認知症介護と障がい者支援2015年09月

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

2015年08月 | 2015年09月の記事一覧 | 2015年10月
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特定疾病と感染症
1.パーキンソン病
→脳の黒質の神経細胞が変性、消失することにより以下の4大運動症状を起こす神経変性疾患
・4大運動症状:身体のふるえ、筋肉のこわばり、動作の遅さ、姿勢・歩行障害
・進行すると、うつ状態や認知症などの精神症状や自立神経症状が出る
・治療薬のドーパミン製剤は、服用を突然中止すると、高熱、意識障害、著しい筋固縮などを呈する悪性症候群を生じる恐れがある
・薬剤性パーキンソン症候群は、抗精神病薬、一部の胃腸薬などの服用でも起こりうる

2.慢性閉塞性肺疾患(COPD)
→閉塞性換気障害を示す呼吸器疾患の中で、肺気腫と慢性気管支炎のことをいう
・主な原因は喫煙
・治療法としては禁煙指導

3.筋委縮性側索硬化症(ALS)
→進行性で、徐々に全身の骨格筋が委縮し、四肢の筋力低下による運動や歩行などの生活機能低下、嚥下障害、言語障害などを生じる
・眼球運動、肛門括約筋、知能や意識は末期まで保たれる

4.脊髄小脳変性症
→運動失調を主症状とする原因不明の神経変性疾患
・小脳の委縮により、ろれつが回らない、動作時に上肢が震える、歩行がふらつき動揺するなどの症状が現れる

5.肺炎
→高齢者の肺炎においては、食欲低下、全身倦怠感などの非特異的な初発症状を示す
→若年者に比べ、誤嚥性肺炎が多い
・誤嚥性肺炎とは、口腔咽頭粘膜において繁殖した病原菌を多量に含む分泌液を反復して微少吸引することによる肺炎
(次回に続く)


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2015.09.30 05:50 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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国の行う事務
1.制度運営に必要な各種基準等の設定
・要介護認定基準、要支援認定基準
・介護報酬の算定基準
・区分支給限度基準額
・居宅介護支援事務所、介護予防支援事業所の人員、運営等の基準
・都道府県や市町村がサービス提供事業者の人員、設備、運営に関する基準を定めるにあたって「従うべき」または「標準とする」または「参酌する」基準
・第2号被保険者の費用負担割合

2.財政負担
・保険給付、地域支援事業に対する定率の国庫負担
・都道府県の財政安定化基金に対する国庫負担

3.介護サービス基盤の整備に関する事務
・市町村介護保険事業計画、都道府県介護保険事業支援計画のもととなる「介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施を確保するための基本的な指針」の策定
・都道府県介護保険事業支援計画の作成上重要な技術的事項についての助言
・市町村介護保険事業計画、都道府県介護保険事業支援計画に定められた事業の円滑な実施のための情報提供、助言等の援助

4.介護保険事業の健全・円滑な運営のための指導、監督、助言等に関する事務
・市町村に対する介護保険事業の実施状況に関する報告請求
・都道府県、市町村が行うサービス提供事業者等に対する指導監督業務等についての報告請求、助言勧告
・医療保険者が行う介護給付費・地域支援事業支援納付金の納付関係業務に関する報告、徴収、実地検査
・社会保険診療報酬支払基金が行う介護保険事業関係業務に関する指導監督

国の行う事務のポイント
→国は、介護保険事業の基本的な枠組みを設定し、都道府県・市町村や医療保険者・支払基金・国保連を指導監督する


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2015.09.29 05:30 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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都道府県の行う事務
1.要介護認定業務の支援に関する事務
・介護認定審査会の共同設置等の支援
・要介護認定等にかかる審査、判定業務を受託した場合の都道府県認定審査会の設置
・市町村事務受託法人の指定

2.財政支援に関する事務
・財政安定化基金の設置、運営
・介護給付費と地域支援事業に要する費用の定率負担
・市町村相互財政安定化事業の支援

3.都道府県介護保険事業支援計画の策定に関する事務
・都道府県介護保険事業支援計画の策定、変更
・市町村介護保険事業計画作成に対する助言


4.事業者・施設に関する事務
・居宅サービス事業者、介護予防サービス事業者、居宅介護支援事業者、介護保険施設の指定や指定更新、指導監督等
・市町村が行う地域密着型特定施設入居者生活介護の指定に際しての助言、勧告等

5.介護サービス情報の公表に関する事務
・介護サービス情報の公表および、必要と認める場合の調査
・介護サービス情報の公表に関する事業者に対する指導監督

6.介護支援専門員に関する事務
・介護支援専門員の登録・登録更新
・介護支援専門員証の発行
・介護支援専門員の試験および研修の実施

7.その他の事務
・介護保険審査会の設置、運営
・市町村に対する介護保険事業の報告請求
・医療保険者、支払基金に対する報告徴収、実地調査
・国保連の指導、監督


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2015.09.28 05:20 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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市町村の行う事務
1.被保険者の資格管理に関する事務
・被保険者の資格管理
・被保険者台帳の作成
・被保険者証の発行・更新
・住所地特例の管理

2.保険料に関する事務
・第1号被保険者の保険料の決定等
・保険料の普通徴収
・保険料の特別徴収の対象者の確認、通知等
・保険料滞納被保険者に対する各種措置

3.要介護認定・要支援認定に関する事務
・介護認定審査会の設置
・要介護認定、要支援認定事務
※事務の一部を指定市町村事務受託法人に委託可

4.保健給付に関する事務
・現物給付の審査、支払い(国保連に委託)
・償還払いの保険給付
・種類支給限度額の設定
・支給限度基準額の上乗せおよび管理
・市町村特別給付の実施

・第三者行為求償事務(国保連に委託)
・他制度による給付との調整

5.介護保険の財政運営に関する事務
・特別会計の設置、管理
・公費負担の申請、収納等
・介護給付費交付金、地域支援事業支援交付金の申請、収納等

6.事業者・施設に関する事務
・地域密着型サービス、地域密着型介護予防サービス、介護予防支援事業者に対する指定・指定更新・指導監督
・事業者、施設への報告提出命令や立入検査等
・都道府県知事が介護保険施設などの指定を行う際の意見提出

