
脳内出血
脳内出血とは
・脳実質内の出血のこと
・血腫により脳細胞が圧迫され、局所神経症状および頭蓋内圧亢進症状を示す
原因
・脳内出血の原因には様々なものがあるが、主要な原因は高血圧である
・高血圧は生活習慣と関わりがあることが多いため、生活習慣の改善と降圧治療薬が投与される
・高血圧の他、脳動静脈奇形、海綿状血管腫、脳アミロイドアンギオパチーなどの血管病変も脳内出血(特に皮質下出血)の原因となる
出血部位
・最も多いのは、被殻出血である
・重症で意識障害を伴い予後が悪いのは脳幹出血(多くが橋出血)と視床出血である(出血量が少ない場合、予後は悪くない)
治療方針
・CTによる出血量、出血部位の確認と意識レベルなど神経症状を評価して方針を決定する
1)切迫する脳ヘルニアを示す所見
・意識障害、対光反射消失、対側の片麻痺、血圧上昇と徐脈、血腫側の瞳孔散大
2)内科的治療(急性期)
・呼吸管理(必要に応じて挿管、人工呼吸)
・輸液(電解質の補液)
・血圧管理(できるだけ早期に収縮期血圧を140mmHg以下に下げる)
・抗脳浮腫薬(グリセロール、マンニトールなど)
※瞳孔が散大していて対光反射がなくマンニトールなどの抗脳浮腫薬を投与しても対光反射が戻らない場合は、一般的に手術の適応外となる
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