈(けっちん)とは、赤血球沈降速度の略
・高齢者では、血清蛋白組成の変化、貧血などが原因で亢進(こうしん)する傾向がある
・血沈は複雑な要因で変動する
・慢性気管支炎、結核などで高い値となる


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2015.03.11 08:48 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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血糖、腎機能、肝機能について、ご紹介します。

血糖
→空腹時血糖、75g経口糖負荷試験、糖化ヘモグロビン検査によって糖尿病の診断を行う

糖化ヘモグロビン検査(HbA1c)は、測定日以前1ヵ月から2ヶ月の平均的な血糖状態を反映する

高齢者は耐糖能(糖を処理する能力)が低下しているため、経口糖負荷試験を行うと血糖値が高くなる傾向がある

年齢にかかわらず、男性よりも女性の方が血糖値は高くなる傾向がある

腎機能
→尿素窒素(BUN)、クレアチニンは、腎機能の指標となる

尿素窒素、クレアチニンの値が正常でもクレアチニンクリアランスが半分から3分の1に低下していることがある

肝機能
→AST(GOT)、ALT(GPT)は、肝障害の指標となる

AST(GOT)、ALT(GPT)は肝臓などに含まれる酵素で、いずれも加齢による変動はない

ASTの上昇
→慢性肝炎、肝硬変、肝がんなどの肝胆道疾患、心筋梗塞、筋疾患、溶血性疾患

ALT
→肝炎、肝硬変、肝がん、閉塞性黄疸(おうだん)などの肝疾患の診断に用いる

γ(ガンマ)-GTP
→肝臓の解毒作用に関係する酵素で、アルコール性肝炎や肝脂肪の診断に用いる

加齢による変化があり、男性は40歳くらい、女性は50歳くらいをピークとして、それ以降はゆるやかに減少する

ALP(アルカリ性ホスファターゼ)
→骨や肝臓、胆嚢(たんのう)、腎臓などに多く含まれ、これらの臓器に異変が起きると数値が上昇する


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2015.03.10 05:39 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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総蛋白、アルブミン、血清脂質について、ご紹介します。

総蛋白とは
・血漿(けっしょう)中に含まれるアルブミン、グロブリンという蛋白(たんぱく)の総量
・高齢者は低下する傾向がある
・総蛋白の減少は、低栄養の目安となる

低蛋白血症
・低栄養、吸収障害、蛋白の漏出、蛋白の合成障害、水分貯留など
・ネフローゼ症候群、悪性腫瘍、糖尿病、悪性貧血、肝硬変など
高蛋白血症
・感染症、脱水、多発性骨髄腫、自己免疫性疾患など

アルブミンとは
・高齢者の栄養状態を調べるのに、最も有効や指標
・加齢により血清アルブミン濃度は低下する傾向がある
・2.5g/dl以下になると浮腫(むくみ)が現れやすくなる

血清脂質(血清コレステロール、中性脂肪)とは
・血清コレステロール、中性脂肪はいずれも加齢とともに上昇する
※血清コレステロール:HDLコレステロール、LDLコレステロール
・60から69歳でピークを迎え、やや下降傾向となる
・LDLコレステロールの増加は、動脈硬化の危険因子となる


HDLコレステロール(善玉コレステロール)
・余分なコレステロールを回収して肝臓に戻し、動脈硬化を防ぐ役割がある
・HDLコレステロールの低値は、虚血性心疾患の危険因子となる
・高齢者の正常下限値は、40ml/dl

LDLコレステロール(悪玉コレステロール)
・血管に沈着し、酸化すると動脈硬化の原因となる


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2015.03.09 00:24 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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ひき続き、バイタルサインについて、ご紹介します。

血圧の上昇と低下
1.血圧が上昇するとき
・運動時、または運動を今から始めようとしているとき
・運動に身体が慣れている人の場合は運動後(心拍出量が増加)
・入浴時や食事後(代謝が亢進)
・怒りやストレス、緊張したとき(自律神経の作用)
※白衣高血圧症とは、医師や看護師に血圧を測定されるだけで血圧が上昇する
・気温が低いとき(血管が収縮するため血圧が上昇)
・暖かい場所から急に寒い場所に移動したとき
2.血圧が低下するとき
・全身の体力が低下している
・心臓そのものが弱っている
・気温が高いとき(血管が拡張するため血圧が低下)