7.市町村介護保険事業計画の策定に関する事務
・市町村介護保険事業計画の策定、変更

8.地域支援事業および保健福祉事業に関する事務
・地域支援事業の実施
・地域包括支援センターの設置等
・保険福祉事業の実施

9.条例・規則などに関する事務
・介護保険制度の運営に必要な条例、規則等の制定、改正等に関する事務

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2015.09.27 07:13 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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平成26年度介護保険制度改正のポイント

5.一定以上所得者の利用者負担見直し
・相対的に負担能力のある一定以上の所得の人の自己負担を2割とする
※平成27月8月1日施行

6.高額介護サービス費の限度額を新たに追加
・従来の15000、24600、37200に加え、44400が追加

7.特定入所者介護サービス費
・給付費のい段階決定に従来とは別の要件を追加
→預貯金:一定額の預貯金等(単身で1000万円)
※本人申告:市町村は必要に応じて金融機関への照会が可能
→配偶者の所得:施設入所に際して、世帯分離が行われていることが多くが、配偶者の所得は、世帯分離後も勘案することとし、配偶者が課税されている場合は、補足給付の対象外とする
※平成27年8月1日施行
→非課税年金収入:補足給付の支給段階に当たり、非課税年金(遺族年金、障害年金)も勘案する
※平成28年8月1日施行

8.サービス付き高齢者向け住宅への住所地特例の適用
・有料老人ホームに該当するサービス付き高齢者向け住宅についても、住所地特例の対象へ

9.小規模型通所介護は、平成28年4月までに地域密着型通所介護へ移行
・または、通常規模型・大型規模の通所介護もしくは小規模多機能型居宅介護のサテライト事業所へ移行

10.居宅介護支援事業所は、平成30年4月から市町村による指定等に移行


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2015.09.26 05:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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平成26年度介護保険制度改正のポイント

1.新しい介護予防・日常生活支援総合事業(以下、総合事業)
・予防給付にある介護予防訪問介護と介護予防通所介護が本事業に段階的移行
→要支援1・2の人が利用するホームヘルパー、デイサービスが、市町村事業へ移行
※平成29年度までに全市町村で実施

2.生活支援コーディネーターを配置
・総合事業に伴い、生活支援サービスの充実を目指し、「生活支援コーディネーター」を配置して体制整備を図る

3.地域包括支援センターの「包括的支援事業」の拡充
・従来の介護予防マネジメント業務、総合相談支援業務、権利擁護業務、包括的・継続的ケアマネジメント支援業務に加え、以下が追加
→在宅医療・介護連携の推進
→認知症施策の推進
→生活支援サービスの体制整備(総合事業の体制整備)
→地域ケア会議の充実

※介護保険法の条文に開催の努力規定が明記

4.特別養護老人ホームの入所要件の厳格化
・原則、平成27年4月より、新規入所者を要介護3以上の高齢者に限定
→但し、要介護1・2の人についても、やむを得ない事情により、特養以外での生活が著しく困難であると認められる場合、市町村の適切な関与の下、特例的に入所することが可能
(次回に続く)


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2015.09.25 06:51 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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感染症の予防
1.高齢者によくみられる感染症
感染症とその症状
・呼吸器感染症(肺炎、気管支炎)→喀痰、呼吸困難、頻脈等
・尿路感染症(膀胱炎、腎盂腎炎)→発熱、頻尿、尿閉
・褥瘡感染症(床ずれの起きた部分から細菌が侵入)→仙骨部、大転子部・腫部(かかと)は特に重篤化

症状の悪化
・菌血症
→感染症により菌が増殖して血液中に流出
・敗血症
→発熱、ショック、意識障害等の激しい症状
→高齢者は尿路感染症由来が約3割

がん発症
・胃がん→ヘリコバクター・ピロリ菌
・子宮頸がん→ヒトパピローマウイルス
・肝がん→C型肝炎ウイルス

肝炎ウイルス
対応
・ウイルス抗原や抗体のチェック
留意点
・血液に触れなければ感染の心配なし

2.ケアにおける感染予防
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)
対応
・処置前後の手洗い、消毒、流水・石鹸での手洗い励行
留意点
・薬剤耐性
・感染すると治療しにくい
・病院内で感染時は個室隔離
・保菌者(発症していない者)のサービス提供の拒否禁止

疥癬
対応
・(入所時は)皮膚のチェック
・治療は一時的に個室
・内服薬や軟膏で治療
留意点
・ヒゼンダニによって起こる皮膚感染症
・予防衣や手袋の着用と手洗いの徹底

結核
対応
・定期的なレントゲン検査
留意点
・体力を維持して抵抗力を保つ



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2015.09.24 06:56 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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薬剤

副作用の原因となる主な薬剤
・低血糖→血糖降下薬
・過度の血圧低下、めまい、ふらつき→降圧薬
・脱水、口腔乾燥→利尿薬
・口渇、便秘、排尿困難、眼圧上昇、心拍数増加→抗パーキンソン病薬、抗不安薬、抗うつ薬
・眠気、注意力や集中力低下、倦怠感、ふらつき→抗不安薬、抗うつ薬
・胃部不快感、吐き気、食欲不振(消化器症状)→鉄剤、非ステロイド性消炎鎮静薬、副腎皮質ホルモン(ステロイド)製剤
・乏尿(尿量の減少)→非ステロイド性消炎鎮痛薬
※非ステロイド性消炎鎮静薬は上部消化管出血を引き起こしやすい

薬の作用について
・製剤学的な工夫がなされている錠剤には、つぶして内服してはいけないものがあり、必要なことは医師、薬剤師に確認する
・胃瘻から薬剤を注入する際も確認が必要
・ジェネリック医薬品は、全ての薬に置き換わることはできないが、口腔内で速やかに崩壊し、飲みやすいものもある
・薬は通常、水で服用することが望ましく、ハーブ茶など薬の作用に影響を及ぼすものがあるので注意を要する
・薬は主に、腎臓から排泄されるが、腎機能が低下している高齢者には、薬の作用、副作用の増強が考えられる
※薬剤性パーキンソン症候群も、抗精神病薬や胃腸薬などの使用で起こりうる


