神経系の疾患(2)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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引き続き、神経系の疾患について、ご紹介します。

くも膜下出血
→脳動脈の壁が膨らんで破れ、脳のくも膜の下に出血するもの
・原因は不明で、血圧が高まる活動時に多く発症する

脳血管障害の治療法
急性期の治療
→手術療法、薬物療法を行う

・脳血栓、脳梗塞では、血栓溶解療法
・くも膜下出血では、動脈瘤手術
・脳内出血では血腫が大きい場合や小脳にある場合は、血腫除去手術
慢性期の治療
→運動や言語訓練など継続的なリハビリテーションを行う

・脳血管障害は再発しやすく、再発を繰り返すたび障害は重くなる
・年齢や社会的活動度、他臓器の疾患などを考慮した再発予防を行う
・血圧管理、薬物治療を行う場合、副作用に注意する

2.硬膜下血腫
・転倒による頭蓋骨外傷などが原因で、硬膜の下に徐々に血腫ができ、脳を圧迫して起こる疾患
・男性に多い
・些細な打撲でも生じることがある
・特に、重傷後1ヶ月ほど経ってから症状が現れる慢性硬膜下血腫が重要

硬膜下血腫の症状
・頭痛や意識障害などの頭蓋内圧亢進症状、運動症状
・記憶や判断力の低下などの認知障害

・高齢者では、脳萎縮により頭蓋との間の空間が大きいため、頭蓋内圧亢進症状は目立たない

3.高次脳機能障害
・言語、記憶、認知、判断、行動、情緒、人格など大脳が司る機能の障害
・失語、失行、失認などが現れ、病変の範囲が広がると認知症を生じる


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2015.03.17 07:30 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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