高齢者の感覚器障害について、ご紹介します。
高齢者の感覚器は、加齢による変化が明らかに現れる
1.視力
加齢により、白内障、緑内障、黄斑変性症などの疾患が起こりやすい
・白内障
→目の水晶体が白く濁って視力が低下する
→糖尿病や眼球内の炎症によっても起こる
・緑内障
→眼圧が異常に上昇し、視神経が圧迫されて起こる
→徐々に視野が欠け、視力が低下する
・黄斑変性症
→網膜の中心にある黄斑部の変性によって起こる
→視力低下や中心部暗点(中心が見えない)
視力低下が著しく日常生活を送るのが困難になった場合、水晶体を取り出し、人工のレンズを入れる外科手術が行われる
2.聴覚
高齢者の聴力低下は、感音性難聴であることが多い
※感音性難聴とは、高音域ほど聞こえが悪く、左右とも同じ程度に聞こえないのが特徴
有効な治療法はなく、必要に応じて補聴器を使用する
※難聴により介護者とのコミュニケーションが困難になると、高齢者は疎外感を抱いたり、抑うつ状態になることがあるので、難聴に対する理解が必要
3.味覚
視覚や聴覚ほど加齢の影響を受けにくいが、薬剤の副作用や口腔乾燥、口腔真菌症が原因で低下することもある
※味覚低下による、塩分や糖分の過剰摂取に注意が必要
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