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2015.09.23 05:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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在宅での医療管理

在宅中心静脈栄養療法
・経口あるいは経腸摂取ができない患者に行う
・鎖骨付近から上大静脈に向けてチューブを挿入し、点滴と同じ方法で水分、電解質、糖質、タンパク質、脂質、ビタミンなどを含む高カロリー液を投与
注意点
・高カロリー輸液バッグやルート→毎日交換
・ポート針→週1~2回交換
・チューブ挿入部位→発赤・膨張の有無の確認
・滴下状態→適切な滴下を確認
・器具の操作→清潔な操作
※経管栄養療法と比べて感染など合併症のリスクが高い

在宅成分栄養経管栄養療法
・嚥下障害や意識障害等で経口摂取できない患者に行う
・経鼻栄養法:鼻から胃まで届くチューブを挿入し、人肌程度に温めた流動食を注入
・瘻孔栄養法:腹部に穴を開けて、胃や小腸にチューブを通し、流動食を注入(胃瘻栄養法、経腸栄養法)
※経管栄養療法をしていても、経口摂取は可能
※胃食道逆流を防ぐため、半座位(ファーラー位)などで実施
※腹部膨満感や下痢も伴いやすいため注入速度に注意


気管切開
・人工呼吸器のチューブを挿入するために行う
器具の名称
・気管カニューレ:週1回交換
→痰の付着状態をみて、適宜、医師が行う
・カフエアー:1日1回交換
→交換時は、カフ上部にたまる唾液等を誤飲しないよう慎重に吸引
・吸引カテーテル:1回使用ごと交換
・気管切開部の消毒、滅菌ガーゼ:最低1日1回交換
→汚染時は適宜行う

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2015.09.22 05:08 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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在宅での医療管理

在宅自己注射
・主に糖尿病患者のインスリン注射時に行われる
・食事療法・薬物療法で血糖をコントロールできないとき
・医師から指示された量を指示された時間に注射
注意点
・清潔操作ができないと、敗血症のリスク
・インスリンが多いと、低血糖
・インスリンが少ないと、高血糖

※インスリンが多い場合、少ない場合、いずれも昏睡など意識障害を起こす

人工透析
・腎不全などで腎臓で尿の生成ができなくなった場合に、機械で人工的に行う方法
→血液透析(HD):医療機関に週3回程度通って行う
→腹膜透析(PD):在宅で行う透析療法で、通院は月に1~2回

在宅酸素療法(HOT)
・COPDのひとつである肺気腫の患者が多い
・在宅時は、酸素供給器を用いて酸素を吸入
・外出時は、電力を使わない酸素ボンベなどを利用
対象者
・自発呼吸できる人
・高度慢性呼吸不全、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺高血圧症等のため動脈血内の酸素量が少ない患者
注意点
・高濃度の酸素を扱うため火気厳禁
・吸入器具は最低1日1回交換

酸素供給機
・酸素用高圧ガスボンベ
→転倒しないよう固定する
→引火性・発火性があるものはそばに置かない
→温度が40度以上になる場所に置かない
・酸素濃縮器
→膜型酸素濃縮器:約40%の酸素
→吸着型酸素濃縮器:高濃度の酸素(75~95%)
→停電に備えて他の供給器も常備しておく
・液化酸素装置
→設置型、携帯型の2種
→携帯型の充填時は事故に注意
(次回に続く)

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2015.09.21 05:28 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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疾病別栄耀管理指導の方法

1.糖尿病
対応策
・摂取エネルギー→制限
・三大栄養素→タンパク質、脂質、糖質のバランスをとる
・食物繊維→摂取
・GIの低い食品→摂取
※GIとは、グルセミックインデックスといい食後血糖の上昇程度を表す

2.貧血(鉄欠乏症、再生不良症、巨赤芽救性)
対応策
・鉄の摂取量を増やす
ヘム鉄:動物性食品に含まれる
非ヘム鉄:植物性食品に多い
・咀嚼を十分行う
・良質なタンパク質の摂取
→不足すると、ヘモグロビンを作る機能が低下
→肉類の動物性タンパク質食品は非ヘム鉄の吸収をよくする
・酢・ビタミンCの摂取
→胃酸の分泌を亢進
→鉄の吸収をよくする
・ビタミンB12・葉酸の摂取
→赤血球形成に必要
※貧血は、悪性腫瘍、関節リウマチ、糖尿病性腎症でも起きる

3.慢性腎臓病
対応策
・ナトリウムの制限
・タンパク質摂取の調節
→30~50g/日に制限
・エネルギーの摂取
→デキストリン、でんぷん、中鎖脂肪酸を利用した高エネルギー食品の活用
・水分の調節
→むくみがある場合、前日の尿量+500~800mlが目安
・カリウムの制限

※栄養障害に伴う皮膚・粘膜の症状は、ビタミンAやB2の欠乏
※糖尿病の場合、摂取エネルギーを制限して、食物繊維の多い食品を摂取する
※腎不全では、腎機能の低下にかかわらず、タンパク質の摂取を調節する


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2015.09.20 05:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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栄養・食生活のアセスメント
1.栄養状態の評価・判定法
身体計測
・身長、体重、皮下脂肪厚、BMI、上腕の周囲・面積
→身体の栄養素の貯蔵状態
→身体の成分組成(水分、タンパク質、脂肪、ミネラル)
生理・生化学検査
・血液検査(総蛋白、血清アルブミン等)、尿検査
→全身や臓器の機能状態
→栄養状態
臨床検査
・既往歴、現病歴、体重変化、現在の健康状態や病気の状態の調査、観察
→栄養障害による自他覚症状
食事調査
・食行動や食環境、食習慣を調査、分析
→食物、エネルギーおよび栄養素の摂取状態

