認知症の危険因子と予防について、ご紹介します。
認知症予防とは、認知症発症の危険因子を取り除くことです。
アルツハイマー病と血管性認知症を発症する危険因子を減らすことは、認知症の予防効果が大きい。
1.MCIによる予測
・認知症の前段階であるMCI(軽度認知障害)は、記憶障害だけでなく、思考機能、注意喚起、言語機能、視空間認知機能といった多面的な認知機能を考慮して判断する。
※Mild Cognitive Impairment::軽度認知障害
2.IADLによる予測
・認知症の診断基準のひとつに、「社会生活や職業生活に支障をきたす」というのがあります。従って、IADLで求められている行動が低下していると、認知症の発症率が高いと言える。
※Instrumental Activities of Daily Living:手段的日常生活動作能力
IADLのチェック項目
1)自分で電話番号を調べて、電話をかけることができる
2)自分で日用品の買物ができる
3)自分で食事の用意ができる
4)自分で掃除ができる
5)自分で洗濯物、食器の整理ができる
6)ひとりでバスは電車を利用して、もしくは車を運転して、外出できる
7)薬は、決められた分量を決められた時間に服用できる
8)銀行や貯金の出し入れ、公共料金の支払い、家計のやりくりなど金銭管理ができる
国際老年精神医学会のAACD(加齢関連認知低下)における認知機能障害の対象
・記憶、学習
・注意、集中
・思考力(問題解決能力)
・言語(理解、単語検索)
・視空間認知
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2014.06.25 07:20 | 認知症ケア専門士試験対策 |
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