高齢者栄養の特性

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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高齢者栄養の特性

高齢者栄養の特性
・高齢者は臓器・器官の萎縮、生理機能の減退が起こるが、その程度は個人差が大きい
・この個人差を左右している要素のひとつに栄養がある
・高齢者の栄養管理は、医学・栄養学的な視点のみならず、高齢者が置かれている社会的及び経済的な立場をよく理解したうえで行わなければならない
・高齢者の疾病は、加齢による生理機能の低下という一般状態の上に起こるため、発病時期が不明瞭で自覚症状に乏しく慢性の経過を取りやすい
特定の疾患などが存在しない一般的な高齢者に対する栄養補給の考え方
1)エネルギー
・基礎代謝量、生活活動強度ともに低下するため、エネルギー所要量は低下するが、個人差が大きいため個々の体格、筋肉量、活動量を考慮して決定する
2)たんぱく質
・消化吸収率は、加齢による低下はあまりない
・栄養状態の指標となる血清アルブミン濃度が低下するため、できる限りケミカルスコアの高いたんぱく質の摂取量を成人と同様かそれ以上にする
3)脂質
・脂質の消化吸収率も、加齢による低下はあまりない
・血清脂質(コレステロール、トリグリセリド)は増加傾向を示すため動脈硬化促進に留意しなければならない
・脂質の摂取量は、エネルギー比で、20~25%とし、1日のコレステロール摂取量は300~500mg以下とする
4)糖質
・加齢に伴い耐糖能が低下し、高血糖傾向が見られるようになるが、摂取エネルギーの55~60%は糖質で摂取する
・血糖の上昇を抑えるためには、でんぷんを中心とした多糖類で摂取することが望ましい
・少なくとも1日のエネルギーの50%以上は糖質で摂るようにする
5)ビタミンとミネラル
・必要量は成人期の食事摂取基準に順ずる

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2018.05.21 05:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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