BMI(Body Mass Index)
計算式:BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
・18.5未満→やせ
・18.5以上25未満→標準
・25以上→肥満

2.栄養障害による自他覚症状
・皮膚の乾燥症→ビタミンA欠乏
・脂漏性皮膚炎、口角炎→ビタミンB2欠乏
・栄養性浮腫→ビタミンB1欠乏
・骨粗鬆症など骨のもろさ→ビタミンD欠乏

3.栄養管理指導の方法
食生活指針
・病気や介護の一次予防を目的に国が作成
・「食事を楽しみましょう」など10ヶ条
高齢者のための食生活指針
・「低栄養には気を付けよう~体重低下は黄信号~」など7ヶ条
食事バランスガイド
・指針で示された目標を実践できるように、「食事摂取基準」に基づき、実際の食事で何をどのくらい摂取すればよいかを明示
※主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物の1日分の摂取目標


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2015.09.19 06:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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起こりうる合併症の理解
合併症とは
→ある病気が原因となって起こる別の病気などのこと
→転倒・転落や褥瘡、誤嚥性肺炎、尿路感染症なども含む

転倒、転落の原因と環境因子
ライティング
・夜間の足元の照明不足
・暗さだけでなく明るすぎる照明
・部屋の明暗が強すぎる照明

・床や敷居のわずかな段差
・カーペットの端のめくれ・波打ち
福祉用具・住宅改修
・身体寸法に合わない杖、歩行器、手すり
・上記の誤った使い方
電気コード
・立ち上がるときや歩行時に引っかかる
薬剤
・精神安定剤や睡眠薬、抗ヒスタミン剤などによるふらつきや眠気などの副作用
家具や福祉用具のレイアウト
・たんすやテレビ台の前面の凹凸
・ベッドとポータブルトイレの位置関係
※高齢者の介護施設の事故で最も多いのは転倒、転落

若年性認知症
実体
・介護保険の第2号被保険者に相当する65歳未満の認知症患者
・全国に約3.8万人
・若年性認知症では、作業能率の低下など実行機能障害が引き起こす諸症状の先行が多い
・家族介護者に、抑うつ的な精神状況や減収による経済的困難が伴う
施策
・市町村が認めれば、精神障害者保健福祉手帳を発行
・障害者総合支援法の障害福祉サービスの利用や、障害基礎年金の受給が可能
・都道府県は、医療、介護、福祉、雇用の関係者が連携するネットワーク構築の会議を設置

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2015.09.18 06:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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高齢者の精神障害
1.老年期精神障害の分類
機能性精神障害→その機能自体が障害をきたす
・老年期幻覚妄想障害
・老年期気分障害(老年期躁鬱病)
・老年期神経症
・老年期パーソナリティ障害
器質性精神障害→脳の器質疾患に起因する
・せん妄
・アルツハイマー病
・血管性認知症
・ピック病
・レビー小体認知型症

2.せん妄
症状
・軽度の意識混濁に加え、錯覚、幻覚、妄想、興奮を伴う状態
特徴
・脳血管障害、認知症、頭部外傷などの脳の器質疾患に伴うことが多い
・心疾患、呼吸器疾患、腎疾患、感染症、骨折、手術、脱水、栄養失調、薬なども原因となる
治療・介護
・治療は薬物療法
・予防方法としては、静かな環境と夜間の適度な照明

3.老年期気分障害(老年期うつ病)
症状
・うつ気分に加え、活動意欲や注意力の低下、緩慢な動作、不安、焦燥感、情緒不安定などを示す
特徴
・初老期(50~64歳)に好発
・高齢者の自殺の主要な原因のひとつ
・配偶者や親しい人との死別、家庭内の葛藤、社会的地位や役割の喪失、転居、慢性疾患の合併などが発症のきっかけになることが多い
・若年者よりも、食欲低下、全身倦怠感、頭痛など身体症状も伴う
・忘れっぽく会話も十分できないなど認知症と同様の症状も出る
・治療後には納まる(仮性認知症)
治療・介護
・早期受診が大事
・治療は、休養、精神療法、薬物療法
・薬物は眠気、ふらつき、口渇、便秘などの副作用に注意
・受容的に接し、不用意に励ますことを控える

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2015.09.17 05:53 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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認知症をめぐる動向
1.認知症高齢者数の将来推計
2015(平成27)年→約302万人
2025(平成37)年→約386万人 ※約1.3倍
2035(平成47)年→約445万人 ※約1.2倍

2.認知症にかかる様々な取り組み
・市町村および地域包括支援センター
→家族などから認知症の総合相談に応じ、認知症疾患医療センターなど関係機関や介護サービス事業者などとのコーディネーター役となる。
→認知症地域支援推進員を配置
・認知症カフェ
→認知症の人と家族、地域住民、専門職など誰もが参加でき、集う場
→専門職が状況を把握できる場でもある
・運転免許証
→免許証の更新を受ける75歳以上の者は、認知機能に関する検査を受けなければならない
・認知症疾患医療センター
→認知症の専門診断の他、医療連携、家族指導など
→全国に整備し、地域包括支援センターなどと連携
・老人性認知症疾患療養病棟
→指定介護療養型医療施設のなかで、精神科病院に設置された認知症患者の診断、治療、リハビリなどを行う病棟
→家庭や福祉施設で介護が困難なBPSDなどにも対応

2006(平成18)年4月に創設された介護保険制度下の地域密着型サービスにも、認知症に対応したサービスが複数含まれており、近年、認知症対策が充実してきている


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2015.09.16 06:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
CIMG7476_convert_20150912145551.jpg


認知症高齢者の症状、治療と介護
1.認知症の症状
中核症状:必ず出現する症状
→記憶障害、見当識障害、判断力の低下、問題解決能力の障害、失行、失認、失語等
周辺症状(BPSD):中核症状に伴い二次的に発症
→幻覚、妄想、せん妄、抑うつ、睡眠障害、徘徊、不潔行為等
※BPSDに対しては、医療を優先する前に、先ずは受容的な適切な介護が大切

