一次判定と二次判定について、ご紹介します。
一次判定
・基本調査結果をもとに、コンピュータが要介護認定等基準時間を算出する
※一定の基準に該当する運動能力の低下していない認知症高齢者の場合は、さらに加算した上で一次判定する
・一次判定で用いるコンピュータの推計方法を樹形モデルという
・要介護認定等基準時間は、介護の必要の程度を判断する指標となる
※実際の介護サービスや家庭での介護時間とは異なる
・市町村は、一時判定と認定調査表の特記事項、主治医意見書を介護認定審査会に通知し、
1.要介護状態、または要支援状態に該当するか否か
2.該当する要介護状態区分、または要支援状態区分
3.第2号被保険者については、心身の障害が特定疾病によるものか否か
上記の点について審査・判定を求める
二次判定
・介護認定審査会で二次判定が行われる
・認定調査表の基本調査結果と特記事項、主治医意見書の内容とを比較し、一次判定の結果に不整合がないかを確認する
※内容に不整合があった場合、再調査を行うか、必要に応じて主治医や認定調査員に確認し、一部修正する
・第2号被保険者の場合、主治医意見書の記載内容に基づき、特定疾病にかかる診断基準も参照して、特定疾病に該当していることを確認する
(次回に続く)
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