脈拍とは
・心臓が血管に血液を送り出す際、その圧力で動脈がふくれ、鼓動が生ずるもの
・心臓血管系の機能をみる上でもっとも簡単で有効な方法

脈拍の測定
・脈拍は通常、1分間に60から80が正常
・運動直後、興奮したとき、驚いたときには増加するため、安静時に測定する

脈拍観察のポイント
・1分間の脈拍数、脈拍のリズム、動脈の緊張度、心臓の送血量の大小の4つのポイントから見る

頻脈とは
・正常より脈拍数が多い:1分間に100から150程度
徐脈とは
・正常より脈拍数が少ない:1分間に60未満

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2015.03.08 08:07 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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バイタルサインについて、ご紹介します。

バイタルサインとは
・人間が生きていることを示す兆候のこと
・体温、血圧、脈拍、呼吸

発熱
・疾患の指標となる

発熱の原因
1.感染症を疑う
2.高齢者の場合、脱水や膠原(こうげん)病、原因がはっきりしない不明熱もある
3.栄養失調、中枢性の疾患、甲状腺機能低下症など低体温が問題の疾患

※体温は個人差があるため、平常体温を把握しておくことが大切

低体温
・体温が34度以下の場合
※体温が30度以下になると死亡する危険がある
高体温
・体温が37度以上の場合

体温の測定方法
1.腋窩(えきか)検温法:腋(わき)の下で測定する
2.口腔検温法:舌下で測定する
3.直腸検温法:肛門から直腸内へ体温計を数センチ挿入して測定する

血圧
・血液が血管壁に与える圧力の大きさ

最高血圧(収縮期血圧)
→心室が収縮して全身に血液を送り出す血圧
最低血圧(拡張期血圧)
→心室が拡張して血液が心臓に流入する血圧
脈圧
→収縮期血圧と拡張期血圧の差

高血圧症
・収縮期血圧が140mmHg以上または拡張期血圧が90mmHg以上
低血圧症
・収縮期血圧が140mmHg以上で、拡張期血圧が90mmHg未満

高齢者は、加齢により動脈の血管が硬くなるため、血流への抵抗が大きくなり、血圧が高くなる傾向がある
血圧は左右の腕で5から10mmHgの差がある

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2015.03.07 06:54 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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高齢者の感覚器障害について、ご紹介します。

高齢者の感覚器は、加齢による変化が明らかに現れる

1.視力
加齢により、白内障、緑内障、黄斑変性症などの疾患が起こりやすい
・白内障
→目の水晶体が白く濁って視力が低下する
→糖尿病や眼球内の炎症によっても起こる
・緑内障
→眼圧が異常に上昇し、視神経が圧迫されて起こる
→徐々に視野が欠け、視力が低下する
・黄斑変性症
→網膜の中心にある黄斑部の変性によって起こる
→視力低下や中心部暗点(中心が見えない)
視力低下が著しく日常生活を送るのが困難になった場合、水晶体を取り出し、人工のレンズを入れる外科手術が行われる

2.聴覚
高齢者の聴力低下は、感音性難聴であることが多い
※感音性難聴とは、高音域ほど聞こえが悪く、左右とも同じ程度に聞こえないのが特徴
有効な治療法はなく、必要に応じて補聴器を使用する
※難聴により介護者とのコミュニケーションが困難になると、高齢者は疎外感を抱いたり、抑うつ状態になることがあるので、難聴に対する理解が必要

3.味覚
視覚や聴覚ほど加齢の影響を受けにくいが、薬剤の副作用や口腔乾燥、口腔真菌症が原因で低下することもある
※味覚低下による、塩分や糖分の過剰摂取に注意が必要

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2015.03.06 05:28 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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高齢者の便秘について、ご紹介します。

高齢者の便秘の原因
・加齢により、食道、直腸、肛門の運動機能に障害が起こりやすくなる
・歯の欠損、消化機能の低下、運動不足により便秘が起こりやすくなる


高齢者の便秘の分類
1.急性便秘
・機能性の原因:精神的要因、薬物など
・器質性の原因:腸閉塞
2.慢性便秘
・機能性の原因:腸のぜん動運動の低下、腹筋の低下、薬の副作用など
・器質性の原因:大腸がん
※機能性とは、腸の機能低下によるもの
※器質性とは、腸そのものに病変などが起こったことによるもの


便秘の判断
・排便回数の減少と便の性状を合わせて判断する
→排便回数が2~3日でも、便の性状が正常であれば便秘とみなさない
→排便が毎日あっても硬く乾燥した便で排便が困難であれば便秘とみなす

便秘の予防と改善
1.十分な水分をとる
2.規則正しく食事をとる
3.適度な運動により、腸のぜん動運動を増進する


便秘によい食物
1.繊維質の多い野菜、果物
※煮豆、おからには繊維が多く含まれている
2.はちみつや水飴の糖質は便を柔らかくする作用がある
3.海藻やこんにゃく、寒天類は腸に刺激を与えて便通を促す作用がある
上記のものを上手く利用した献立を考えるのが便秘予防に有効