2.認知症の簡易検査
長谷川式認知症スケール(HDS-R)
→最高得点30点。20点以下は認知症を疑う
Mini-Mental State Examination (MMSE)
→満点が30点。概ね23点以下は認知症を疑う
※認知症は、簡易知能評価スケールと臨床症状、CTやMRIによる脳の状態から診断する

3.認知症の治療
・現在、日本ではドネペジルなど4剤の使用が認められている
・早期の投薬で進行をある程度遅らせることが可能
・組み合わせによっては2剤併用が可能
・錠剤以外に、経皮吸収型製剤や内服ゼリー薬もある
・回想法は、思い出話を積極的な意味をもつものとしてとらえた援助方法

4.認知症の介護
・表情、動作など非言語的メッセージを大切にする
・非薬物療法を行う場合は、精神的安定を図る
・判断力の低下や、昼夜逆転に伴う夜間の排尿行動や不穏状態による転倒、骨折に留意
・認知症でも、治療や介護の説明には本人の関与が必要


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2015.09.15 06:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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老人性認知症の特徴と病態
1.認知症とは
→慢性あるいは進行性の脳疾患により生じ、記憶、思考、見当識、理解、計算、学習、言語、判断など、多数の高次大脳機能の障害からなる症候群

2.認知症の主な原因
・脳血管障害→血管性認知症(脳出血、脳梗塞)
・脳変性疾患→アルツハイマー病、ピック病、レビー小体病
・外傷性疾患→頭部外傷、慢性硬膜下血腫
・脳腫性疾患→脳腫瘍
・その他→正常性水頭症、てんかん、多発性硬化症
※慢性硬膜下血腫と正常圧水頭症は、「治る認知症」を言われている

3.アルツハイマー病の特徴
・発病年齢→70歳以上で多発
・性別→女性に多い
・人格→徐々に崩れる
・感情→平板化
・症状→全般的
・経過→ゆっくりと進行
・脳の状態→脳萎縮

4.血管性認知症の特徴
・発病年齢→50歳以降、加齢とともに増加
・性別→男性に多い
・人格→比較的保たれる
・感情→情動失禁
・症状→まだら
・経過→段階的に悪化
・脳の状態→脳梗塞、脳出血の病変の存在
※情動失禁とは、些細なことで涙を流したり怒ったりすること
※まだらとは、記憶障害が重い一方で判断力は保たれているなど症状にムラがあること


5.ピック病の特徴と症状
・特徴→若年性認知症の原因となることが多い
・症状→人格変化、感情変化、反社会的行動、衝動行動

6.レビー小体型認知症の症状
・幻覚、幻視、パーキンソン症状


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2015.09.14 06:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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リハビリテーションの実際
病気、障害、状態別の対応
・脳血管障害による失語症
→言語聴覚士等と連携し、正確な評価に基づき対応
・糖尿病による下肢抹消の知覚障害
→転倒予防への配慮
・歩行できない者
→必要に応じた関節可動域訓練や筋力増強訓練を行い、環境整備を含めた生活支援
・車椅子の者
→座位耐性が十分な場合、屋外への散歩などによる生活園の拡大や精神的な援助
・歩行が不安定な者
→理学療法士等と連携し、適切な杖、歩行器など福祉用具(歩行補助具)を活用
・転倒を体験し、活動が消極的になった者
→成功体験による意欲の向上
・終末期にある者
→廃用症候群の予防などのため、必要に応じたリハビリテーション

車椅子のための住環境
・車椅子移動幅
→通路幅:75cm以上、方向転換:90cm以上、360度回転:150cm以上
・出入り口の段差
→段差2cm以上の場合、ミニスロープが望ましい
・ドア
→引き戸が望ましい
・玄関
→上がり框(かまち)にはスロープやリフトを取り付ける※スロープの傾斜:10~20度程度
・トイレ
→便器を洋式にして手すりを設置
→和式トイレには腰掛便座の取り付け
※リハビリテーション職種によるアドバイスを受けて福祉用具や住宅改修で住環境を整備することが大切

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2015.09.13 05:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
DSC_0053_convert_20150810161826.jpg


リハビリテーションの3つの段階
1.急性期
→障害を受けて間もない時期
・主に病院で行われる:急性期病棟での入院リハビリテーション
2.回復期
→障害の改善が著しい時期
・引き続き病院で行われることが多い:退院後の外来や回復期病棟での入院リハビリテーション
3.維持期
→病状が安定した時期
・介護保険の対象者が多い:通所リハビリテーション、訪問リハビリテーション、介護老人保健施設などでのリハビリテーション
※急性期・回復期は、医療保険
※維持期は、介護保険


リハビリテーションの基礎知識
1.リハビリテーションを行う際の危険性の有無を判断する項目
疾病や障害の確認
・運動が制限される疾病や障害がないか
・どの程度の運動なら許可できるか
バイタルチェック
・主に体温、血圧、脈拍、呼吸
その他
・睡眠パターン、疲労感、疼痛、転倒リスク
※誤った方法で筋力増強訓練を行うと、誤用症候群を生じる可能性がある

2.関節可動域制限と筋力低下の予防法
関節可動域制限予防のために
・良肢位(拘縮になりにくい姿勢)の保持
・2時間おきの体位変換の実施
・関節可動域訓練(痛みの出ない範囲で関節を動かす訓練)
筋力低下予防のために
・筋力増強のための運動
・起居動作訓練(座位訓練)
・日常動作の励行
・趣味、レクリエーション活動の推進
(次回に続く)

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2015.09.12 06:42 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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睡眠の介護
1.高齢者の睡眠
・入眠までの時間が長くなる
・夜間覚醒が増える

・睡眠は浅く、早朝に覚醒しやすい
・睡眠時間が短くなり、昼の居眠りが多くなる
※不眠の背景:夜間頻尿、疼痛、不安感、日中の活動不足、生活環境の変化

2.安眠への対応
・ぬるめの湯への入浴、足浴
・騒音を排除し、清潔で乾燥した寝具を使用
・室温、湿度、照明など環境を整備
・カフェインを含む飲料は摂取しない
・副作用による転倒リスクがあるため睡眠薬は慎重に与薬
※睡眠時、無呼吸がみられる高齢者は、中途覚醒が増え、昼間に眠気を感じることも多い
※睡眠障害も医療との連携が不可欠



口腔ケア
1.口腔ケアの意義
・自浄作用がある唾液の分泌や味覚の回復
・嚥下反射や咳反射の改善、促進
・口腔内細菌の減少、誤嚥性肺炎の防止

2.口腔ケアの方針
・毎日実施
・総義歯でも実施
・経管栄養や中心静脈栄養法(IVH)により経口摂取を行っていない者や終末期の者も実施

 
3.口腔ケアの方法
・機械的清掃法:歯ブラシによるブラッシング
※歯肉出血のリスクがある場合は、柔らかい歯ブラシを使用
・化学的清掃法:含嗽(がんそう)剤によるうがい
※機械的清掃法の補助
・義歯は、最低1日1回、義歯用歯ブラシで洗浄、もしくは義歯洗浄剤を使用


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2015.09.11 07:55 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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褥瘡とは
→長時間、同じ体位で圧迫した部分が血行不全となり、皮膚組織などに壊死を起こすもの

褥瘡の促進要因
→圧迫、不潔、湿潤、摩擦、栄養不良
※褥瘡が悪化すると、敗血症になる恐れがある

褥瘡のできやすい人
・麻痺、感覚障害などを有する人
・認知症などのため自力で動こうとしない人
・寝たきりで寝返りのできない人
・座位がとれても自力で腰を上げられない人
・やせている人
・尿、便失禁のある人
・栄養状態が悪く末期状態にある人

褥瘡の好発部位
・仰臥位→仙骨など
・座位→坐骨結節など
・側臥位→大腿骨大転子など

褥瘡の予防法
・寝返り(体位変換)
→原則2時間ごとに体位変換
→除圧効果のある予防用具の併用
・身体の清潔(スキンケア)
→定期的な入浴や清拭
※入浴は治療効果が高い
→背部や臀部のマッサージ
→低刺激性の石鹸を用い皮膚の清潔を保持
・寝衣・寝具
→排泄物や食べこぼし、皮膚の落屑などで汚れたつど清潔なものに交換
→乾燥した状態の保持
・排泄
→不潔、湿潤防止には通気性のよいオムツなどを使用
→排尿間隔の観察、失禁による陰部や腰についた便、尿の汚れはつど温湯で清拭
・栄養
→高蛋白、高カロリー、高ビタミンの栄養補給
・福祉用具
→エアーマットなど褥瘡予防用具の適切な活用


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2015.09.10 06:55 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
DSC_0010_convert_20150904173909.jpg


検査値とその意義
7.その他の生化学検査
・C反応性蛋白(CRP)の上昇
感染症、膠原病、悪性腫瘍
・クレアチンキナーゼ(CK)の上昇
→心筋梗塞
・クレアチンキナーゼ(CK)の携行
→男性:女性より1.2倍高い値、年齢による変化なし
→女性:加齢、妊娠とともに低下傾向、閉経後上昇

8.血液学的検査
・ヘモグロビン(Hb)濃度の低下
→貧血
・赤血球(RBC)数の上昇
→脱水、血液疾患
・ヘマトクリット(Ht)値の上昇
→脱水、血液疾患
・白血球数の上昇
→炎症、白血病
・血小板数の上昇
→血小板増多症
・血小板数の低下
→血小板減少症、血液疾患
※高齢者は赤血球の数が減るため貧血になりやすい

9.心電図
・心疾患、呼吸器疾患の診断に不可欠
・24時間ホルター心電図は、通常の生活をしながら不整脈の検査が可能

10.呼吸器機能検査(酸素飽和度の測定)
・パルスオキシメーターにより、脈拍数と経皮的動脈血酸素飽和度を測定
・慢性閉塞性肺疾患(COPD)の検査
・パルスオキシメーターは、低血圧、貧血、抹消循環不全などで脈が検知されないときは、数値の信頼性が乏しい
※パルスオキシメーターは、指先に装着して手軽に測定できる装置

11.胸部レントゲン検査
・呼吸器疾患(肺炎、肺がん)を診断
・心疾患の診断にも使用される


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2015.09.09 09:25 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
DSC_0007_convert_20150904173729.jpg


検査値とその意義
1.身長・体重
・身長短縮
→脊椎圧迫骨折、骨粗鬆症
・体重(急激な)減少
悪性腫瘍、糖尿病悪化、脱水症、低栄養
・体重増加
→肥満症、浮腫性疾患(心不全、ネフローゼ症候群、肝硬変)

2.総蛋白・アルブミン
・総蛋白低い(低蛋白血症)
→低栄養、ネフローゼ症候群、悪性腫瘍、糖尿病、悪性貧血、肝硬変
・総蛋白高い(高蛋白血症)
脱水、感染症、多発性骨髄腫
・アルブミン低い
低栄養、浮腫

3.血清脂質・血糖
・LDLコレステロール上昇
→脂質異常症
・HDLコレステロール低下
虚血性心不全の危険因子
・中性脂肪上昇
→脂質異常症
※上記3つは、60歳代までは上昇し、その後は低下
・血糖上昇
→糖尿病
※空腹時血糖の変化は少ない

4.肝機能
・AST(GOT)上昇
慢性肝炎、肝硬変、肝がん、心筋梗塞
・ALT(GPT)上昇
肝炎、肝硬変、肝がん、心不全、筋疾患
・γ-GTP上昇
→脂肪肝、アルコール性肝炎

5.腎機能
・クレアチニン(Cr)上昇
→腎機能障害
・尿素窒素(BUN)上昇
→腎機能障害、消化管出血時、脱水症
・クレアチニンクリアランス低下
→老廃物の排泄機能低下(腎機能障害)

6.電解質
加齢に伴う変化
・ナトリウム:上昇傾向
・カリウム:増加傾向
・クロール:変化なし
(次回に続く)


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2015.09.08 05:40 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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高齢者の特徴と高齢期に多い疾病

12.泌尿器の病気
尿失禁
→自分で排尿の意識がないのに尿が出てしまうこと
・腹圧性尿失禁:尿道が短いため、女性に多い
→咳をしたり、重いものを持ち上げたりしたときの尿漏れ
・切迫性尿失禁:脳血管障害などで起きる
→過活動膀胱とも呼ばれ治療可能
→骨盤内筋肉の衰えが原因(早めにトイレに行くよう指導)
・溢流性(いつりゅうせい)尿失禁:高齢の男性に多い
→絶えず少量の失禁が続く
→尿閉状態に気づかない
→前立腺肥大症など原因を治療
・機能性尿失禁
→手足の麻痺のため時間がかかる
→下着の着脱に手間取るなど、排泄行動が適切にできない(適切な介護により防げる)
・反射性尿失禁:脊椎損傷などで起きる
→尿が出なかったり、反射的に尿が出てしまう

13.皮膚の病気
疥癬(かいせん)
・原因
→ヒゼンダニが皮膚表面の角層に寄生して起こる
・症状
→激しいかゆみのある発疹(手や手首に疥癬トンネル)
・治療
→内服薬や軟膏

白癬
・原因
→白癬菌が皮膚に感染することによって起こる
・症状
→糖尿病患者は注意が必要
→白癬菌は高温多湿の環境を好む
・治療
→塗り薬による治療
→爪白癬は内服投与

薬疹(やくしん)
・原因
→薬剤服用後1~2週間後に起こる
・症状
→全身性の発疹
・治療
→原因薬剤の速やかな中止

帯状疱疹
・原因
→水痘・帯状疱疹ウイルスの再活性化によって起こる
・症状
→痛みを伴う水ぶくれ
・治療
→早期治療により後遺症の軽減が可能

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2015.09.07 05:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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高齢者の特徴と高齢期に多い疾病
11.骨、骨格の病気
関節リウマチ
※特定疾病
・特徴
→女性に多い。進行性。自己免疫が発症に関与
・症状
→起床時の手のこわばり(1時間以上続く)、全身倦怠感、関節の痛み・腫れ(左右対象に進行する)
→進行すると、骨や軟骨が破壊され、関節変形、貧血など全身症状。日内変動あり

骨粗鬆症
※「骨折を伴う骨粗鬆症」との診断で特定疾病
→骨密度が減少し、骨折しやすい状態
・特徴
→女性に多い
→骨密度は18歳頃をピークに減少するので、若年者でも発症する
・原因
→カルシウム摂取不足、運動不足、日光不足
→ステロイド剤の使用でも生じる

骨折
・種類
→高齢者に多い骨折は、大腿骨頸部骨折、脊椎圧迫骨折、橈骨(とうこつ)下端骨折
・特徴
→大腿骨頸部骨折は、寝たきりの主な原因
→転倒による受傷が多い
・予防法
→大腿骨頸部への衝撃緩和に、ヒッププロテクターが有効

変形性関節症
※「両側の膝関節または股関節に著しい変形を伴う変形性関節症」との診断で特定疾病
・症状
→痛み、歩行障害
・治療、リハビリ
→膝周囲筋の強化などリハビリテーションが有効
→必要に応じて人工関節置換術を検討

骨格の病気が女性に多いのは、閉経後のホルモンバランスの変化により、骨がもろくなるため
(次回に続く)

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2015.09.06 05:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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高齢者の特徴と高齢期に多い疾病
9.消化器の病気
胃潰瘍・十二指腸潰瘍の特徴
・胃潰瘍
→高齢者に多い
→食後数十分の腹痛
・十二指腸潰瘍
→高齢者に少ない
→空腹時痛、夜間痛
肝炎・肝硬変の原因と治療
・急性肝炎
→A型、B型、nonABC型は、各約30%、C型は約10%(D型、E型はまれ)
→食欲不振、全身倦怠感、黄疸がみられる場合は入院
・慢性肝炎
→B型は年齢とともに減少、C型は相対的に増加、自覚症状はみられない
→原則経過観察、肝酵素の上昇がみられる場合、肝炎を抑える治療が必要
・肝硬変
→輸血歴によるC型肝炎ウイルス、高齢者は進行が遅く症状は強くみられない、肝がんの合併に注意
→肝不全の予防、肝がんに対する治療が重要

10.内分泌・代謝の病気
糖尿病
・1型糖尿病:インスリンが絶対的に欠乏
・2型糖尿病:インスリン作用が相対的に不足
→症状は、口渇、多飲、多尿
糖尿病の合併症
→患う年数が長く血糖コントロールがよくないと起きる
・神経障害:下肢末端の知覚障害
・網膜症:突然の視力低下
・腎症:ネフローゼ症候群(高蛋白尿による低蛋白血症)、貧血
糖尿病の治療
・食事療法、運動療法、薬物療法
・薬ブル療法に伴う高齢者の低血糖症状は非特異的で、認知症などの進行と間違うことがあるので注意が必要
(次回に続く)

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2015.09.05 05:42 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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高齢者の特徴と高齢期に多い疾病
7.脳神経の病気
その他の神経系の病気
・てんかん
→高齢者の場合、脳血管障害や頭部外傷の後遺症によるものが多い
→けいれん、意識障害、しびれ、発汗などが生じる
・硬膜下血腫
→高齢者は転倒での頭部打撲によることが多く、1~2ヶ月後の発症もある
→血腫を手術で除去することで後遺症なく治療
・高次脳機能障害
→脳血管障害、脳外傷など大脳の一部を障害
→失語、失行、失認、見当識障害、半側空間無視等が起きる
・筋委縮性側索硬化症(ALS)
→全身の骨格筋の委縮が進行し、四肢の筋力低下による運動機能低下、嚥下障害、言語障害等
→呼吸麻痺に至ると人工呼吸器導入
→眼球運動、膀胱直腸機能、認知機能は末期まで保持される
・シャイ・ドレーガー症候群
→起立性低血圧、排尿困難、発汗低下などの自律神経症状
・脊髄小脳変性症
→主な症状は、運動失調で、ゆっくりと進行する

8.呼吸器の病気
呼吸器の病気の種類、症状と治療
・肺気腫
→喘鳴(ぜいめい)、栄養障害、労作時呼吸困難、呼気延長、口すぼめ呼吸
※呼気延長とは、ゆっくりしか吐けないこと
→禁煙指導、感染予防、在宅酸素療法、抗コリン薬、β刺激薬、気管支拡張薬
・慢性気管支炎
→咳を伴った痰が長期間毎日続く
→内服薬の服用、感染予防、去痰薬、消炎薬、少量の抗生剤(エリスロマイシン)
※慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、肺気腫と慢性気管支炎
・気管支喘息
→喘鳴を伴う発作性の呼吸困難
→気管支拡張薬、ステロイド薬
(次回に続く)


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2015.09.04 07:10 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
CIMG7016_convert_20150826084920.jpg


高齢者の特徴と高齢期に多い疾病
7.脳神経の病気
脳血管障害の仕組み、症状、治療法
・脳内出血
→血腫(血のかたまり)が脳内にできる
→頭蓋内圧亢進症状、運動麻痺、感覚障害などの脳の局所症状
→血腫除去手術
・脳血栓
→脳内の動脈などに血栓ができる
→大脳半球と反対側の片麻痺や半側性の感覚障害(血圧低下時、安静時に数時間以上かけて起こる)
→血栓溶解療法
・脳塞栓
→心臓につくられた血栓が脳に飛ぶ
→脳の局所症状、頭蓋内圧亢進症状(数分以内に起こる)
→血栓溶解療法
・くも膜下出血
→脳動脈瘤が破裂して脳表面とくも膜の間に血液が広がる
→突発性の激しい頭痛、意識障害(患者の約半数)、眼瞼下垂、複視
→動脈瘤手術
※脳梗塞は、脳血栓と脳塞栓の総称

パーキンソン病
原因
・脳の黒質の神経細胞の変性・消失(神経伝達物質ドーパミンが減少)
主な症状
・四大運動症状
→安静時震戦:初発症状の6割~7割
→筋固縮(こわばり):歯車現象
→無動:仮面様顔貌、動作の緩徐、拙劣(せつれつ)
→姿勢・歩行障害:上半身の前屈、小刻みな歩調
治療法
・薬物療法が基本
・改善薬は、L-ドバ、抗コリン薬、ノルアドレナリン前駆物質等
・不随意運動(ジスキネジア)や精神症状の副作用
・運動療法、音楽療法などの非薬物も大切
(次回に続く)


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2015.09.03 05:44 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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高齢者の特徴と高齢期に多い疾病
4.低栄養
→必要量のたんぱく質やエネルギーが摂れていないときに起こる身体の状態※血清アルブミン3.5g/dl以下
高齢者と低栄養
・消化吸収能力の低下により起こりやすい
・浮腫や貧血が生じやすく、免疫能の低下、感染が起こりやすい
主な原因と予防法
・咀嚼力の低下、唾液分泌量の低下:口腔ケア
・胃潰瘍などの病気:医療機関の受診
・食事準備が困難:訪問介護や配食サービスの利用
留意点
・血清アルブミン等も参考に、多職種協働により栄養状態の改善を図る

5.感覚器の病気
病気と症状
・白内障:水晶体白濁
・緑内障:眼圧上昇
・老人性難聴:観音性難聴(高音域から聞こえにくくなる)
・メニエール病:めまい、耳鳴り、難聴

6.循環器の病気
病気と症状
・心筋梗塞
→冠動脈の閉塞による心筋の壊死
→症状は激しい前胸部痛、しめつけ感、呼吸困難、左肩から頸部の放散痛、意識障害等
・狭心症
→冠動脈狭窄(きょうさく)による心筋に必要な酸素供給不足
→労作性狭心症:運動時の心拍数の増加
→異型狭心症:冠動脈の攣縮(れんしゅく)※安静時でも発生
→前胸部の圧迫感:ニトロ製剤の舌下投与
・心不全
→心臓のポンプ機能の低下により、臓器が必要とする血液を十分に送り出せない状態
→症状は呼吸困難など、呼吸困難時は、起座位により改善可能
・閉塞性動脈硬化症(ASO)
→自覚症状は、間欠性跛行(しばらく歩くと足に痛みやしびれが生じ、少し休むとまた歩けるようになる)
→進行すると、四肢末端部の壊死
(次回に続く)


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2015.09.02 05:42 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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高齢者の特徴と高齢期に多い疾病
1.脱水
→身体の中で水分が不足している状態
・失われる水分:発汗、尿、不感蒸泄
※不感蒸泄とは、呼吸や皮膚からの蒸発
・一日に必要な水分:1リットル以上(目安)
・背景:高齢者は若年者より水分貯蔵量が少ない、高齢者は口渇を感じにくい
・脱水の原因:下痢、発熱、高血糖、利尿剤、消化管出血等
・脱水の症状:口渇、立ちくらみ、頭痛、全身倦怠感、尿量減少、体重減少、低血圧、頻脈等
・対応:バイタルサインの確認、血液検査、尿検査、補液、入院
・予防法:こまめな水分補給、室内の温度調節等

2.廃用症候群(生活不活発病)
→日常生活の活動性の低下に伴って生じる身体的、精神的機能の全般的な低下
主な病態と予防法
・筋委縮:リハビリテーション
・関節拘縮:関節可動域訓練
・起立性低血圧:立位訓練等
・褥瘡:体位変換、皮膚の清潔保持等

3.便秘
→便の排泄が困難になっている消化器の状態
※高齢者によく見られるのは、慢性の機能性便秘
慢性便秘とその原因
・機能性便秘:腸のぜん動運動の低下、腹筋の低下、薬の副作用等
・器質性便秘:大腸がん等
予防法
・適度な運動
・水分や食物繊維の摂取
・腹部・腰部のマッサージ等
留意点
・緩下剤による便秘の調整失敗:下痢や便失禁を起こしやすい
(次回に続く)


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2015.09.01 05:38 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |