引き続き、神経系の疾患について、ご紹介します。
くも膜下出血
→脳動脈の壁が膨らんで破れ、脳のくも膜の下に出血するもの
・原因は不明で、血圧が高まる活動時に多く発症する
脳血管障害の治療法
急性期の治療
→手術療法、薬物療法を行う
・脳血栓、脳梗塞では、血栓溶解療法
・くも膜下出血では、動脈瘤手術
・脳内出血では血腫が大きい場合や小脳にある場合は、血腫除去手術
慢性期の治療
→運動や言語訓練など継続的なリハビリテーションを行う
・脳血管障害は再発しやすく、再発を繰り返すたび障害は重くなる
・年齢や社会的活動度、他臓器の疾患などを考慮した再発予防を行う
・血圧管理、薬物治療を行う場合、副作用に注意する
2.硬膜下血腫
・転倒による頭蓋骨外傷などが原因で、硬膜の下に徐々に血腫ができ、脳を圧迫して起こる疾患
・男性に多い
・些細な打撲でも生じることがある
・特に、重傷後1ヶ月ほど経ってから症状が現れる慢性硬膜下血腫が重要
硬膜下血腫の症状
・頭痛や意識障害などの頭蓋内圧亢進症状、運動症状
・記憶や判断力の低下などの認知障害
・高齢者では、脳萎縮により頭蓋との間の空間が大きいため、頭蓋内圧亢進症状は目立たない
3.高次脳機能障害
・言語、記憶、認知、判断、行動、情緒、人格など大脳が司る機能の障害
・失語、失行、失認などが現れ、病変の範囲が広がると認知症を生じる
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