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2015.03.05 00:03 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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低栄養(栄養不良)について、ご紹介します。

低栄養(栄養不良)の原因
1.食欲不振によるもの
→うつなどにより、食欲不振で食物の摂取量が減り、必要な栄養素が供給されない
2.疾患によるもの
→嚥下障害、逆流性食道炎、胃潰瘍、悪性腫瘍(がん)、便秘などにより、消化吸収力が低下している
3.社会的要因
→ひとり暮らしや高齢者のみの世帯で、食事の準備が難しい
4.加齢に伴う生理的変化
→咀嚼(そしゃく)力の低下、唾液分泌量の低下など
5.その他
→薬剤による影響
※上記の原因が複合的に作用していることがよくある

低栄養の対応
・医療機関の受診をすすめ、原因疾患の有無を調べる
・十分な食事量をとることが難しい場合、流動食などの捕食も検討する

・口腔ケアの指導
・配食サービスの利用
・通所介護や訪問介護で対応するサービスを導入

低栄養の目安
本人の自覚症状がない場合があるため、以下の3つを調べる
1.血清アルブミン濃度
2.上腕三頭筋皮脂厚
3.体重

血清アルブミン濃度
・高齢者の栄養状態の評価に最も有効
・基準値は、3.8g/dl以上で、2.5g/dl以下になると浮腫(むくみ)が現れやすい

上腕三頭筋皮脂厚
・上腕三頭筋の中央の皮下脂肪の厚さのこと
・皮膚を指でつまみ、皮脂厚計で測る


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2015.03.04 09:26 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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廃用症候群(生活不活発病)について、ご紹介します。

廃用症候群(生活不活発病)
・心身の機能を十分に使わずにいるために、筋骨格系、循環器系などの身体的な機能や精神的な機能が全般的に低下した状態

廃用症候群となる原因
1.心肺機能低下
→心不全、慢性閉塞性肺疾患(COPD)
2.精神心理障害
→認知症、うつ
3.疼痛(とうつう)
→腰痛症、閉塞性動脈硬化症(ASO)
4.環境
→閉じこもり、独居
5.その他
→麻痺、脳血管障害、転倒恐怖、心理的ストレスなど

主な廃用症候群の症状と予防法
1.筋委縮
→リハビリテーション、早期離床
2.関節拘縮(こうしゅく)
→関節可動域訓練
3.起立性低血圧
→立位訓練、脱水や降圧剤の過剰投与に注意
4.褥瘡(じょくそう=床ずれ)
→体位変換、皮膚の清潔保持、栄養状態の改善
5.尿失禁
→ポータブルトイレの設置、適切な膀胱留置カテーテルの使用
6.便秘
→適度な運動、飲水、食物繊維の摂取
7.認知症
→社会的孤立の予防、作業・レクリエーション療法

廃用症候群を予防するには、病状にあわせて福祉用具の導入や住宅改修を検討し、リハビリテーションサービスを利用するなど継続的にリハビリテーションができる環境を整備することが大切


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2015.03.03 09:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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高齢者の特徴と老年症候群について、ご紹介します。

高齢者の加齢変化
・高齢者の加齢変化は個人差が大きい
・高齢者がいったん健康を害すると身体の機能低下が起きやすくなる
・高齢者は身体機能の低下がいくつもの臓器や生理機能と複雑に重なる特徴がある
・生活習慣病、メタボリックシンドローム、肥満、高血圧症、脂質異常症、糖尿病を重点的に予防することが重要である

老年症候群
→以下に示す、加齢に伴って起こりやすくなる症状
・精神心理的障害:認知症、せん妄、抑うつ
・移動能力障害:寝たきり、廃用症候群、転倒、骨折
・排泄機能障害:排尿障害、便秘、尿便失禁
・感覚器障害:視覚障害、聴覚障害、味覚障害
・栄養摂取障害:低栄養、脱水
・その他:めまい、失神、褥瘡、不眠

高齢者の脱水
・高齢者は、体内の水分量が少ないうえ、口渇を感じにくいため、若年者と比べると脱水になりやすい
・脱水の原因
1.摂食不良、下痢、発熱、高血糖、利尿剤の服用、胸水、腹水、消化管出血、吸痰
2.認知症やADL低下により自分で水を飲むことが難しい

・脱水発見のポイント
目のくぼみ、舌の乾燥、尿量減少、体重減少、低血圧、頻脈、脚気、ADL低下など
・脱水の予防
1.下痢や食欲低下に注意する
2.普段から飲食料、体重、尿量に注意する


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2015.03.02 05:27 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |